tammyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

ホラーなんだけど、どちらかと言うとスピリチュアル・信仰・ヒューマンドラマ的要素の方が強く印象に残る映画だった。

驚かせてくる系のホラー要素は多くなく、むしろ現実世界で起こる事故や精神崩壊の方が余程恐
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.0

少し前の日本映画特有の独特の雰囲気が流れる映画で、わたしはそれがあまり得意ではないので映画全体の雰囲気としては刺さらなかったけど、ジョゼの雰囲気や、淡々と紡がれる話し方もワードセンスもすごく魅力的だっ>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

4.5

すきだ〜!
見るの何回目だろう
クリスマスの度に見たくなる映画

一年で最も幸せなクリスマスシーズンに人生どん底まで落ちた2人が現実逃避に家を交換する話
それぞれ全く異なる環境で新たな出会いを通し、人
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.8

やっと見れた
3時間もあるとは感じさせない映画だった

「可哀想」だなんておこがましい、あまりにも辛く苦しく胸が締め付けられる映画だった

終戦を迎え、世の中が平和になっていく中、1人戦争の中を生き2
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.5

長い長いすれ違い
人間素直に生きることができたらどれ程生きやすいんだろうね

人生ってうまくいかないよね
誰か悪役が仕組んでるんじゃないかっていうくらい悪い方向に噛み合ったりして

人生1好きだった人
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.2

すきだ…
懐かしさと家族を想って胸が苦しくなる映画。
穏やかで何も起こらないのだけど、生活はそこにあって、それぞれの気持ちや苦しみは存在している。
結局わたしはこういうタイプの映画が1番夢中になって見
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

生きることとは。死ぬこととは。
旅を通して見栄や建前は剥ぎ取られ単純に生きていくということと対峙する。

死んだ兄ばかりに執着し、自分を見てもらえない悲しさ。生まれた家のせいで未来が狭められる悔しさ。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

トニーとドクター・シャーリーの対照的な性格と、次々と移り変わる土地で見ていて飽きることがない。
軽快な場面展開の楽しい映画であると同時に、人種差別というとても重く苦しいテーマを持った映画。

ドクター
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.2

演技がリアル!
まるで本当のYouTube配信を見ているかのようで、メンバーのリアクションや表情が恐怖心を煽る。
映像が乱れたりカメラアングルまでもがリアル。

カメラワークがいい映画。
テンポもいい
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ザ・コール(2020年製作の映画)

2.9

友だちの家で鑑賞。
ホラーというよりはじわじわと迫り来る狂気のスリラー系なのかな?

前半はこの先話をどう持っていくんだ?っていう感じだったけど、途中から怒涛の恐怖展開。

驚かせて怖がらせるというよ
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.8

1番泣けるジブリ作品だと思う。
可愛くて、笑えて、考えさせられる。

わたしが田舎派というのもあるかもしれないけれど、最後のみんなで協力してのあのシーンは涙なしでは見られないな。
故郷が奪われるって、
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.3

いや、面白かった!
ただしかなりの問題作。

一体どこの国が作った映画なのか気になる。
ヒトラーの決して揺るがない信念。そしてそれ故の圧倒的自信や存在感、言葉選びから即座の判断まで、内容はどうあれ人が
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めがね(2007年製作の映画)

4.0

たまらんなあ。
何かありそうで何もない。
でも何もないと思っても、ささやかに実は何かあるのかもしれない。
そんな映画。
この雰囲気がたまらなく好きだ。

非現実的なのにまるで日常を切り取ったかのような
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

2.9

普通に楽しいって感じの映画
若マクレガーさん結構好き
ピーターとのエスカレートしていく戦いがテンポ良くて楽しい
ただテンポ良すぎてちょっと疲れてしまったな
ピーター悪戯好きってことだけど調子乗りすぎて
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

よかった。
季節のうつろいに耳を傾け、それをしっかりと感じながら日々を生きるということの美しさ。
穏やかに見る事ができる好きなタイプの映画だけど、ちょっと泣いた。

月日が経ち段々とお茶に慣れ、音だっ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.3

パリに一度でも恋したことのある人ならきっと好きになる映画。
わたしもその1人。

今日の鑑賞で多分3.4回目な気がする。
つい、ゆっくりしたい時に流してしまう映画。
明るくて、笑えて、美しくて好き。
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プール(2009年製作の映画)

2.7

美しい映像とカメラワークが雰囲気のある穏やかな映画だった。
セリフは多くなく、空気感を楽しむ映画。
映像の切り取り方が絵葉書みたいに美しい。
でも正直物足りなさが否めない。

登場人物それぞれに愛着が
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

アン王女のなんと可愛らしいことか!

自由でのびのびとしたローマ市民の生活を楽しむアン王女のキラキラとした喜びが白黒なのに伝わってきてキュンとしてしまう。
新聞記者であることを必死に隠すジョーとのやり
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ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

2.8

ハムステッドヒースの片隅で自給自足で暮らすドナルドとの出会いを通し、本当に大切なものは何なのか、自分自身の生き方を見つめ直す物語。

映像に映る物が全てイギリスらしくて美しかった。自然豊かで、古くて、
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

食べ物を扱う映画って好きだな。
食べているシーンってみんな幸せそうなんだもん。

ヘルシンキの誰もお客が入らない食堂を舞台に色々な出会いを重ねていく話。
段々と仲間たちが増えていき、最後には笑顔で溢れ
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パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

4.0

好きだな。
大事件が起こるわけでもなく、伏線が全て回収されるわけでもなく、出会って別れて変わっていくリアルな日常を垣間見るような作品だった。
穏やかで落ち着いた生活が、今のわたしに足りない何かを補って
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.2

生きるということに対する苦しみと孤独にじわじわ体が侵食されていくような映画だった

なかなかに、苦しい映画だった
自分を持たず、流されるままいつまでも"ちゃんと"できない主人公の苦しさとひたすらな孤独
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.7

サマーウォーズの世界観と、美女と野獣が一緒になりました!みたいな映画だった
音楽と映像は間違いなく美しかった!

ただ、細田さんはやっぱり、底抜けに明るい天真爛漫なキャラクターを描いている方が好きだな
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

幸せな2人をずっと見ていたかった

フランスの小さな海沿いの街で出会った2人の少年の一夏の恋の物語
一夏の恋、って言ってしまえば簡単だけど、実際は一夏で終わってしまった永遠に忘れない記憶って感じ

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

1.0

わけわからんオブザイヤー受賞

見終わったはずなのに何も残らない。
もしかしてわたしタイムリープした?
中学生の頃に見ていれば多少感情移入できたのかもしれないけどぶっちゃけ最後の主題歌しか良くない。米
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

救いが無い!
でもずっと美しい!!

スタートから救いのない展開で、流れる陰鬱とした空気は最後までずっとまとわりついている。
牧歌的なスウェーデンの村で古くから繰り返される風習。
R指定が入らざるを得
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

2.8

鎌倉の街を舞台にした奇妙で不思議な夫婦の物語

なんてことないシーンなんだけど、正和さんが江ノ電に乗り黄泉の国へ着くシーンで泣いてしまった。
先に黄泉の国へ行ってしまった家族たちがああやって待っていて
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.3

自らの死が目前にあると知る人たちが何を想い何を信じてその時を迎えるのか

それぞれに家族があり、故郷があり、愛する人があり、それを守るために戦うのに、それを思うが故に死にたくないと思う
兵士一人一人の
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

信念を貫く決して折れない強い意志と心
いずれ終わりが来るとわかっているからこその命の灯火の強さと美しさ

やっと観に行けて嬉しい

アニメ最終話の最後のシーンから続く形での映画
内容としてもアニメの延
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.2

前半と後半で別の話かのような映画

前半はムッキムキの青年が素手で高い崖を登って上の世界へ行き素敵な出会いをするディズニーのようなファンタジー味の強い話で、
後半は過去の回想で民を思う偉大なる王がバッ
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キングダム(2019年製作の映画)

4.5

かなり満足度の高い映画だった!!

まずキャスティングがいい
それぞれキャラクターに合っている
そしてなにより吉沢亮の顔がよすぎる
あと長澤まさみの美しさ

セットも壮大でハリボテ感が全く無く
世界観
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.3

一人の人間の人生を見た、壮大な映画だった

起承転結なんて綺麗なものは存在しない、色んなことがどんどん起こりながらも止まることなく続いていく人生の流れが、同じように存在している映画だった
見終わった後
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

2.5

え、終わり!?ってなってしまった
物に囲まれる意味はないけど、離れてみての葛藤もある
「ものは少ないのが幸せだ」という終わりでもないし、なんだかもやーり
もう一回見たら何かわかるかな…

おばあさんの
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ソラニン(2010年製作の映画)

3.3

アジカンはいいなあ…

まだ何にもなれていない自分たちが自分の人生を自分で決めなくてはいけない岐路に立って、でも本当にそれが正しいのかも分からなくて、
一番苦しくて、得体の知れない不安感と焦燥感に日々
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女は女である(1961年製作の映画)

1.5

ずっとみたかった映画
でも残念ながらわたしの苦手なタイプで無念…

観劇のような構成や音楽が斬新でコメディらしいコミカルな展開とリズミカルな会話だけど
その言葉選びや展開がわたしには合わなかったのが残
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