ふじPONっさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

印象的だったのは食事のシーン
最初は2人だった食卓が、だんだん増えて最後には5人になる。
食事は生命を象徴し、それに反して母の病状は悪くなる。
余命宣告をプラスに捉えて、残された時間を時には優しく、時
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メメント(2000年製作の映画)

4.3

一枚のポラロイド写真。
それがだんだん薄くなる…。

保険調査員のレナードは妻をレイプした犯人を追っている。
が、記憶が10分しか保てない障害があるのだ。
犯人を追う手がかりはポラロイド写真とメモ、そ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.8

「警察がセミオート銃を使えば敵はフルオート銃、防護服を使えば貫通する玉を使う。君が変装して空を飛べば同じ奴が現れる」

前作ラストでゴードンが言った事が本作ではその言葉の通りになる。それを体現した敵こ
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ストリート・オーケストラ(2015年製作の映画)

2.8

実話物

オーケストラのオーディションに落ちたヴァイオリニストの主人公。そんななか紹介された仕事はスラム街の学校で音楽を教える事だった。

勝手なイメージで、違うとわかってはいるが、ブラジルの子供は下
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.9

トヨエツの深い「愛」に涙し、
伊勢谷の嘘臭い「愛」にイライラし、
神木隆之介の不器用な「愛」にもどかしくなり、
伊藤英明の内に秘めた熱い「愛」に胸が締め付けられた。

後編の将棋のシーンも良い。対局中
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.3

好き。

男がバーにやってきて自分の小さい頃からの話をするのだが…

僕は続けざま2周しました。
一回目では気にもしなかったセリフが二回目はまったく違った印象に。
イーサンホークが事故から整形するのだ
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

4.2

1910年代の英国に植民地のインドから渡航し、差別がある中一つの事を成功させて、認めてもらうには相当な苦労があったはずだ。映画に描かれている事以外にも。
また、天才が天才を認める事の意味や複雑さ。戦争
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ウォークラフト(2016年製作の映画)

3.6

まるで最新のゲームをやってるような世界観と綺麗なCG…と思ったらゲームの世界を映画化したらしい本作

大きくはオークと人間の戦い。
元々住んでいた人間の土地に、滅びゆく故郷に見切りをつけたオークが攻め
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ウィンターストーム 雪山の悪夢(2016年製作の映画)

2.9

ダメオヤジの父性が暴発

問題を起こす人の間際の心理は案外こんな感じに訪れるのかも。
外側だけ観てると、もっと強烈な映画があるだけにインパクトは薄いが、自分で妄想・想像を膨らませていくとリアリティがあ
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ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声(2014年製作の映画)

4.1

ボーイ・ソプラノは人生のわずかな期間に神様から与えられる贈り物

才能がありながらも素行に問題のあるステットの、子供の時期のほんのわずかな時間の物語。

ニューヨークでのコンサート
緊張する団員を前に
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怒り(2016年製作の映画)

3.9

大切なものは減っていく

ある事件の容疑者らしき人物と、その周囲の人の群像劇。

観ていて途中でゾクっとした。
普通に考えたら容疑者側の気持ちよりも、その周囲の人間の気持ちの方が分かるはずなのに、反応
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

空に憧れ複葉機に乗り、空軍では戦闘機。その経験を活かし旅客機のパイロットへ。
確かな経験、それに頼らずに不断の努力を重ねた機長。

離陸直後エンジントラブルにあい、わずかな時間で決断しハドソン川に不時
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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

4.0

これは真実に基づいた物語

1920年代のアメリカ
門前払いをくらい続けた新人作家のトマス(ジュード・ロウ)だが、ある編集者の目に留まる。「老人と海」や「グレードギャッツビー」を編集したマックス(コリ
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聖の青春(2016年製作の映画)

3.7

天才プロ棋士、村山聖(松山ケンイチ)の短くてアツい自伝的映画

将棋を知らない人でも羽生善治は知っているだろう。その羽生のノリにノっている時期に五分の勝負をし、お互いをライバルとして認め合ってたのが、
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ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

2.2

笑いの共感は難しい。
松本人志のコントは好きだけど映画はニガテ
板尾創路の脇役は好きだけど、メインはニガテ

この作品は
大人計画は好きだけど、松尾スズキの監督映画はニガテ
とゆー事になるんだろーか。
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スルース(2007年製作の映画)

2.8

スルースとは「探偵」の事

マイケル・ケインが演じるのはベストセラー作家。内装を妻がプロデュースしたアート的でハイテクな家に住んでいる。特徴的なのは監視カメラの数。
そのカメラが敷地内に入った車を感知
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

4.0

任務中に軍曹含めた数人が死亡し、生き残った二人が発見される。
事の真相を聞き出そうとするのだが、レンジャーにしかしゃべらないと言う。
そこで、麻薬疑惑で休職中のトム(トラボルタ)が呼ばれ捜査を始めるの
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闇金ウシジマくん ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.0

「カオルちゃん。あのウサギは元気?」

10日で5割で金を貸すカウカウファイナンスの社長ウシジマカオル。
同級生が金を借りに来たのをきっかけに語られる事のなかったウシジマの過去が明かされる。

残念。
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闇金ウシジマくん Part3(2016年製作の映画)

3.5

ドラマ、映画、原作共に観てます。

映画3作目の本作もいろんな人間が暴利(10日5割)にもかかわらず金を借りにくる。

キャラも濃い。
秒速で億を稼ぐ男
それに憧れる男
家庭を省みず金と女にだらしない
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.0

過去のゴジラ作品は子供の頃数本観た記憶はあるが、覚えてない。
エヴァは好きな方。


緊迫感とか未曽有の状況なのだと伝わってくる。政府の態度、官僚の対応は震災を経験した後だけにリアルとゆうか…改めて呆
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アイ・ソー・ザ・ライト(2015年製作の映画)

2.5

ウエスタン、カントリーミュージシャンのハンク・ウィリアムス
酒と女と背中の痛みに翻弄された人生

時代的には40~50年代に活躍し29歳で亡くなった。後年のミュージシャンにも大きな影響を与えている。
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.5

エネルギー源を月に求めた人類
採掘作業を1人で担当する会社員のサム。任期は3年。
ガーディとゆうロボットを相棒にして。
サムは残りの任期を二週間としていたが、疲れのせいか幻覚を見るようになり、任務中に
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グランドピアノ 狙われた黒鍵(2013年製作の映画)

3.5

オープニングから不穏な雰囲気
なにか良くない事が起きる予兆のよう。
五年振りにコンサートでピアノを弾く天才ピアニスト、トム。彼を表舞台から退かせるきっかけを作った曲がある。
「ラ・シンケッテ」
超絶技
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.5

「将棋、好きか?」
両親と妹を事故で亡くした少年に、棋士で父の友人に声をかけられ、
「はい…」
と答える。
生きていくためについた小さな嘘。
やがて中学生でプロになり、文字通り将棋と共に生きてゆく…。
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.0

序章に続き本編を
原作は未読

雨の日に起こる猟奇的殺人
事件現場ではレインコートを着た人物が目撃される。

これは観る順番を間違えたかも。
序章の方がキレがある。
尚且つエグい。
が、ラストの後味の
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ミュージアム 序章(2016年製作の映画)

3.2

本編より先に序章を鑑賞

エグい。
フリーライターの一人称で進むのかと思いきや、カエル男の出現から、自分が被写体に。
短い時間ながら本編への期待と不安はだいぶ煽られた。

フォーン・ブース(2002年製作の映画)

3.9

公衆電話が鳴る
自分にかかってくるはずなどないのに…わかっていても電話をとってしまう…

今はほとんど見ることのない公衆電話を舞台にしたワンシチュエーション・リアルタイム・ノンストップサスペンス!
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バード(1988年製作の映画)

3.8

アメリカ人の生涯に2幕目はない

酒、ドラッグに溺れながらも演奏する事にこだわり貫いたsaxophoneプレーヤー、チャーリーパーカー。
今よりも人種差別が強い時代なのに客席は白人も黒人も関係なく入っ
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星ガ丘ワンダーランド(2015年製作の映画)

1.9

まるでスノードームの中の様に…

ストーリーが単純なだけに、演技力や雰囲気などは伝わりやすいかも。

予告編では面白そうだと思ったのだが…
ん~…こーゆー作品を上手く言葉にできない。
僕とはテンポが合
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ベン・ハー(2016年製作の映画)

2.8

エルサレムの貴族の兄。
ローマ出身の養子の弟。
ある事をキッカケにお互いを憎しみあう間柄になってしまう。

戦車競争はスターウォーズのポッドレースのような迫力で見応えがあった。
ただ、全体的に薄い内容
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AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.6

自分には歌しかない。それをわかってくれれば自分の言動には理解を示してもらえる。
みたいなニュアンスの言葉をインタビューで言っていたシーンが全てなのだなぁとゆう印象。
まさに生き急いだ感じがある人生だが
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.8

シリーズ3作目は宗教色が強い作品
特捜部Qにボトルに入った手紙が届く。しかも血文字。

過去二作よりも描写はキツメ
変わらない空気感は相変わらず事件の先行きを表している様

今回もアサドの事は詳しく語
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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

4.0

会社での不正の発覚を恐れている兄
離婚により生活が破綻している弟
兄弟は共に金に困っている
そんな二人が宝石店を強盗しようと企てる…。
次第に明らかになっていく家族の闇
そして真実。

兄を演じるのは
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.8

時代を感じるのはドローンの追跡シーンか。
前作、前々作とパワーアップしてきたとゆう印象があるが、本作は少し残念な印象。それは僕がこのシリーズの「謎解き」を重要視していたから。
その分エンタメ感は強まり
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.0

歌舞伎町のラブホを舞台にしたオムニバス。ラブホだけあって登場人物はワケアリだ。
特にラブホの店長を演じる染谷将太のクズっぷりは良い意味で最高。
従業員役の南果歩は、隠れて同居している松重豊と何かありそ
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

4.0

ビジュアル的にも抜群とはいえない(僕は好き)2人の刑事が猟奇的な事件を追う。日本では描かないような事件・プロットに、流石北欧ミステリーといった感じ。

本編とは少し離れてしまうが、自分を理解してくる人
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