たけいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

漫画原作って、ギャグパートとアクションパートを一貫したキャラ作りの中でやろうとし過ぎる傾向が強い気がする。というかアクションパートの格好良さを引っ張りすぎというか…。
それなりに面白かったし、わざとそ
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キャロル(2015年製作の映画)

3.9

説明するよりも美しさで訴えてくる映画。
制度やその時代の常識に縛られて人を好きになることすらまだまだ不自由だけど、もしその不自由さから解放される時代が来たら、矛盾するようだけどこの映画の美しさは半減し
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.8

少年マンガの実写化として珍しく成功してるのはクオリティもあるけど、戦闘シーンで漫画再現の説明カットを一切省いて自然な流れで作ってるのはかなり大きいと思う。
なるほど真剣佑はゾロだった。

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.8

時代劇としてはん、、、?て部分も多いけど映画自体の完成度は高い。有村架純目でかいなぁ。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

情報量の多さと作り込み尽くされた破綻の無い画面構成に何度も置いていかれそうになる。
でも最後には不思議とほっこりした後味が残る、一見薄味だけど複雑で奥深いフランス料理のコースみたいな映画だった。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.8

スピルバーグ監督はレディプレイヤー1で虚構世界の大エンターティメントにひとつのケリをつけて、年齢的にも実績的にも充分すぎる中で、次の一手がウエストサイドストーリーということで、どうしてもその必然性を考>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

思想的に正反対な相手であっても高度に知を伴った対話でもって共通点を見つけ帰着出来るという事実が記されている。
揚げ足取りや腐し、スカしはほとんどなく、真剣に言葉のやり取りを交わしているのは現在ではほと
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.7

人種差別の社会性、移民1世と2世の意識差の時代世、若者の鬱屈の普遍性の絡み合いをブルーススプリングスティーンの音楽を軸に描くという物語。いかにも若者らしい感性が描かれていてむず痒い反面、応援したり勇気>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.8

人との繋がりを感じるのがいかに難しいか。それが新たに手に入らないならなおさら。
古田新太の怪演は見物。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.1

優しい人しか出てこないのに誰も幸せにならない現代の象徴みたいな話。役者が良すぎてずっと切ない。特に話の軸になる舘ひろし、綾野剛、磯村勇斗の3人がすごく良かった。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

美しく無いことすら美しい映画。ラストカットなんかもう、、、凄いね。

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.6

思っていたよりも単純に罪だった。過去があろうとなかろうと私刑は私刑。

七つの会議(2018年製作の映画)

3.5

役者は良いしあらすじもやや大雑把ではあるけど面白いのだけど、セリフが嘘っぽくて良くない。説明セリフが多すぎてTVドラマみたいな脚本になってるせいで映画として観ると全体感が浅い印象になってしまっていた。

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.7

曲が好きでずっと観たいと思っていた作品。平凡な日々をキャラの人間性の魅力でひと味つけるのが本当に上手だなぁ。今泉監督の映画は全部見てるわけでは無いけど本当にキャスティングが良い。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.8

メッセージを1番濃密に伝えるために9割をネタ振りに使ってるような映画だった。自由とは何かや、何かを得た人に対する迫害や、今の社会にも通ずる哀れな人間の姿がみれる。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

全体的に荒くて雑な感じが目立つけど、気持ちはとても良くわかる。

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.4

嘘だろうと本当だろうと、一度世に存在させた瞬間からある意味では全て本当なんだなと。
それにしても演技…

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

特別だけど特別じゃない青春と、特別じゃなかったけど特別だった青春が20年以上の時間差で交差するじんわりと暖かくなるようなストーリー。あとキャスティングが神。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

手法だけが先行して話題な印象だったけど、ストーリーと手法がちゃんとハマっててとても面白かった。

坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async(2017年製作の映画)

4.0

分からないを楽しませるためには深さが必要。これだけの深さで表現をしている人が何人いるだろう…

帝一の國(2017年製作の映画)

3.5

くだらね〜って遠慮なく言えるのがの映画の良さ。わざとらしい演技って難しそうだけど見てて楽しい。

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

映像もきれいだし、淡々とした物語も物足りなさと満足感の絶妙なバランスが心地良い。人は環境次第だから簡単に努力とかやる気とか言いすぎないようにしたい。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.8

キングオブコントがなんでこれだったのかわかった気がした

ANIMA(2019年製作の映画)

3.8

こういうのが潜んでるからネトフリは面白い

常田大希 混沌東京 -TOKYO CHAOTIC-(2021年製作の映画)

3.2

もちろん才能も努力もある上で、めちゃめちゃ恵まれてるよな〜

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

劇団ひとりの映画は観るたびにボロボロ泣かされてる気がする。。。

街の上で(2019年製作の映画)

4.0

登場人物がみんな人間として素敵だから大きな展開が無くても楽しめる。役者さんもそれぞれにがハマってた。

音楽(2019年製作の映画)

4.0

初期衝動の描き方や画風の変わり方が効果的で教科書にしたい。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.2

刺さる人には刺さるんだろうなと思いつつ、少し全体的にだれ気味の感。多分小説なら言葉ならではの描写で楽しみながらなら進むんじゃないかと推測。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

ラスト数分でそれまでの全てが違うものになる。監督の強烈な衝動を感じる名作だと思う。

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

エピソードだけでも魅力的な太宰の半生に、蜷川実花がどこまでアプローチできていたかというと期待値の高い組み合わせだけにちょっと物足りない印象だった。
脇役の若手俳優達、もうちょっと演技上手かった印象ある
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.2

何回か観て知っていてもなお感じてしまう、こっち来ちゃったか〜感

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.6

物語が複雑になって視覚効果も進化するが、映像美へのこだわりがやや希薄になるのが残念

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

新作を前に10数年ぶりに鑑賞。
世界観はもちろん実は映像美がすごい

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

映像の感じで途中までイギリスだと思ってた。シンプルながらも、少し先回りして追いつく展開を繰り返すことで複雑に感じる演出が効いてる