タケゴラさんの映画レビュー・感想・評価

タケゴラ

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

180分観ただけでは理解しきれない重厚な作品だった。解説サイト漁って、不足分を補えた。

オッペンハイマーがどういう人物なのか、人類がいかなるものを生み出したのか。それが強烈に伝わってきた。これを日本
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

120分間、起伏はあるものの、何も起きないまま終わる作品だった。

役所広司演じる主人公の生き方が幸せなのかどうかはわからないけど、自分は格好いいなって思った。

悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ホラーは正直超苦手なビビリなんだけど、知り合いが出てるので売り込みを受けて劇場へ。

冒頭10分はガチホラー。ゾンビ増殖するし、ガンガン殺すし、血はドバドバ出るし。これキッツいな…、と思ってた中で、冒
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.3

原作は一通り読み、ポスターと主演山崎賢人である程度のクオリティはあると読んで映画館へ。

うん、再現度高かった!ちょいちょい詰めの甘さが気になったけど、山崎賢人は役柄に比べては若いながらもさすがの安定
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MARINES DOCUMENTARY 2023 今日をチャンスに変える。(2023年製作の映画)

3.2

千葉ロッテマリーンズの2023シーンを振り返るドキュメンタリー作品。

基本的にマリーンズファン向けに作られてるなと思ったけど、前提の文脈ないとわからないでしょって場面も多いし、その割にチームの裏側を
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

・暑いことをdisられ続ける熊谷
・不毛な東武と西武のなじり合い
・絶対に言ってはいけないディズニー
・絶対に言ってはいけない伊勢谷友介
・裏切り者扱いの三重
・最終兵器になる「琵琶湖の水止めたろか」
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アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

3.5

プロレスにわかが観ても、アントニオ猪木って不器用なぐらい真っ直ぐにエンターテイメントをぶつける人なんだ、面白い人なんだ、と思わせる作品。出てくる人物がみんな猪木に惹かれる理由がわかるかもしれない。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

宮崎駿がやりたいこと全部詰め込んだんだろうな、という作品。開始30分は観て失敗したなーと思ったけど、そこから話まとめてくるあたりは流石。
というか、これは普通に告知しても、告知のやり方が難しそうだなと
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.3

2分間が何回も繰り返されるというタイムリープ系のSFモノ。劇団らしい笑いどころが随所に仕込まれてるし、久保ちゃんがいいキャラで出てる。

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.9

WBC見て、よかったなーって思った人は、絶対観に行った方がいい。野球の詳しい知識がいるシーンはほとんどない。こいつすごいんだろうなー、って思ってるところがその数倍はすごいことを知ることができる。

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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.3

ナイキがエア・ジョーダンを生み出すまでの話。
みんなちょっとずつぶっ飛んでて、熱くて、人間くさいところがいい。あと、マイケル・ジョーダンの顔が一切映らないところも、イメージを守る意味合いとしてポイント
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

こんだけ宣伝打ちまくってるのに、(内容が良い悪いとかではなく)クチコミが全然届いてこないのがわかる内容でした。

挿入歌には笑った。あと、芹澤くんいいやつ。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

この映画の中では「地上」と「半地下」「地下」で決定的な線引きが描かれてるんだと思う。そこの格差は(幸福度は別にしても)もう明確に越えられない壁がある。それでも越えようとするのか、その光は捨てるのか。『>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.5


人物のキャラに無理があるのと、ラストが弱いなあとは思ったけど、それでも物語が進むにつれて繋がっていく感はいいなあと。

トヨエツのヒモも、広瀬すずと森七菜の透明感も、松たか子の絶対ヤマザキパン食って
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.6


『ボヘミアン・ラプソディ』観た時も思ったけど、意識しないけど日常的に耳に入ってくる名曲を改めてこういう機会で聴くと、めっちゃいいなって思わされる。

ストーリーは取っつきやすく作ってあるので、間口広
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

1.1


原作読んで観賞。
キャストは悪くなかったし、音楽の質もいいなと思ったけど、ストーリーで削っていい部分と足していい部分の判断がことごとく合ってない感。

キャラの個性が違う風に出てるなあ…、と。あと、
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任侠学園(2019年製作の映画)

4.1


ストーリーちゃんとしてるし、笑えるところ多いし、ヤクザの筋も通してる、肩肘張らずに観られる。

体調もあって座りの演技だけだったけど、西田敏行さんが一番極道感あるな。

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.8


伊坂ワールドの再現率すごかった…。どの伏線もオチまでちゃんとしてるし、そこに矛盾が生まれないのもすごい。

今泉監督の恋愛をストレートで伝えてこない感は今作も。あと、多部未華子と貫地谷しほりがとにか
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

2.6


登場人物みんなメンヘラだし、息詰まると即セックスだし、背景も音楽もだし、とにかく全てが家系ラーメンレベルで濃い。

キャストの演技上手かったけど、音楽とか背景とか美術とかが華やかすぎたので、あんまり
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.9


全編コメディの三谷さんっぽい作品。
途中中だるみは感じたけど、随所にネタが仕込んであるし、その回収もオチもしっかりしていた。

予告を劇場で散々観ちゃうと最初があまり笑えないので、あまり情報入れない
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

4.0


ドラマは全部観てから観た。

導入の部分が初めて観る人向けなのか違和感あったけど、そこからコメディ→しんみりの感じは良い意味でドラマと同じクオリティ。伏線の回収や繋ぎが強引だとは思ったけど、良かった
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.1


途中までは「ドデカい戦艦造りたい」VS「戦争は止めたい」の構図がハッキリしたある種よくある展開だったけど、ラストに向かうまでの二転三転どころか五転くらいする展開の移り変わりに一気に持っていかれる。
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8


民主主義とは、ジャーナリズムとは、を問いかけてくる作品。

こういうのって善と悪の二元論で語られがちだし、最終的にはそこに行き着いてしまうんだけれども、人間はそこに行き着くまでの過程が必ずあるわけで
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0


「天気の子」観て、この機会にと思って。

やっぱり、画が綺麗につきる。あと、この作品の方が音楽が合ってる。

ただ、辻褄は合ってるけどストーリーの繋ぎ方がちょっと強引かなと。

いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46(2019年製作の映画)

4.2


この映画の導入と最後はファンの入口に立ってる人向けで、中盤の盛り上がりはコアな人向けにしてるんだろうな、とは思った。

何と言っても、メンバーがみんなビジュアル的に整っているうえにアップの画が多い
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天気の子(2019年製作の映画)

4.3


まず、画がとにかく綺麗。あと、音楽もいい。

ストーリーとしては、もっと突き詰めるとこあるだろとは思ったけど、まあ全年齢向けにするならこういう感じなのかなと。そういう部分にはフォーカスしてないみたい
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.2


ドラマの時は一切見てなかったけど、面白かった!途中で大体フェイクなんだろうなっていうのは分かったんだけど、フェイクの仕込みがちゃんとしてるし、最後にネタバラシしてくれるので良き。
あと、やっぱり長澤
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.4


正直、ストーリーは薄いし、粗さが目立つ。それでも画が映える作品だった。あと、楽曲のあいみょん感すごい。あいみょんが提供してるから、そりゃそうなんだけど。

キングダム(2019年製作の映画)

3.8


原作読んだ上で観たけど、リアル。たぶん、今後も続編あるはず。画も殺陣もすごい手が混んでる。ただ、王騎は完全に大沢たかおで見るたびに笑うw

ちょっと残念だったのが、終盤がちょっとだけ原作と変わってた
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.4


登場人物が自分主体に物事を考えてるので、これに感情移入しちゃいけないなって思う自分と、でも共感出来る自分の狭間で揺れ動き続けた作品だった。

ヒモ気質だけど絶妙にストライクゾーン突いてくる成田凌も、
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バイス(2018年製作の映画)

3.5


アメリカをイラク戦争へと主導した副大統領が主人公の話。

描き方がコミカルすぎるのと、画面転換が忙しすぎて、展開が分かりにくい部分があったけど、それでも権力の暴走っていう主題の重さは伝わってくるなあ
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