TakahiroImaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

TakahiroImai

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

チェ・ウシクかっこいい。

「(山水景石が)すいついてくる」ってセリフにゾワっとする。
濁った水から浮かび上がってくる石と、透明な川に戻される石。
水は低いところへ流れていく。


映画の中で、貧困層
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.5

サイコフレームにびっくり。
機械技術と人間の超能力との共振こわい。

人の分かり合えなさ、情けなさでいっぱいの映画。

シリーズを通して、アストナージさんが好きだから、どうしようもない気持ちになる。悲
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

神話だと思えば、怖くはないけれど、そうだと思っていなかったから、ただただ怖かった。

とはいえ、映画の中の論理ではハッピーエンドでちょっと救われた。

けれど、実際の感覚で言うと、お母さんが家族を失っ
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.8

悟空のいう「元気に暮らせよってこと」って、いい台詞。仲間でなくても、それぞれ元気でっていうのは現代的だなと。他者への寛容さ。

キャラクター名を歌詞に使ったBGMや戦闘が進むにつれ舞台がコロコロと変わ
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空飛ぶゆうれい船(1969年製作の映画)

3.5

想像よりも社会派映画でびっくり。
ジョン・カーペンターの『ゼイリブ』思い出しちゃった。

レイアウトが決まってて、動いていなくてもずっと画面見ちゃう。宮崎駿さんのパートといわれる、ゴーレムと国防軍の市
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.2

舞台が列車だから、目指すべき地点(先端)に向けてただただ直進していく映画。

そのどんつき。
カーティスとウィルフォードが座を共にするシーンで、それぞれの切り返しから、カメラがスーッとイマジナリーライ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.8

陽光の当たる昼間の河川敷に怪獣(グエムル)が、出てくるのがいい。見えない怪獣じゃなくて、見える怪獣。最初から最後まで、ずっと見えている。

元暁大橋へと走るペ・デュナを捉えた、ロングショットの美しさっ
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃよかった……。

地を這うように動き回るカメラワークと、地上からスーッと離れていくドローンショットがとても印象的。

地名と共に映し出される各地のドローンショット。そこに映された景色の中の
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.0

アダム・ドライバーの事どんどん好きになっていく。

カイロ・レンからベン・ソロに変わる直前、「どういう顔で(家に)帰ればいいか分からない」と心情を吐露する時の表情と声の震え。見るまでは想像できないよう
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.0

騒動に巻き込まれて、お家やクリスマスの夜をめちゃくちゃにされた人たちがかわいそうで、見ていられなかった。

ラストシークエンスで、
「ハッピーエンドだー」って顔を主人公一家はしているけれど、全然そうじ
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.8

犬の着ぐるみを来たおじさんと、「盛会じゃね!」おじさんに笑っちゃう。

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.5

相手の作ったルールに乗る必要はない。

けれど、自分とは異なる人(異なる姿の者)の声に、真摯に耳を傾けること。

ルールは双方の擦り合わせによって合意形成される。

キャロルが、幼少期から失敗のたびに
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.2

「マリッジストーリー」としか呼べないような映画だった。

でも、ケラケラ笑いながら見ちゃった。
アダムドライバーかわいい。

言葉にしたり、はっきりとした形では現れないけれど、愛のようなものは満ちてい
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.0

パロディの連続に困惑。
それは前作だったり、前作以後に起こった社会現象だったり。

シーンの起点が、アニメーションではなく音楽や音声なのは、ちょっと意外だった。

その時々の自分にとって生きやすいとこ
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

デ・パルマ作品だと知らなかった。
観たら、作家性ゴリゴリに出ていて笑う。

丁寧な画作りで、画面のどこを見ればいいのかすぐ分かるからすごい。
至福の時間。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.5

どんな困難な状況でもジョン・ウィックなら大丈夫だと思えるから、楽しい。
無敵の人を観るのは安心。
前作以上に、プロのお仕事。

映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!(2016年製作の映画)

4.0

傑作。

田中裕太監督の作品は、どことなく幾原邦彦監督の作品を彷彿とさせる。うまく言葉にできないけれど。(光と影の演出、分け与えるというテーマなど)

なにより全編通した丁寧な演出が最高。

夕暮れ時
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.0

最後までちゃんと観た。
がんばった。

映画に対する、リアリティの考え方が本作と僕とでは決定的に異なっていて、あーこういう考えもあるのかという気持ち。
みんなちがってみんないい。
たぶん。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.6

タバコがとても美味しそう。

テレビショーに出る練習をするアーサー(ホアキン・フェニックス)が、かわいい。ラストシーンのドタバタコメディも笑っちゃう。

けれど、殺人を重ねる度に、生きやすくなっている
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

苦しいことや辛いことがあっても、諦めずに真っ当に生きる人。そういう人が報われる映画だった。

映画愛に満ちた映画と言われているけれど、それよりも映画から娯楽の覇権を奪う側であるテレビドラマへの愛に満ち
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.5

対照的な二人の刑事。

その二人が、ホモソーシャルかつ閉鎖的な世界に身を浸す中でと少しづつ、けれど確実に同一化していく。そのジワジワと変わっていく様が、気味悪い。

男性を有害化させるこの社会から逃れ
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機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

4.2

カイが膝を抱いて泣く姿が、一枚の絵として、とても美しくて、同時にとても悲しくて、どうしようもない気持ちになる。

主題歌の使い方。シークエンス変わりでカットアウトした後、また頭からかけるって、カッコい
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天気の子(2019年製作の映画)

2.5

「大丈夫」という言葉はつよい。

罪と罰その両方をたった一言で肯定するのは、すごいなと思う。

新海作品とはずっと肌が合わなかったけれど、今回はじめて新海さんの方がコッチをチラッと見た気がした。

(
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.8

戦う道具は自分で作る。
たとえ戦いの最中に自身の武器が無くなってしまっても、いまここにあるものを使い、知恵を絞り、新たな武器を制作する。

アイアンマンシリーズから続く、DIYの精神が映画全編に現れて
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