空きっ腹に酒さんの映画レビュー・感想・評価

空きっ腹に酒

空きっ腹に酒

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アニメ(6)

ひなぎく(1966年製作の映画)

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この朽ちた世界を生きるなら、楽しい遊びを見つけましょう。おじさんと食事して、時間になったら汽車に乗せて、さよならバイバイ。お酒を飲んですっかり楽しくなったのならば、好きなだけ はしゃぎましょう、だって>>続きを読む

Here(2023年製作の映画)

5.0

ちいさな苔の世界にも新しい発見があると言う、日頃から研究をして、身近にあるものでも、それまで知らなかったことってたくさんあるんだろうな。わたしたちの生きてる世界にだって、同じことが言えるだろう。ものの>>続きを読む

ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

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空っぽを、何かで満たしたい。
パーティーもドラッグも酒も、どうしようもない恋人でさえも、彼女にとってはそのために必要なものに思えた。ろくに仕事もせず、遊んで暮らしているだけの日々は、始めこそ楽しくてそ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

人生ってタイミングがすべてだとつくづく思うんですよ。最近は、寒さのせいで意識が内側へ内側へと向かっていたうえに、あまりひとと会うこともなく、今日なんて楽しみにしてた元シェアメイトとの約束も家族の都合で>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.9

どこか遠くへ行かなくても、たった一晩の出来事は、彼女をいつもと違う世界へと連れて行ってくれる。
寝過ごして終点まで行き着いた先、残高不足の口座、一羽だけになったオウム、バニラの香りのしたタバコ、出発取
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

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6歳の娘と鑑賞。 

映画の感想でもなんでもないメモ✍
働けなくなった工場に、優しく寄り添うすみっこたち、そのシーンで涙が出ちゃったよ〜〜☺️と教えてくれて、ああママも同じところで泣いちゃったよ〜って
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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中年の男女(相変わらずみな表情筋硬め)、酒、タバコ、犬、シュールな会話、下手ウマなへんてこな歌。100%アキ・カウリスマキ👏

アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

5.0

敵からの攻撃を受ける中でも食べる、酒を飲む、女と戯れる、新しい命が誕生する、どんな状況においてもひとの生活はそこにあり、命ある限り生きていくのだということに、とてつもなく感動してしまった。国は、政治家>>続きを読む

ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版(1973年製作の映画)

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友人の恋バナを長々と聞かされて、最終的に、はいはい、もう勝手にやっといてくれよ。って思っちゃうやつに似てるなあ。あまりに主体性がない男、自分から別れを告げた経験もなく、形が自由自在に変わる水のよう、愛>>続きを読む

無気力症シンドローム(1989年製作の映画)

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無気力症シンドローム。
とにかくみんなよく喋る…。それも不平不満ばかり、うるさいを通り越して不快で何度耳を塞ごうと思ったか。あんだけ好き勝手喋ってるけど、他者と通じ合っちゃいない、分かり合えてもない。
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冬の旅(1985年製作の映画)

4.5

自由には責任がつきものだと聞かされて育ち、大人になったけど、責任以外にもあるんじゃないかなって思った。自由だからこその制約だったり、犠牲になるものだったり。襲ってきた男もいたし、仕事をさせてやろうと企>>続きを読む

パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

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気怠いムードをまとう彼らの泳ぐ街、パリ、18区。ここへと流れ着いた者と、去ろうとする者と、とどまる者と。日々を生きることにいっぱいで、明るい未来を描けないのだとしたら、ひとは手段を選ばなくなるものなの>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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子どもの頃からゲームでマリオはやってきた。マリオがジャンプするタイミングや、マリオカートでカーブする時には一緒になって自分のから
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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コルムの言った“人生は死ぬまで暇つぶし”
いつかのわたしも同じように思って日々を生きていたから、妙に響いてしまった部分がある。
退屈だって分かりきっていても、暇つぶしだって割り切っていても、どうせいつ
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

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優しさを感じたのは、たぶん、あの映画館に働く彼らから(支配人を除く)他人に対する壁というか、境界線みたいなものを感じなかったからだと思う。スティーヴンに対する接し方は、街を歩いているだけで罵声を浴びせ>>続きを読む

一晩中(1982年製作の映画)

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夜に溶ける。

わたしは夜が好きなんだなあと改めて気付いた。“素敵な夜ね”なんてことのない時間を過ごす老夫婦の交わす言葉が、あまりにもロマンチックで涙が止まらなかった。誰かを待つ夜はあまりにも長すぎる
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愛より強い旅(2004年製作の映画)

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再鑑賞。 

今はなき渋谷シネ・アミューズイースト/ウェストで公開当時観て、サントラだけが自宅にあって、時々聴いていた。ああいつかまた観たいなーと思ってたら、ユーロスペースで上映と知る。ありがとう、
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歌うつぐみがおりました(1970年製作の映画)

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いつも誰かを待たせて、誰かを待って、時間や約束や誘い、何かに追われてる。静かなのは落ち着かないし、騒がしいのはイライラしちゃう。何がしたいんだっけ?何をするんだっけ?結局何も出来てない気がするぞ?慌た>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

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生きてることは罪深きことなのかもしれない。と、まるでわたしらしくないことを考えてしまった。七つの大罪も、ダンテの神曲も、カンタベリー物語も、どれも内容はまったく知らないけど、まあこの知らない、という無>>続きを読む

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