おおたきさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

おおたき

おおたき

映画(202)
ドラマ(2)
アニメ(0)

親密さ(2012年製作の映画)

5.0

映画-内-演劇

手紙は宛先がないと成立しないが、宛先が目の前にいても成立しない。
たとえそれが誤配であっても、届いた先が手紙(言葉)の宛先となる。

言葉を夜の中から拾い、バラバラのまま繋ぎ合わせる
>>続きを読む

恐怖分子(1986年製作の映画)

5.0

暗室で3つの物語が交錯し、現実と虚構が融解する。

虫の知らせ

あしたの少女(2022年製作の映画)

4.5

寒そうな足に差し込む陽光

クソみたいな世界から全てを消しても、残したかった自分が最も輝いている(た)姿

その輝きに涙する人間の足にもまた、同じような光が溢れる

そばかす(2022年製作の映画)

-

カムアウトした後に、緩やかに広がっていくそれぞれの想い。
シンデレラは1人じゃない。

エゴイスト(2023年製作の映画)

-

この世界は揺れている、ゆえに酔う。
当事者たちに近づきすぎにも思えたが、引きであれば全く違う世界が映るのだろう。
金でしか護れない愛がある。
2人を愛し、義息子になり、その愛を買う。それはエゴか。
>>続きを読む

メーヌ・オセアン 4Kレストア(1985年製作の映画)

-

家に帰るまでがヴァカンス
切り取られる一日の長さ、その儚さ、2人を照らす日の出。
そしてまた別の2人になって照らされていく、その様の美しさ

路地へ 中上健次の残したフィルム(2000年製作の映画)

-

路地はどこにでもある。俺はどこにもいない。

路地の過去と現在の往還、融解
枯木灘、海のラスト

幸せな人生からの拾遺集(2012年製作の映画)

5.0

"I was thinking: it depends entirely on me what I look at, where I am, what I do to my soul,"--

SELF AND OTHERS(2000年製作の映画)

-

「ある人間にとって世界を生き生きとしたものにするために、あるいは、人がそこに身を寄せている現実を一瞥で、一つの身振りで、一つの言葉で味気ないものにしてしまうために、もう一人の人間ほど効果的な作因は存在>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

-

さすがに永山瑛太最初からキャラ変わりすぎじゃないかとは思ったが(飴舐めるのやりすぎ)、安藤サクラにはあれくらい意地悪く見えるんだろうな。それは息子が先生にやられたと聞いたらそうなるか
当の息子はその先
>>続きを読む

小説家の映画(2022年製作の映画)

-

「もったいない」に憤るのは、自分がまだ書ける物語作家だと心のどこかで自負しているから。
詩人と交わることは過ちか、詩人の方が物語を深く考えていることもある。

マッコリを浴びての団欒。
あのズーム、電
>>続きを読む

Playback(2012年製作の映画)

5.0

青春の街をPlaybackした

ズレを含んだ繰り返し

過去について語ることは罰当たり
未来について語ることは恥ずかしい

THE COCKPIT(2014年製作の映画)

-

一つの音楽が二人によって生み出される時の、創造(想像)の楽しみ