takeachanceさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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昭和残侠伝 人斬り唐獅子(1969年製作の映画)

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昭和残侠伝シリーズ第6弾。
任侠映画の王道のような作品。
長谷川明男演じる実子の成長物語としてみても楽しい。

最後の切り込みの雪のシーンは忠臣蔵を想像させた。

昭和残侠伝 血染の唐獅子(1967年製作の映画)

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昭和残侠伝シリーズ第4作。

江戸時代は鳶(とび)と火消しは同じ職業だったんだなあ。
知らなかったよ。

一升舛の音吉(山城新伍)の純粋な愛情と、
とんでもない行動をしでかした彼を当然のように
助けよ
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

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タイトルの『ぶどうのなみだ』とは、
剪定したぶどうの枝の先端から樹液がしたたり落ちる様子、
ぶどうの幹が冬を耐え抜いて、
栄養豊富な雪解け水を根から勢いよく吸い上げる季節、
すなわち、あたたかな春の訪
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野火(1959年製作の映画)

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人間は劣悪な環境下で、人間としての尊厳を守れるのかどうか。

永松と田村の両者の行動にどれほどの違いがあるというのだろうと
深く考え込んでしまった。

アメリカで処刑された死刑囚の少なくとも10%が
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博奕打ち 総長賭博(1968年製作の映画)

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何よりも、幾重にも練られた脚本の素晴らしさに尽きる。
自分で腹を切らずに寄せ場で罪を償うことを決めた
中井信次郎のその決断に胸を打たれた。

ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

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当時の宣伝文句は「ひとり残らずデッドボールでぶち殺しチやれ!」

「This is not baseball」
「これは野球じゃないと言っています。殺し合いです」

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「これでなにもかも…。はい、では、お休みなさいませ。」
突き放したラストに背筋が凍りついた。

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

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定を驚くほどの器のデカさでもって包容する藤竜也が
やさしいし、何よりカッコいい。
(イチモツはそんなでもない)

これほどまでに究極の愛を描いた作品もないと思う。
この映画が女性に人気がある理由がわか
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

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原爆を盗み出すことに成功したは良いが、
実現したいことが思い浮かばない。
政治体制を変えたいとも思わないから、
クーデターも起こさないし、テロもしない。

一見するとムチャクチャで
脚本のアラも多くて
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シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

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今後、シネ(チョン・ドヨン)がキリスト教によって
救われるとも思わないけど、
監督が宗教を全否定しているようにも思えない。
着地点をうまく作ってあるのがこの映画の素晴らしいところ。

この映画のテーマ
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ゴーストライター(2010年製作の映画)

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ロマン・ポランスキー監督の2010年の作品。
イギリスでは『ゴースト(The Ghost)』というタイトルで公開。

ユアン・マクレガー扮するライターが
イギリス元首相の「ゴースト」になる、
つまり、
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たまもの(2004年製作の映画)

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セリフがなくとも表情だけでここまで語れる林由美香が素晴らしい。
もっと出演作をみたかった。

洋題は「Lunch Box」で、これはきっと
言葉をかわさない彼女にとっての
「愛情」のメタファーとして描
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テッド(2012年製作の映画)

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2012年に制作されたR15+のコメディ映画。

恋人と友達、愛と友情のどっちを選ぶの?
という、よくありがちなプロットなんだけど、
ただの大麻好きのオッサンのテディベアというコンセプトがいい。
外見
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コバヤシ…風貌が全然日系人っぽくないなあ、
日系3世ぐらいかなーなんて思いながら鑑賞。
おお、すごいや。
このラストは確かにミステリーの常識をすべて変えてしまう。

港に置いてある
ぐるぐる巻きにされ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

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原題は「Eternal Sunshine of the Spotless Mind 」
イギリスの詩人である、アレキサンダー・ポープの詩、
「真の幸福は罪なき者に宿る。忘却は許すこと。
 太陽の光に導
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ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

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窪美澄の原作が非常に面白かったのと、
田畑智子の絡みが観たい、というふしだらな気持ちから鑑賞。

卓巳(永山絢人)、あんず(田畑智子)、良太(窪田正孝)の
3者の視点から物語が進行する群像劇的な構成。
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ホリデイ(2006年製作の映画)

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2006年公開のアメリカ映画。
失恋の痛みから解放されたいアイリス(ケイト・ウィンスレット)と
アマンダ(キャメロン・ディアス)の2人が、
2週間のクリスマス休暇中にお互いの家を交換することで展開され
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

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前作『アウトレイジ』の続編。
前回の抗争から5年後の世界を描く。

『ソナチネ』の純文学、『HANA-BI』のメロドラマ、
『BROTHER』のエンターテイメントを重きに置いた作品と比べても
今作は非
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

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オープニングのタイトルバック、カメラワーク。
最初のシーンで登場人物の関係性を
詳細な説明なしで表現する手法が素晴らしい。

主役がいない群像劇。豪華キャストで映像に華がある。
冷静沈着なインテリヤク
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監督失格(2011年製作の映画)

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34歳で亡くなったAV女優の林由美香を、
監督平野勝之が撮ったドキュメンタリー作品。

世間に発表を自粛していた終盤のシーンがこの映画の魅力。
亡くなった娘を発見したママさんの慟哭が印象深い。
その
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別離(2011年製作の映画)

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2012年のイラン映画。
ベルリン国際映画祭の金熊賞とアカデミー賞外国語映画賞を同時受賞。

イラン・テヘランに住む2組の夫婦の摩擦を軸にしながら、
夫婦問題、格差社会、信仰、介護問題、伝統と価値観の
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

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在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督が
自らの体験を題材にして製作した映画。
当時「理想郷」と称えられていた
北朝鮮の「帰国事業」により、
日本と北朝鮮に分かれて暮らしていた兄ソンホと妹リエ。
兄が病気
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最強のふたり(2011年製作の映画)

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原題は『Intouchables』
「決して交わることのない、不可触民」
というニュアンスかな。

脊髄損傷のため首から下の感覚がない障害者と
過去に犯罪歴がある、
社会からドロップアウトした青年の「
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

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『インファナル・アフェア』は2002年の香港映画。
アンディ・ラウとトニー・レオンの2大スターが共演。

マフィアに潜入を命じられた男と警察に潜入を命じられた男の話。
同じタイミングで同じ使命を背負
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

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『恋人たちの予感』は1989年に公開されたアメリカ映画で、
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995)』
『ビフォア・サンセット(2004)』と同じタイプの大人の映画。

サリー(メグ・ライア
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