tammyさんの映画レビュー・感想・評価

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

トラウマが呼び起こされて古傷が抉られる、綺麗な映画だった。
ストーリーを知らずに見初めてすぐに、あ、これはあの時のあの場所だ、と思った。
たくさんの思いがあり、とても一言では表せないあの出来事が、こう
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トスカーナ(2022年製作の映画)

2.5

風景、自然、料理、全てが美しい。ただキャラクターがキモすぎる。
映像は間違いなく美しくて、イタリアトスカーナの美しい自然と風景が、1つ1つ丁寧に作られていく料理たちが、ずっと見ていたいほど。
でも結婚
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.7

面白かった。
限りなくSFなファンタジーでありながらクラシカルでしっとりとした空気を纏った映画で、それが人よりも長く生きることによるAdalineの孤独な静けさや知的さを表現しているようで良かった。
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ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005年製作の映画)

3.0

ワードローブの中に魔法の世界が広がっている。
子供の頃に夢見た物語がそのまま映画になったような、夢と冒険と空想で溢れたこれぞファンタジーな世界観。
前半は映画としても美しくまとまっていたけど、途中から
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ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.7

ホームアローンよりもクリスマス要素も盛りだくさんで、全体的に全ての要素を派手に誇張してて、やりすぎくらいの印象だったけど、それが逆にホリデー感を高めていて良かった。
ホリデーシーズンのNYに行きたくな
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.5

この1年国外への転勤でめっきり映画をゆっくり観るということをしなくなっていたから、約1年ぶりの真っ当な映画鑑賞。

クリスマスも近いから10年ぶりくらいのホームアローン。
8歳の男の子がひとりぼっちの
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.3

かなりネタに走ってるとにかく明るいリズミカルな映画!
現代のティーンって感じがすごくかわいい
でもいい子でいたい10代の子が抱える親子の在り方についてかなりリアルに描かれていて、話は明るく進むのに各シ
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スイッチング・プリンセス(2018年製作の映画)

3.5

見ていてワクワクする幸せな映画
ディズニーレベルのファンタジーだからこそあり得なさももはやご愛嬌
バランスが取れていてハッピーエンド主義感があって、何も考えずに見て幸せな気持ちをおすそわけしてもらえる
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.4

ミラベルが始終可哀想、もうこれに尽きる
婆さんのミラベルへのあたりが酷すぎる
最初は姉も嫌なやつかと思ったけど、そこは誤解が解けて良かった

圧倒的な映像美は間違い無くて、南米のカラフルな服、家、花々
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

5.0

びっくりするほど何度も泣いた
愛する人を失った怒りと悲しみに燃える憎しみの心が、龍という絶対的な存在が現れることで迷い揺れる

特にナマーリ
自分が正義だと信じて信じて戦ってきた刃が自分の憧れてやまな
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.0

見ていられないほど苦しい
もっと静かで美しいものかと思っていた

光と音楽が融合し、心情を表現するセンスは圧倒的で、現代的な洗練された魅力がある

愛と憎しみと後悔と、たくさんの強い感情が溢れていて心
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.5

全ては海から始まり海へと帰っていく。
何もわからなかったけど、でも壮大で、美しく、同時に恐ろしかった。
未知への恐怖、海への恐怖、死への恐怖。
作り込まれた映像美に飲まれ、海の中を、宇宙を、引き回され
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.3

聴者と聾者の狭間でどちらにも居場所を見出せない。

そういう聾者の家族に生まれた聴者を"コーダ"というのだと初めて知った。

大衆映画という感じはあるものの、コーダという重いテーマが興味深かった。こん
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

美しい幻のような儚い時間が、淡々と静かに流れていく。

惹かれ合う2人の恋はガラスのように繊細かつ、抑えきれない衝動性がある。でも決して手に汗握るような、ハラハラや辛さ、心に負荷のかかるストーリー展開
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洗骨(2018年製作の映画)

4.3

とてもとてもよかった。
なんて尊い神聖な風習なんだろう。
みんなそれぞれの弱さがあって、苦しみの中を生きて、命を繋いでいく。
「命は女が繋ぐんだよ」というおばさんの喝に泣けてしまった。というか結構あち
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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

2.5

穏やかで綺麗な空気に包まれた柔らかな地獄のような映画だった。

穏やかで眠くなるかと思ったらじわじわと滲み出る人間としての欲がざわざわとさせる。
この映画が何を伝えたかったのかわからないけど、最早一か
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.5

やはり細田守監督はは明るい作品が似合う。

前半は時をかける少女に匹敵するほどの名作なのではという面白さで展開の速さも引き込まれた!
これは素晴らしい作品なのでは…!
と思ってからの後半戦が、そう来る
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.7

小学生の頃からコナンを観続けてきた者として今回も映画館鑑賞!(最終日1日前のレイトショーという滑り込みだけど)

なんかここ数年の中では群を抜いて面白かった!
近年のコナン映画の完全ネタなトンデモ展開
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

面白い。けど、えぇ〜ちょっと胸糞😭

ジャンルで言ったら間違いなくコメディで全体を通してとてもリズミカルでワクワクしながら観れるしすごく面白いんだけど、そもそもの設定が人権〜って感じで不憫でならない。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.8

とてもとても素敵な映画だった。

人生というものがいかに尊く貴重で美しいものなのかを忘れてしまいそうになったら何度でも戻ってきてまた見たい映画。

恋愛映画かと思っていたら、父子のかけがえのない愛に溢
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.3

昔いたところに立つとその頃の生活が目に浮かぶ。
人は日々の生活を積み重ねてその歴史の上に生きているんだなと胸がキュッっとなる。
引っ越しをした昔の家を通りがかった気持ちを思い出した。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

数回目の視聴。
映像も綺麗だし歌も素敵だし、ちょっとそれぞれのわがままなところが強いけどいい映画だ、好きだ
ママココ泣けるぜ

風の電話(2020年製作の映画)

3.4

明日は3月11日なのでこちらを鑑賞。
11年経ってもわたしは忘れない。
あの日がまだ今も続いている人がたくさんいて、それをせめて忘れないでいる人間でありたいと思った。

ハルが抱える津波による悲しみと
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パリの恋人たち(2018年製作の映画)

2.5

フランス映画って感じだ。
曇り空のパリともの悲しい音楽が映画全体を包む、しっとりとした空気感と淡々とした雰囲気の映画だった。
美しい恋の映画かと思ったらそうではなかった。

登場人物たちの倫理観がわた
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

優しくて暖かい映画だった。すごくよかった。

社会的に全く交わることのなさそうな2人なのに、通じ合って笑い合って替えることのできない友情で結ばれていく姿が幸せで、いつまで見ていたかった。
互いを差別も
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.5

真実を伝えるため、人々を守るために命をかけて戦った人たち。
その人たちを置いて、彼らの希望を頼りに真実を伝えに光州を去るのはどれほどの気持ちだっただろう。

これが実話に基づく話だということに煮えるよ
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.7

ここ数年見た中で一番泣いた。
どのシーンもずっと辛くて、オクジャを想うミジャの愛が切実で泣いてしまった。
最後の夜の帰り道のスーパーピッグもつらく、苦しくて泣いた。

登場人物それぞれに守るべき正義が
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.8

衝撃。才能の暴力。
見終わっても胸がどきどきしている。
美しいだとか、官能的だとか、面白いだとか、そんな簡単な言葉では言い表せない。
間の取り方、画面の切り方、空気感、3部構成の組み立て全てが衝撃的な
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.7

劇中の時間の進み方も、登場人物同士の距離感も、すごく心地よく見ることができるいい意味で見やすい映画。
誰か1人の心情に共感しすぎることなく、その距離感がちょうどよかった。
中弛みも全くないので最後まで
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.3

旧正月だし中国っぽくて明るいやつ見るか〜で鑑賞。
明るくリズミカルで楽しく見れる映画。
いじめっ子達に立ち向かうシャオドレの諦めない前向きな姿はかっこいいし、最後らへんの戦うことを諦めない理由が弱さを
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.8

訳わからん、わからんけど好きだ!

開始からしばらくだるいやりとりがだらだら続いてたかと思ったら、カラオケの最後でん?ってなって
そこから小さな違和感が積み重なって確信に変わっていく感じ。
でも決して
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

2.8

カルリートスの美しさに惚れ惚れする。
誰かの作ったルールなんかに縛られず、自分の気持ちの赴くままに、軽やかに、美しく、のびのびと生きる姿は人間離れしていて、そしてとても魅力的。
掴みどころがない狂気的
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.3

何よりガガ様のイタリア訛りの英語の再現度が高くてびっくり。

壮大なお家騒動の映画。
もっとGUCCIのプロダクトやモチーフが沢山出てくる華やかな映画かと思ったら、家族の関係性の変化にフォーカスされて
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.0

たくさんの愛のお話のアラカルトみたいな映画。

登場人物が多いので忙しなく少し疲れてしまった。
私は1人の人生を見続けるような映画の方が好きなので刺さらなかったけど、コロコロと画面の変わる映画が好きな
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