清さんを一人映すショット。
そこには言葉では表現できない「悲しさ」が映されていて、あぁ、これは泣くな、というのがわかる。
幸せでない世の中で、音楽を聴くと幸せになるという子ども。
残された人たちを>>続きを読む
ゴダールからみたアンナカリーナはこんな感じだったのだろうか。
不穏な美しさが奏でられながら、魅惑される自然の中に分け入っていく。そうして森が神話的な空間として創出されていく。
ヨソモノであるはずの観客も、神隠しにあったような子供をともに探している。
森におけ>>続きを読む
被害を繰り返さないために、忘れないために、言葉で記録すること。母国語を離れて
それを希望の種として映像に残すこと。
見る観客に、幸せの種を蒔くこと。
心の種として生きること。
夜の遊歩者である母は、娘の秘密を覗き見る。
始まりの部屋、夜明けの部屋、海を眺める娘の視線。
見られている者の視線の方が、ある種メタ的な視線であること?観客のまなざし
ラストショットの美しさをど>>続きを読む
母でもあり、娘でもあるベラ。
冒険を経て、女性としての(性的)身体を保ったまま生きていくことを決める。
元夫があまりにも男性性の象徴として描かれていた。銃の乱用や所有への欲望など
作品内で知の男>>続きを読む
助け「られ」るから、助け「られ」る。
受身と可能は同じになりうる、それがケアして生きるということ。
明るい「昼」だけじゃく、うまくいかない「夜」もある。でも星は「夜」にしか輝かない。
自分の夜を>>続きを読む
繰り返される日常の中にある、その日にしかない、二度と繰り返されない光景や出来事。
微妙な差異を木漏れ日とともに夢に見る。
まるで切り撮ったはずの光景が動き出すように。
それらは光と影が交差し生まれる>>続きを読む
「新しい天使(アンゲルス・ノーブス)」と題されたクレーの絵がある。そこには一人の天使が描かれており、その天使は、彼がじっと見つめているものから、今まさに遠ざかろうとしているかのように見える。彼の目は大>>続きを読む
塵芥が舞い、乾燥しているように見える北欧の街に雨音が響く。
待ち望んでいたかのようなその心地よさに惹かれていると、その雨によって2人は引き裂かれる。
煙草は許しても酒は許さ/せない。
秋から冬の晴れ>>続きを読む