水の中に、亡き港の姿を見るひな子。
「形なきものに形が与えられ魂が宿る」
それって、まんまアニメーションのことだよなー。しかもそれは人の業でもあり、ある種の救済でもあるよなと。
形がなくなった時に>>続きを読む
絵が動くという衝撃は、何年経っても変わらないのだなと思う。
描きこみの量の凄まじさ。
一つの画面に複数の筆触をもつ絵が混在するというのにも、驚いた。ゼペットさん家のシーンとか。
狐のファウルフロー>>続きを読む
花を分け与えることは、命(もしくは愛)を分け合うこと。分け合うことで、人と人は繋がり、縁は巡っていく。
1993年のセーラームーンRから、最新作の「さらざんまい 」まで一貫したテーマが、幾原さんには>>続きを読む
平成VSシリーズのリアルタイム世代だったので、感無量だった。
ゴジラやギドラ等の戦闘シーンを、ロングショット捉えるの最高にカッコいい。
あと、南極でモナークの一員が逃げ惑うシーンや、娘を助けるため>>続きを読む
あまりにも、あまりにもな作品で号泣だった。アニメ見続けてきてよかった。ガイナ立ち……。時代や制作者を超えて継がる魂……。
あと、各テーマ曲(バーニッシュ、バーニングレスキュー)が、冒頭から繰り返しか>>続きを読む
最初から最後まで脚本家の中島かずき節が炸裂している。過剰すぎるほど過剰なのに、破綻していないのはどうしてなんだろう。
全編3Dでの作画。けれど、途中ガラリと雰囲気を変える手描きの作画パートがある。そ>>続きを読む
絵が動くとなんだか幽霊のように思えてくるから不思議。アニマ。
「1940年に制作されたとは思えない」とつい思ってしまうけれど、きっとこの感想はどこか違う。
技術は年月と共に進歩するとは限らない。
このレビューはネタバレを含みます
世界の秩序を守るために払われる犠牲は、強制されるものではない。それぞれの人が選択するものだ。
サノスが強制する犠牲と、アベンジャーズのナターシャやスタークが選ぶ犠牲とは決定的に異なる。
個人の選択>>続きを読む
敵であるサノスのルールに乗り続けるヒーロー達を見つづける事がとても苦しかった。
「人を救いたくて医者になったのに、人を殺した。」と話すドクター・ストレンジ。
大きな善を優先するのか、スパイダーマンのように「良き隣人」として生きるのか。
MCUには色んな形のヒーローがいるのだな>>続きを読む
信じるものが異なる時、拳を突き合わせても解決しない。
相手を思いやること。
その想いを言葉にすること。
その上で、それぞれの道を進めばいい。
信じる道が異なっていても。
夜の窓ガラスに浮かぶ自身の姿をみて、ヒーローであることを自覚するスターク。
彼はその後の会見シーンで、自身がアイアンマンである事を迷いながらも宣言する。
ヒーローって、元から存在するのではなく、なる>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭の列車の車輪が回るように、カラカラとフィルムが回り映しだされるダンボの姿に泣いちゃう。
あと、コリン・ファレルの顔で泣いちゃう。いい俳優さんだなー。
ある光景を大勢でみるって、尊い。
アメリ>>続きを読む
先生と生徒が共闘するって素敵。
オールマイトとデクの2人が協力し合うラストバトルで透けて見える過去と未来の光景。(2人が塔を並走しながら駆け上がるうしろ姿を見るメリッサ!)
なによりアニメーターの中>>続きを読む
超絶大傑作。
で、はっきり分かった。
僕、スパイダーマンだったわ。
マスク姿で「愛してる」っていうの、すごいことだと思う。マスクをかぶっていても、かぶっていなくても、私は私なのだ。
映画とテレビ番組の違いって何だろうか?と思いながら見た。
テレビシリーズの映画版だからといって、いつものテレビ版と変わらぬ作り。ナレーションも入る。劇中に起こる出来事も、いつもと変わらない。
(台>>続きを読む
ゾディアックに翻弄される人の群像劇。
フィンチャーの映画って、サスペンス映画だけどいつもラブストーリーのようでもあるから、とても好き。ロマンチック。
「映画術 ヒッチコック/トリュフォー」(晶文社)のインタビュー音声を聞いていると、この会話が“いまここで”行われているようで、驚く。
足りないところを補い合う関係って、いいなと思う。
クライマックスへの流れ。
行ってもいいし、行かなくてもいいし、選ぶのは私。そういう多様性と自由さが映画全編に満ちている。