たかきょさんの映画レビュー・感想・評価

たかきょ

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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

小説未読でしたが、伊坂作品がどう映画化されたのか、興味深く鑑賞しました。
小説は後から読みましたが、ほぼストーリーは小説通りでした。キャラクター設定が少しわかりやすくしてあったので、逆に小説を読んだ時
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フラワーショウ!(2014年製作の映画)

2.5

実話に基づいたストーリーとのこと。結果がわかっている分、安心して観れました。
庭のデザインは魅力的?なのでしょうが、薬品の量だったり、運搬後の野草の管理だったりが素人的な感じがして、「権威ある」とされ
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.5

1人の女性の死に対して、それに関わった人たちの葛藤が、主人公の目を通して描かれていました。主人公が淡々としているので、確かに「偉そう」にも見えるのですが、研修医に言った「患者に流されない」を精一杯実践>>続きを読む

メリエスの素晴らしき映画魔術(2011年製作の映画)

3.8

一度は観てみたいと思っていた月世界旅行。リマスターの過程やメリエスの他の作品も観ることができて良かったです。
この原点があって、今映画を楽しめるのが感謝です。瞬間移動やコマ割りの演出は、かなり初期から
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.6

東西併合後の旧東ドイツのスーパーマーケットの新人従業員が主人公。なんとなく他人と距離を取りながらも、少しずつ馴染んでいく姿には好感が持てました。
でもそれだけではない「何か」。「何か」で嫌な態度になっ
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パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013年製作の映画)

3.0

演奏が良かったです。出演者を確認したら、やはりバイオリニストさんなのですね。技巧の凄さもですが、艶のある華やかな演奏が素敵でした。
物語ではパガニーニの演奏に対する姿勢が今ひとつ、読み取れなかったです
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秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

3.0

随分前に映画館での予告編で気になっていた映画。2時間半の長さを感じさせないスピード感でした。でもその分か、人物の掘り下げが少ないようにも。真相解明よりも、人がどんどん死んでいく感じが残りました。
漫画
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地中海式 人生のレシピ(2009年製作の映画)

2.5

地中海というので、イタリアかと思って観たらスペインでした。天才的な女料理人と幼馴染の男性2人の微妙な関係…を描いている割には、結構カラッと明るく進むので、後味は悪く無いですが、感情移入はしにくかったで>>続きを読む

死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.0

以前から気になっていた映画。
最後を想像させるだけに、辛い内容かと思いましたが、フンワリ終われました。
題名の10をカウントダウンされるとキツかったと思います。
最後まで主人公の愛し方で進んでいくスト
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

2.4

久々の映画館鑑賞。音を表現するためか、一つ一つの映像時間がゆったり取られていて、何度か睡魔に襲われました…が、自分の時間感覚の再認識にはなりました。
どうしても物語を求めてしまうので、映画そのもののス
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

2.8

以前映画館で観だのですが、スタイリッシュな部屋以外はあまり覚えていなかったので、再度鑑賞。
スタイリッシュなインテリアや食事が印象的でした。が、やはりストーリーは今ひとつ腑に落ちない?感じで終わりまし
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

2.7

サイコ・サスペンスとわかって観たのですが、怖いと言うより嫌な感じでした。物悲しい音楽やストーリーの中心が喪失感だったことで、サイコさがあまり気になりませんでした。最後のスッキリはこれで良い気もしますが>>続きを読む

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.8

子供の独立や親の介護、離婚まで、凹みながらも未来へ突き進んでました。前向きになると言うよりは、読書や仕事、バカンスといった日常を普通に続けることで、良い変化は訪れる…といった感じでした。
ただそう思え
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ズーランダー(2001年製作の映画)

2.8

おバカ映画で楽しみたいと思って鑑賞。ファッション界の問題を踏まえつつの、真面目なおバカ映画でした。
多くの有名人がカメオ出演されていた中でも、デビッド・ボウイの綺麗さは印象的でした。その他スケルトンカ
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オンネリとアンネリのふゆ(2015年製作の映画)

3.2

アンネリとオンネリの2作目。さすがにフィンランドの冬は寒そうでしたが、服やインテリアの豊かな色彩がホンワカした雰囲気を作っていました。今回も事件は起こりますが、全く手に汗握らず…まったり観れる映画でし>>続きを読む

ハイヒールを履いた女(2012年製作の映画)

4.0

シャーロット・ランプリングの陰のある表情が、ストーリーの根幹のように思います。表情に引き込まれました。
ただ…最終的に皆さまのレビューで補完させてもらって、ようやく完結できました。

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.2

原作を随分前に読んでいました。確かもう少し時間や物語が交錯していたような?
映画では時間軸が守られていたので、その分交錯した物語の印象が少なかったです。
エンディングの本物の「斉藤さん」の歌が響きまし
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乙女の汚れた裸(2013年製作の映画)

2.8

以前映画評を読んだ…と思いましたが、日本未公開のようなので、違ったようです。
観る前に面白そうかとレビューを見てしまいましたが、見ていなかったら多くの方が書かれているように、よくわからないまま終わった
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建築学概論(2012年製作の映画)

3.8

公開時に話題になっていたような記憶が。
大学一年生の2人と、大人になった2人。二つのストーリーが楽しめました。
建築学概論という建築の学び始めと、建てるという実物大の建築行為が、2人の関係のその時のリ
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ブロークン・ポイント(2014年製作の映画)

2.5

登場人物の関係、事故?の結末等わからないことが色々。鑑賞後、皆様のレビューで確認し、チェーホフの戯曲「かもめ」がベースであることがわかりました。とは言え、劇を観たことも読んだこともなかったので、あらす>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.6

以前映画館で予告編を観た時は、もう少しカルチャーショックが面白く描かれたストーリーかと思いましたが、少し社会生活からはみ出たお父さんの成長物語?でした。
最後のシーン、少し長めでしたが良い余韻になりま
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.2

初ロイ・アンダーソン作品。題名が気になるものが多かったのですが、予告を観てもよくわからないので、躊躇していました。
感想は予告を観た時と同じく、よくわからないままでした。
が、一つ一つのエピソード?が
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.6

実話であることは知っていましたが、人物名に馴染みがないので、最初の方はあまりシチュエーションが理解できませんでした。もう少しアメリカの選挙やTV局の立ち位置や番組を知っていたら、楽しめそうなところも。>>続きを読む

オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.5

可愛らしい世界観の映画でした。全く手に汗握らない展開が、良かったです。
続編が2作出ているようで、3作目の写真では、2人の主人公がかなり大人になっていました。女の子の夢が詰まった世界観が、このままいく
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.8

IQが高い故かいつもイライラしていた主人公の成長物語。リストの項目は真剣に捉えると、かなり難しそうに思えるものが多かったですが、さすがアメリカ青春?映画…な進み具合でした。
最初の尖った正義感溢れる主
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.5

ハネケ監督、3作目。最後のカットはハッピーエンドなんでしょう。各々にとって何がハッピーか、この先もハッピーかは別にして。
おじいちゃんが言っていた、「実際には手が震えること」が、「テレビで観ると普通に
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.5

無料漫画で数話読んで、続きが気になったので、評判が良さそうなこともあり映画で観ました。
ストーリーのテンポも良く、飽きることなく最後まで楽しめました。原作はもう少し各エピソードに広がりがあるようですね
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

シアーシャ・ローナン続きで鑑賞。17歳の女子高生の家族や友達、恋人との心の揺れが丁寧に描かれていました。突っ走る時のイキイキした感じと、立ち止まった時の不安な気持ち、シアーシャ・ローナンがやつ素敵でし>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

シアーシャ・ローナン続きで鑑賞。1950年の頃、まだまだ地元から出ない事が普通であったアイルランドの生活から、アメリカに渡り知ったブルックリンでの生活が対照的に描かれていました。
最初のオドオドした時
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

2.5

シアーシャ・ローナンが見たくて鑑賞。
事件の陰鬱さと、家族の日常と、主人公のいる場所を対比的に表現されていた?ように思ったのですが、なんとなくどれもが中途半端な印象で終わった感じも。
ストーリーはとも
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

若草物語関連は小説も含めて初めてでしたが、楽しめました。ただ時間が前後するストーリーなので、少し戸惑ったところも。

特に主人公のシアーシャ・ローナンの瞳が、希望や後悔、戸惑いと言った様々な感情を魅力
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.2

公開時に鑑賞し、あまり後味が良く無かった割には気になった映画という記憶でした。色々なところで評価されているのを目にしていたののもあり、2度目の鑑賞。
大まかなストーリーと後味の悪さは同じでした。ただ何
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.0

フィンランドの生活を見たくて鑑賞。フィンランドサウナが出てこなかったのが残念でした。
どちらかと言うと普通?の若者の一年でした。モノを無くした…と言っても新聞も来るし、弟君に食品を届けてもらって、起こ
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

4.0

一作目に引き続き、スピード感のあるアクションで、モリアーティ教授との駆け引きが描かれていました。小説とは(多分)違った描き方でしたが、慣れてきたこともあり、このコンビの物語として違和感なく楽しめました>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.5

ウェス・アンダーソンらしい?絵本のような映像とストーリー展開でした。求めていた通りだったので、大変満足なのですが、ちょっと求めていた通り過ぎ?な気も。
俳優陣が豪華ですが、印象的だったのは主人公の一途
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

ウディ・アレンの映画を特に好きと思っているわけではないのですが、つい観てしまいます。今回も?恋人との関係を描くストーリーでしたが、いつも通りキュートなキャストと軽めの音楽で、素敵に仕上がってました。>>続きを読む