takuzouさんの映画レビュー・感想・評価

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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

2.7

「見世物じゃねえぞ!」と言わんばかりの最後のクマの表情が良い。
動物を娯楽として消費する人間批判

ポン・ジュノ アーリーワークス(2008年製作の映画)

3.4

短編3つ

・支離滅裂
TV評論家の痴態を描く。本音と建前。

・フレームの中の記憶たち
帰ってこない犬を心配する少年。絵本のよう

・白色人-WHITE MAN-
ホワイトカラーなのに鬱屈し
拾った
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

犯人の動機が悪の探求。
被害者遺族も真実の探求に踊らされる。
探求心に取り憑かれた、一種のマッドサイエンティストもの

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.0

病院を抜け出し、海へ駆け落ちするBL系。
旅はハッテンさせると再確認

ピンクカット 太く愛して深く愛して(1983年製作の映画)

3.2

男も女もドライでタイトルとは真逆。
お馬鹿なレオタードダンスで大団円を迎える。
愛情なくても楽しく過ごせることを暗示

二代目はクリスチャン(1985年製作の映画)

2.2

セーラー服と機関銃と同じポップな任侠もん。
セーラー服のようなアンチ極道のメッセージがあるわけで無く、ただ軽い

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

2.7

表向きは少女の成長がテーマだが
"任侠くだらね"のアンチ極道が裏テーマ。
薬師丸ひろ子の存在感はピカイチ

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

美しい飛行機を作る為、婚約者をほったらかしにする天才設計士。
結核持ちなのに結婚し、美しい姿以外は見せたくないと勝手に居なくなる妻。
戦争の足音が聞こえる、先の見えない昭和初期
男と女、それぞれのエゴ
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ロボコン(2003年製作の映画)

3.5

ありがちな青春スポコンだが、題材はロボコンという変化球。
テンションずっと抑え目で、殴り合いでなく押し合いのケンカしてて、理系の奇っ怪さを演出。
長澤まさみの寝てるシーンからはじまり、歌あり、制服あり
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

2.4

人間の皮をかぶった鬼たちの世界。
共感できるキャラクターが1人もおらず
一種のファンタジー

終始メガネをつけてる篤郎は変質的でGOOD

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.0

青春ミステリーっぽいタイトルだが、少女の友情を育む百合的物語だった。
バレエシーンが秀逸

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

2.0

定番シーン
定番セリフ
定番ストーリー

唯一良かったのは峰不二子が高宮まり(誰やねん)っぽくなっていたこと

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

解離性障害のおひとり様が彼氏を作ることでビョーキを寛解。
けど恋人はトラブルの元でもあり、ジレンマ。

進むも地獄退くも地獄なら、前に進んで恋をしちゃえ!

すばらしき世界(2021年製作の映画)

2.5

やくざの更生には生活の安定はもちろんのこと、
金以外も重要という新鮮味の無いモチーフ。
役所広司でなければ辛気臭くて観てられない。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.5

三谷コメディとアンジャッシュのコントを足したような教科書的作品。
毒にも薬にもならない偏差値50

羊の木(2018年製作の映画)

2.8

過疎対策として11人の凶悪犯罪者を受け入れる地方都市
知ってるのは市長ほか3人だけ、というそそる設定

原作の漫画版は文句なしに面白いが
大幅カット、アレンジしててもう別の作品。
優香だけはそそる

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.3

良かった点
・未来少年コナンをはじめとする宮崎アニメ風の絵作りで
 洗練されてる
・巨大豚CGは金かかってて迫力ある

悪かった点
・少女が豚を救うだけの凡庸ストーリー
・企業利益やら動物愛護団体への
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.0

知的障害の息子を救う為、奔走し、壊れていく母。
狂い過ぎてて正直ついて行けない。
およそ日本では撮れないヘビーな内容で打ちのめされる。
覚悟して鑑賞してください。

天気の子(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

"個人が犠牲になってまで世界を救う必要はなく、災害には抗わない"

ヒーロー不要論で締めてて良い意味で裏切られた。

100,000年後の安全(2009年製作の映画)

3.0

原発先進国フィンランドの一番の悩みは10万年後
文明が退化し、廃棄物を掘り起こされる心配。
10万年後の世界に思いをはせるフィンランド人の意識の高さに脱帽。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

馬鹿で無いのに、不真面目でも無いのに、うだつが上がらず
健康で文化的な生活すらさせて貰えない。
上流は成金でノブレスオブリージュを理解せず。
こんなクズ社会は非合法に生きるしかないだろう。

同監督の
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豚の王(2011年製作の映画)

3.1

カーストの酷さというより

"ダークヒーローは最後までダークヒーローであって欲しい"
"王の人間宣言は許されない"

偶像崇拝の危険性を描いてた。

コータローまかりとおる!(1984年製作の映画)

2.5

巨大扇風機でパンチラとか
投げ落とされるパンティとか
山口良一が生徒会長とか
ノリが80年代で楽しい。
主演はゴン中山にしか見えない。

昭和残侠伝 死んで貰います(1970年製作の映画)

2.5

一度ヤクザの道に入れば二度とカタギに戻ることはできない、というベタなモチーフ。
戦前の極道は拳銃を使わなくて美しいです。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

妄想と現実の男の間で右往左往のこじらせOL

「勝手にふるえてろ!!」

過去の痛々しい自分と決別し、現実の世界に舵をきるが
10代ならまだしも20歳過ぎてリア充に性格を変えられるわけなく絶望感漂う。
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翔んだカップル(1980年製作の映画)

4.0

不器用で上手く愛情表現できない高校生の未熟な青春群像。
時が経っても成長していかない、報われない哀しさは
人間もぐら叩きに集約され、堪らなく切ない。
相米監督はもぐら叩きシーンを一番撮りたかったに違い
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.0

列車の中の人間だけが生き残る突飛な設定。
最後尾の下層民が格差を是正するべく
最前車両で牛耳ってる支配者を目指し
ゲームをクリアするごとく突き進む。

ラスボスと対峙し、カーストの正しさを説得され
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バウンド(1996年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

マフィアの金を強奪するレズカップル。
シモの繋がりだけの関係なのでいつ裏切るのかハラハラ。
けど裏切らない。精神も繋がってたのだ。オンナの純愛。一本取られた。

暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

2.3

アパートの一室で、盲目の人妻vs三人の犯罪者。
暗闇になれば健常者より有利になるという展開は、タイトルから読めてしまい残念

オアシス(2002年製作の映画)

3.5

ADHD男と脳性麻痺女のロマンス。
20年前ならインパクトあったかもしれないが
障害が一般化しつつある現在では感動は薄い。
主演の二人が名演。

泥棒成金(1954年製作の映画)

2.5

カーチェイスやら屋根でのアクションやら
泥棒おっさんに恋するとかカリオストロの城の元ネタ。
宮崎駿に影響を与えるとは流石ヒッチコック。
けどブリジット・オーベールのショートカットが一番の見どころだ。

真のフランス男(2016年製作の映画)

3.4

下流男子の青春群像。
仲間がいるおかげか底辺でも不幸な感じがしない。
人生で一番大事なのは友情ということ。

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

2.3

兄弟どんぶりな話。
舞台は上流だが、誰もかれも下種ばかりで全く麗しくない。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.7

結婚に失敗した二人の女の感情的回復がメイン。
寂れたカフェから人が集うオアシスなカフェに変化していく中、
「仲が良すぎるわ」と出ていく女彫師が印象的だ
(全員が幸せを求めてるわけではないというアンチテ
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.1

<死があるから生>とかの無常観は火の鳥を彷彿。
絵は完全に駿だが、内容は手塚に影響を受けてると感じた。

おいしい家族(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに実家に帰ったら父が女になってて、
JKの連れ子ある男と再婚。弟はスリランカ嫁を貰ってて妊娠中。
何事もないように普通に生活していて
「お前ら頭おかしいんか!!」って突っ込む主人公。

けど状
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