たけいさんの映画レビュー・感想・評価

たけい

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

違う世界線が選べたとしても幸せな人生には辿り着けないんだろうなぁ、、、

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.9

なんて理不尽な、、、と思うけど一度敵と決めた人間に対しては人はどこまでも冷酷になれるもんなんだろうな。
物語は中立である必要も正義である必要も無いと思うし広い視野を含ませなきゃいけないとも思わないから
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.4

ワンピースの世界観からすると少し違和感があるので、ストーリー上特別ワンピースじゃなくても成立するのでは感は拭えなかった。
小ネタとかファンサはすごくいっぱいあって嬉しいのだけどそれで評価されるのも製作
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

このボリュームをシリーズものにするんじゃ無くて一本で作り切るアメリカ映画ではありえない姿勢がまず素晴らしい。
相変わらず金と力技の暴力みたいな映画は楽しいよね笑
話がシンプルな分コッテリした絵も割と観
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

漫画原作のアニメ化と捉えてしまうのは失礼なくらい独立した作品だと感じた。
絵が上手いっていうクオリティはもちろんのことだけど、演出構成がうますぎて脱帽。
大枠の流れはすでに知っているのにここまでドキド
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.2

愛というひとつの感情に絞って時系列を縦断して行くストーリー自体は美しいと思うのだが、映像にしたことで脳の処理が容易になったことで違和感もより強く浮かび上がってきているような気がした。
原作小説は未読だ
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.0

詩の余白は余白のままでいいんじゃ無いだろうか…
解釈の説教が映像化されているように見えてしまう部分がチラホラあり、作り手が見えすぎてしまうのが少し野暮ったく感じた。
詩に映像をつけるより、もう少し抽象
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.6

エンタメとして、コンテンツとして面白かった。
それ以上でも以下でも無いが個人としての感想だけど、それでいいんだと思う。

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

今泉監督の描くキャラクターの魅力、本当に好きだわぁ。。。
根底のテーマにある棄てるべきなのか?という問いは今の日本においてもとても重要なイシューになっていると思っていて、結論に至る過程の複雑さや、理解
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天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

3.2

脚本と役者が良かった。
生にフォーカスしているお話しのようで、テーマは死の方。
ターゲットは中年よりも上の世代の方々だと思ったので自分の感性で語るべきか微妙だけど、分かりやすいけど情緒的な上品さを避け
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

ロードムービーであることのセンスの良さを感じた。
若者のキラキラした青春と必要以上に大袈裟に巻き込まれる世界というフォーマットは放っておくとどんどん大スペクタクルになりがちだけど、実際にあった震災のパ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

あー、、、つらい…。
どっちが良いでも悪いでも無いのかもしれないけど。。。
仕事ってそんなにしょうがないもんなんですか?ってところは世の中の大人様たちには聞いてみたい。でも威張られたり怒られるのは嫌だ
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.0

良いんだけど、なんか説教くさいなぁ…みたいな。
隠れビッチってこんなにもっともらしい理由無いといけないんかなぁ、狭っ苦しいなぁみたいな…笑

密林の悪魔(2017年製作の映画)

3.5

ネトフリにあるOATS STUDIO の短編集の2話目。
ベトナム戦争のナパーム弾の裏にこんなことがあったらというお話。因果応報で手がつけられないことになるというストーリーなんだけど、映像と展開でグッ
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ラッカ(2017年製作の映画)

3.5

人類の上位互換にあたるエイリアンに生態系を蹂躙される話。主体が人間になることではじめて自分の住む世界の破壊という人間たちの行動のリアリティがみえる。

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.4

良いなー素敵だなーと作中の優しさに触れつつ、ふと冷静に何も持ってない自分を感じた瞬間にまじでしんどいなあという感情を何往復もした。

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

アメリカのおじいちゃんのセンス良いロードムービー。
歳を重ねたからこその、古き良きアメリカへの視点に説得力を感じた。
キツさもいやらしさも無いけどメッセージはちゃんとあるシブい良作。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.3

いかにもアメリカらしい展開。
過去キャストが思ってたよりだいぶガッツリ出てるのは嬉しい。
ただストーリーが恐竜との関係が薄い2軸で進むので恐竜がただのパニック要素になってることと、オマージュじゃない独
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.7

コンパクトにまとまった話の中でちゃんとワオがあって楽しめる映画。映像の何とも言えない質感はスマホ撮影なのね。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

映像に関する話しか聞かないなと思ってたら、ストーリーはコメントできるほど進まないってことなのね。
先に映画化されてきた数々の傑作SFがあるから新しさみたいなものはあまり無かったけど、一つ一つのカットや
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.4

言ってもマトリックスだからつまらないって事は無かったけど、この作品の必然性は特に無かった。
ストーリーの辻褄を何とか合わせながら過去作の回想シーンを多用して尺を繋いで、ファンが喜びそうなシーンの焼き増
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

子どもは大人を見て世界を学ぶと安易に思ってしまうけど、大人も同じように子どもが見る世界を知ることで新たに見える世界がある。
主人公は仕事として届けている子どもたちの言葉と、言葉以上に大切なシグナルを読
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ベケット(2021年製作の映画)

3.7

何の説明もなくいきなり命を狙われ、息つく間も無く流れ流れていくため逃亡するベケットに自分を同期して体験しているような緊張感が得られるのが1番の見所。ベケットは言葉では感情を説明せず、全て表情や行動の芝>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

始まってすぐに持ってかれた。
ポジティブな表現でここまでグッと引き込まれる映画は実はそんなに多くない気がする。
あらすじだけを追うと特に大したことは無いけどそれ以外の魅力がたくさんある映画。
ラテン系
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.0

三者三様、クズだったりめんどくさい一面がありながら社会と折り合いをつけてなんとか生きてセックスで発散するけど、ほんとはその先の愛に飢えてることを実は自覚している。登場人物の性格がリアルにどこか欠けてい>>続きを読む

バブル(2022年製作の映画)

3.3

海洋汚染のメタファーとしての泡だとしたら説明はつくけど、水没都市とパルクールっていう設定にあんまり新しさを感じないのがちょっと残念。
あと、説明パートがあからさまに入ってくるからもう少し自然な流れで没
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

一切の説明や鑑賞者を特定の方向に導くような描写が無いから観た人の数だけ捉え方がある『難解』と分類される映画だと思う。

多様性と口では言いながら(設定が変態的とはいえ)異常なものへの拒絶感や受容するこ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

正義と悪は視点の違いというダークナイトで描かれた客観的な見方から一歩踏み込んで、完全な正義は無くて、その中にあるわずかな悪が何倍にも増幅していくという内面を掘り下げていくようなアプローチでバットマンの>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

高橋一生もよかったけど、何より蒼井優の怪演が印象的だった。

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.4

自立した女性が道を見つけて切り開いていく現代的な格好良さの反面、道を見つけるまでの過程や環境への適応は前時代的価値観の印象も強く、却ってそれだけ女性が自立できる可能性が低かったのだろうと思わされる。>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.1

何があってもへこたれないしエネルギッシュなシーンしか無いから観てて自然と元気になるし多幸感に包まれる映画。
最初のフレンチからキューバサンドまで出てくる料理も全部美味そう。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.6

濃縮還元100%を薄めずに出されたくらいコテコテのアメリカンコメディ。
名曲のオンパレード。人が楽しそうにしてるのを見続けると楽しい気がしてくる不思議。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

漫画原作って、ギャグパートとアクションパートを一貫したキャラ作りの中でやろうとし過ぎる傾向が強い気がする。というかアクションパートの格好良さを引っ張りすぎというか…。
それなりに面白かったし、わざとそ
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キャロル(2015年製作の映画)

3.9

説明するよりも美しさで訴えてくる映画。
制度やその時代の常識に縛られて人を好きになることすらまだまだ不自由だけど、もしその不自由さから解放される時代が来たら、矛盾するようだけどこの映画の美しさは半減し
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.8

少年マンガの実写化として珍しく成功してるのはクオリティもあるけど、戦闘シーンで漫画再現の説明カットを一切省いて自然な流れで作ってるのはかなり大きいと思う。
なるほど真剣佑はゾロだった。

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