われわれの目標は生存だ
ヒョエエー まさか北の保衛部の男にここまで心揺さぶられるとはなぁ。もう『鬼滅の刃』の煉獄さんばり。まさに呉越同舟映画。それにしても大使館・在外公館というのはドラマになる場所だ>>続きを読む
良心なんて私たちにはぜいたくよ
提報者=内部告発者=ホイッスルブローアー
さまざまな場面で声を上げにくい社会になりつつあるこの国においてもその重要性は高い。
主人公は韓国の報道番組「PD手帳」がモ>>続きを読む
「釜山港へ帰れ」も禁止しますか? 大統領の十八番ですけど
前半のコントが意表すぎてすっかりパッケージに騙されたなぁ。でも最後は『工作』と同じように立場を超えた友情が描かれる。(あのピコピコ音楽は『>>続きを読む
「君のそばに私はいる 好きなようにしろ」
1979年というのは世界史としては実に重要な年だ。この出来事を描いた作品では、ハン・ソッキュ主演の『ユゴ 大統領有故』があった。同じ頃他国でも元首の暗殺事件>>続きを読む
クリスマス 高層ビル パニックものと『ダイ・ハード』つながりになっちゃった。
序盤でそれぞれの人間模様を見せてくれるが、さらっとしすぎだし薄すぎるしなんじゃこれと思ったが ま割り切りのよさなんすかね>>続きを読む
閉鎖された近代的ビルから一転、今度は大雪に見舞われたダレス国際空港が舞台。『大空港』からジョージ・ケネディ成分にウィルスを多めに足してじっくり煮込んでみたよ。
結局どこにいてもダクトの中をはいずり回>>続きを読む
裸足のおっさんメモリーズ
当時洋画でアクションといえば、シュワ、スタ、ジャッキーといった筋肉超人ばかりだった頃。子供らには人気者だったけど、淀川さんを除いた大人からすりゃもういいわって感じだっただろ>>続きを読む
隊長!道路が未完成です
なんだとおおー
懐かしい94年かぁ 土曜深夜のシネマ通信で冒頭のステディカムでグルッと撮る所のメイキング映像を紹介していたのがつい昨日のことのようだ。Gショックにネルシャツ、>>続きを読む
調子に乗った米帝のノリノリが鼻につくはずなのに、あのさわやか清涼感あふれるサウンドのせいでだまされる。やっぱりデルタフォースといえばアラン・シルベストリのこの曲。
子供の時以来で何十年かぶりに観た。>>続きを読む
野村監督のいつもの抒情をおさえた都会的で寡黙なタッチ。あのドライブスルー方式の金の受け渡しには笑ってしまった。トリは長谷部安春のガンアクション
そんな中紅一点の小林千登勢(おっかさん) 思いを寄せる>>続きを読む
おら 泣いてばっかりいて
栄ちゃんに借りた手ぬぐいが うちに何本もあんだよ
思えば栄二に足りなかったのはユーモアだ。世の不条理に効き目のある薬は笑い以外にないではないか。
さぶはさながら聖書的な>>続きを読む
押し寄せる不幸の波 夜学に通う勤労学生 親父は蒸発 級友は結核に倒れ 自身も就職差別にあい ただ一人明るい看護婦見習いだけが希望、その名もピカちゃんw だが彼女だってみなし児だった
河原のゴルフ場か>>続きを読む
罠にはめられ五年もの刑期をつとめあげた男 渡三郎
復讐に身をこがしすぎたせいか やはり好きになった人と結ばれない
出会わなければよかったとまで言わせる苦い結末
吉永小百合との初共演。女子大生役だが>>続きを読む
ジープを追う泥だらけのジャガー 見事に全然違う場所に連れて行ってくれる 真の意味でのロードムービーの快作
OPはルパンかカウボーイビバップのようなお洒落感。テレビ草創期の文化スターである主人公、モデ>>続きを読む
なんだなんだあのカメラは
韓国映画『悪女/AKUJO』でも車載カメラのアクションにぶっ飛んだが、同じ創意工夫が感じられる。撮影の間宮義雄という名は忘れないでおこう。
新進気鋭の前衛芸術家(松本)と新>>続きを読む
二人の表情、声。いくつもの種類をちょっとずつ使い分けている。
表現を目指している者、いや接客やセールスでもなんでもいいが、対人の商売をしている人間はとりあえず見といて損はない。名人芸が見れた。この時彼>>続きを読む
喧嘩が強くて山登りが趣味の北大生。同性からも異性からも「さっちゃん」「さっちゃん」と呼ばれ慕われている。颯夫と書いてさっちゃん。ニットキャップがよく似合う。眉根だけは深刻なんだが、愛くるしい乱杭歯とト>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
早稲田ロケ 大隈講堂 ラグビー場は東伏見かな
城南大学ラグビー部。この人たちは何かあったらすぐ歌い出す。一応合唱部ではなくラグビー部のOBの話です。
固い友情で結ばれた四人の若者が、社会の荒波に飲ま>>続きを読む
おーい ニュースだよおー
砂浜をキャッキャいっていづみちゃんと一緒に走るなぜか女走りの小林旭。←平和かっ!
アキラはまだあどけないガキそのものの顔をしていた。主役は大坂志郎が演じる人情味あふれる監>>続きを読む
長風呂で目を回すルリ子、スリーパーホールドを極められる岡田、ふくれっ面の青山恭二。他の日活作品同様に饒舌すぎる早台詞に加えて、顔の動きも負けてない。クルクル表情を変える役者たち。中でも魅力的な月丘夢路>>続きを読む
ポケットに手をいれたまま、突然カメラ目線で歌い出す裕次郎。歌あり涙あり笑いあり 喜怒哀楽のツボをおさえた井上梅次の娯楽作
物語は戦前から。渡世の義理のために松文字組の親分のお命を頂戴した平戸寅次郎(>>続きを読む
適齢期を迎えた三姉妹の話かと思いきや、いつの間にか父母の過去のドラマもあり。こんな展開になるなんて。ゆっくりな所と急展開なところとが緩急ついていて、飽きさせなかった。
公開は皇太子ご成婚ブームの頃。>>続きを読む
アンクルトリスで有名な柳原良平のタイトルデザインがオシャレ
道徳教育のモデル都市に選ばれるために文政省(文科省)から視察に来た役人を町をあげて接待する。しかし、このエリート官僚になりすますのが出所間>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アキラとルリ子の学生アベック(死語)が尼寺で過ごしたひと夏
二人の掛け合い漫才がメチャクチャ面白い。道の往来で喧嘩を始めれば、交通はストップ。超絶美人のうえに口喧嘩王。ルリ子のハイスピード突っ込みを>>続きを読む
ただ遠乗りするだけの自由も殿下には許されないんですか?
皇室というものを考えるきっかけになる作品
吉彦(津川)は侍従の前で泣いて訴える。映画の終盤で、今度はバンカラの岩瀬(小林)が銀座へ連れ出して>>続きを読む
俺は俺のやり方で必ず真実をつかんで見せる
姉さんのことはそれからだ
大阪城の空撮バックに裕次郎の歌で幕があがる。今回の役は毎朝新聞の大阪社会部エース。裕ちゃんの記者というと、ドラマ『大都会』シリーズ>>続きを読む
ホイチョイ馬場さんもオススメ。
感傷から我に返ればツッコミどころも多いが、不思議な読後感、まさにムードに包まれた作品。
まだ初々しい女学生のルリ子と元ボクサーでジャズドラマーの旭。この二枚看板を支え>>続きを読む
旭の表情の変化よ
前半のノリノリから一転の後味悪さ。出だしは軽快で、コンゲームものの面白さがつまっており、一発勝負に賭ける熱気を巧みな編集で見せつけハートは鷲掴みにされた。
さぁここから犯罪映画な>>続きを読む
俺がこうやって生きてるのもハジキのおかげさ
そうそうじゃけんにはできねえよ
三枝さん目当てで観てみたら完全に裕次郎にやられた。
寸分のぜい肉のない腹 あの足の長さ 眼福
裕次郎の不良役は珍しくない>>続きを読む
しろばんばって何だ 角川ホラー文庫かって思ってたが、ワシ知らんかった。以前は教科書にも乗ってたらしい。井上靖の自伝小説。
伊豆の山奥では、夕方に綿くずのように舞い散る不思議な白い生きものが浮遊しはじ>>続きを読む
若様 若さま~
若さまって呼ぶなって言ってるだろ こいつはいつもいつも ボガッ
数多くあるアキラとルリ子共演作の中でも最高傑作との声を聞いて観た。
大江賢次の原作小説
大地主の息子園田順吉と山番>>続きを読む
藤井重夫の原作小説
葉山良二のしげるは幼い頃から、お姫さまを見るような目でつぶらちゃんを見ていた。足が悪くて歩けない身体のつぶらのことを。
またも回想からはじまる (回想が好きね この監督は)
か>>続きを読む
自分を不幸にするような結婚はしてはいけない
逃避からの選択はダメよ。なにかへのアピールのような 見栄やプライド 或いはやけっぱちからのアテツケ婚は絶対ダメ
祈るひとというより「思い出すひと」とい>>続きを読む
ブーちゃんこと市村俊幸とのビル屋上での対決は、マ・ドンソクの『犯罪都市』のよう。
常に敬語で穏やかな紳士面をしていた男が犬をしこたま蹴り上げる。その本性が表れた瞬間。
まだ低層の木造建物が目立つ銀座>>続きを読む
面白ーい
いいもの見たなあ
男らしさ女らしさのジェンダー 結婚観 女同士の同性愛 55年でこれですか。アメリカより早いんちゃうん。獅子文六おそるべし
千春と慎一は疎開のときからの顔なじみ
千春は生>>続きを読む
曽野綾子の「キャンパス110番」が原作。
60年安保の年の当世学生事情。政治的なものは出てこないがすべて政治的ともとれる。
学生たちの経済格差。麻雀ばかりで遊んで暮らしている学生 裕福で副業なんかも>>続きを読む