TakamaruSuzukiさんの映画レビュー・感想・評価

TakamaruSuzuki

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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

面白かったし、久々に感想を書きたくなる作品だった。原作も読んでみたい。パンデミックを経験したからこそだと思うけど、作中に漂う終末感に妙なリアリティを感じざるを得なかった。断片的な一次情報と出所の不確か>>続きを読む

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.0

本で読んだよかった部分がほぼ端折られてて、うーむ…となった🫠

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.0

邦題ださすぎて引いた。そのままグラウンド・ホッグデイでよかったですやん…

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

"漫画が動いている"という新感覚。サイドストーリーを挿みつつも、ここまで表現として「漫画の映像化」に振り切ったのはある意味新しい気がする。そして、これが原作ファンが1番"観たかったもの"だったような気>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

師弟愛。至言。
"笑わせるんだ、笑われるんじゃねぇ"

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

息つく間のない怒涛の2時間。これ実話って、、恐ろしすぎる、、

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ようやく!なんとか滑り込みIMAXで。 
終盤、「TENET」の意味が分かったときは気持ちよかったなぁ。笑

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

パルム・ドールに続き、オスカーまで獲ってしまっては見逃すわけにいかず、受賞翌日に観賞。ミーハー丸出し…w

アフリカ的な貧困や、借財などから闇堕ちしてしまった人たち(=地下)ほどではないものの、ギリギ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

7000rpm、時速300kmを越える世界。エンジンの呻り声、タイヤの悲鳴、揺れる歓声、これらを圧倒的な臨場感で伝えてくれたIMAXというテクノロジーに、ただただ感謝。手に汗握るレースシーンは見応えあ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

2020年1発目の映画館、幸先良いとしか言いようがない良作。

全体的にコメディとファンタジーを交えながら、戦争ものにしては驚くほどライトに仕上がっています。老若男女を問わず楽しめる仕立ては意図的なも
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.5

デ・ニーロにジョー・ペシ、アル・パチーノでスコセッシとあらば観ない訳にはということで。

グッドフェローズのシニア版という趣きで、派手なドンパチやヒリヒリはないものの、その分人間関係が色濃く描かれるこ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

良かった。アイデア勝ちなとこも若干あるけど、ダニーボイルらしいテンポの良さで最後まで飽きないし、ライブも録音ではなく実際に撮影したとあって臨場感がある。パンクなヘルプも良かったし、「あのシーン」もグッ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

ホアキンすげえなぁ。これはオスカーあげてほしい。

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.5

過去最大級の台風にびゅんびゅん吹かれながら鑑賞。ブラピが若いのなんの…!
昔の僕ならやれ大味だとかいちゃもんつけていた気がしますが(笑)、子どもから大人まで楽しめる仕立てで、しっかりお金をかけて、人気
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

オープニングシークエンスから圧倒的な格好良さ!タランティーノ万歳!

撮りたい画、やりたい事、好きなもの、全部詰め込みました!って感じなので、映画としての完成度は置いておくとして、タランティーノらしさ
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.0

丁寧で良い映画なんだけど、真新しさ、事件性は皆無。この辺りを求めると違うな、となってしまうと思います。あまりに淡々としているので隣のお席の方は爆睡遊ばせていらっしゃいました。
みんな上手かったけど、特
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キングダム(2019年製作の映画)

3.0

基本的にこの類の映画化は見ない主義なんですが、何だか評判が良いので行ってきました。

総論、原作からあまりにも多くの感動をもらい、あまりにも原作を愛しすぎたファンとしては、やはり自前で拵えた世界観に浸
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

愛すべき2人。後味最高。

映画とは関係がないのですが、観終わった後ふと心に浮かんだのは、故ハンス=ロスリングが遺作「FACT FULNESS」で繰り返し主張する「世界は完璧ではない。が、確実に良くな
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.0

酷評レビュー多いけど素晴らしい作品だと思います。人の内面、人間性に迫ろうとする態度が猛烈。あえて解像度の異なるフィルムを使い分け、60年代のレトロ感と宇宙空間のクリアなコントラストを生み出していたりと>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.5

何気に初キューブリック。バイオレンスを芸術に昇華してしまう美的センスの異常さ。名曲「雨に唄えば」を歌いながら嬉々として暴行するシーンはぶっ飛んでるとしか言いようがないが、と同時に芸術として成立してしま>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.0

バーレスク観たときとほぼ同じ感覚。
レディーガガの凄さ、ブラッドリー・クーパーの魅力だけが映画から飛び地になっている感じ。それは2人のパフォーマンスが素晴らしいのと対比的に(いや素晴らしいからこそどう
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.5

レオ様の執念。オスカーってここまでしないと取れないんですか?笑

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

フレディが最も感性を研ぎ澄まし、Queenが最も一枚岩で、輝いていた栄光の時代。その象徴「ボヘミアン・ラプソディ」をもって名実共に栄華を極めたQueenは、紆余曲折を経て、Live Aidのステージに>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

4.0

全く期待していなかった、が予想外に良かった。

戯曲「サロメ」に擬えて、主人公・累の狂気と執念を巧妙に描いた脚本と、それを見事に演じ切った主演二人。

特に太鳳ちゃん!一人称としてのニナの人格変容と、
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

良いミュージカル映画のお手本のような作品。 作り手の熱量・一体感が楽曲へ乗り移り、その魅力的な楽曲の集積が、ともすれば単線的(でも分かりやすい)なプロットを大作へと昇華する。

「最も崇高な芸術とは、
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

降るはずのない雪が降りしきる世紀末的な退廃都市LAに前作の意匠を継承しながら、その上に新たな地平を築いた新作。

この映画を理解する上で助けになりそうなのが、ハイデガー著「存在と時間」。存在論の大家で
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