takuzouさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.4

憂いある黒髪少女との成就しない初恋を
坂道、渡船‥風情たっぷりの尾道で描く。
前半の寒い会話(前宙は鳥肌レベル)がなければ傑作だったのに惜しい。
富田靖子がエンディングを歌っててずっこけ。

娚の一生(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

不倫で傷心中OLが、初老前の癖のある大学教授に求婚される話。
拒否り続けるが捨て子との疑似家族を通し心情変化していき
体も許してゴールインのハッピーエンド

特筆すべきストーリーは無く、古民家で二人の
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ミスト(2007年製作の映画)

2.4

虫の化物が現れ、スーパーマーケットに閉じ込められるパニックホラー。
イライラが積もり、気が触れ、人々は互いに殺し合うようになる。
極限状態では人間こそ化物である、という陳腐なモチーフ。

ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.7

カクカクした動きでクオリティ低めだがゾンビもんだからかあんまり気にならない。
物語は面白く終盤は目が離せない。
救いようのないカタストロフィ的オチもお花畑化した日本人からすれば新鮮。
格差やホームレス
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太陽の季節(1956年製作の映画)

3.0

昭和30年前後、自堕落なブルジョアパリピの世界
主人公は彼女を中絶させ死なすサイコパス屑野郎だが嫌いにはなれない
サイコ化する現代社会のはしり的映画だ

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

優等生が金に目がくらみカンニングビジネスするジョブナイル映画。
不正であっても仕事によって大人しい子が主体性のあるしっかりした人間に成長すること
善良でも環境によって簡単に悪に手を染める人間の脆弱性を
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お兄チャンは戦場に行った!?(2013年製作の映画)

2.5

4年ヒキってる統失っぽい兄が戦場カメラマンになると言いだし
お守りとして陰毛を妹に貰いに行く話(どんな話やねん)。
妹も少しメンヘル気味で結局陰毛を抜いて渡す(おいおい)。
重めのテーマだが陰毛(下ネ
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

2.5

徴兵を端緒に堕ちていく純朴青年。
徴兵のせいで精神が荒むとか何か臭う。
案の定、NHK出資‥。

我は神なり(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

宗教を詐欺だと否定するが結局宗教にすがる主人公。
宗教に騙されても本人が気づかず一生過ごせたら幸せ、
という監督のメッセージが込められている(と思う)。
傑作ではないが観て損はない。

夜のピクニック(2006年製作の映画)

4.0

一昼夜ひたすら歩くだけという伝統行事を通して
高校生の友情と和解を描いた青春もの。

硬直化した人間関係はハレの日に溶解、再凝固し
一生忘れない一日となる。
くだらない、無意味に思える行事でも存在意義
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

4.0

9人と不倫している遊び人のテレビプロデューサー
妻と愛人9人に殺人計画を立てられるが・・

全編モノトーンで洒落ている
ドロドロした内容だが進行はサラサラ
男も女も情が無くサイコパスみたいな人
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.0

映画狂の青年たちが893のカチコミを撮影するコメディ。
愛があれば何をしても許される、
狂気も正当化されるというモチーフはいかがなものか
面白かったんで別にいいけど

クジラの骨(2019年製作の映画)

4.0

四国の漁村の少し浮いた夫婦と遍路青年との交流

夫婦は出産で悩んでおり、遍路青年と出会いと別れは
妊娠と流産を暗示

クジラの骨がキーアイテムとして登場するが
クジラは心理学の世界で母性の象徴
クジラ
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日本一のホラ吹き男(1964年製作の映画)

3.0

大声、はったり、ビッグマウス、横柄、ゴマすり、行動力・・で
大企業に潜り込み、営業部長まで登りつめ会社のマドンナと結婚する話。
出世したい文系はこうあれ、みたいなお手本の映画。
今の若者が見ても
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

2.5

小説家を夢見て定職に就かず妻子に逃げられるという陳腐な設定。
うだつの上がらない中年男の共感を誘うだけの映画。
是枝監督は当時スランプで悩んでいたに違いない。

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