のりまきさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ザ・マウンテン 決死のサバイバル21日間(2017年製作の映画)

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映画っていいなぁ。と自然に感じた作品。
ストーリー的にはあまり好みではないし、キャラクターが好きな訳でもない。でも好みを超えた作品への誠意に溢れた出来だと思う。ケイト・ウィンスレットとイェドリス・エル
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ぼくとボビーの大逆転/ユアン少年と小さな英雄(2005年製作の映画)

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忠犬もの且つスコットランドもの。旅ものではなく、環境もの。偉い人が解決してくれると言うのは日本人の心に沿うと思う。犬が墓を守るというあたりも実に日本人好み。

スリー・ジャスティス 孤高のアウトロー/ビリー・ザ・キッド 孤高のアウトロー(2019年製作の映画)

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イーサン・ホークは自分にとって頼りになる水先案内人で、情報のない作品を見るか見ないかの指針になる。知らない街でどこでお昼を食べよう・・・と迷った時、ここ美味しかったよと勧めてくれる食通の友達みたいな感>>続きを読む

サウンド・オブ・サイレンス(2001年製作の映画)

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『17歳のカルテ』で脇役ながらグッジョブだったブリタニーがまた病院送り。

幼少期に父親の犯罪に巻き込まれ、統合失調症を装って病院に隠遁している少女と、娘を攫われて少女から秘密を聞き出すように脅された
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

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2作目はトーンダウンかと思いきや、キャスティングが上手すぎ。今回の肝はシャッフルなのだけど、そこにダニー・デヴィートとダニー・グローヴァーをキャストするとは!おそらくこの2人をが演じたのをコピーしてい>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

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義足のロック様跳ぶ!
現代版『ダイ・ハード』。香港の高層ビルから家族を救い出せ!
いつものようにロック様大活躍だけど、裏ヒーローはお久しぶりのネーヴ・キャンベル。実に冷静で大胆、地味にでしゃばり。いく
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シャドー・チェイサー(2012年製作の映画)

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『エグゼクティブデジジョン』のセガールのようにブルース・ウィリス退場。シーガニー姐さんが出てきたので期待したらこれまた割とあっさり。最後はオブライエン(コルム・ミーニー)が持っていってニヤニヤ。どこか>>続きを読む

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

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ラ・ヨローナとはメキシコの民間伝承。貧しい娘が地主の息子に愛されて子供を産むが心変わりされて・・・という紀元前から繰り返されるありふれたお話。王女メディアですな。花嫁衣裳を着ていてキャッチー。子供を水>>続きを読む

レインメーカー(1997年製作の映画)

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同時期の『評決の時』に比べキャストが堅実な感じ。こちらの方が社会派っぽい。民意が権力者に勝つというアメリカンフェアリーテイル。

マット・デイモン×クレア・デインズという真面目コンビから想像のつく安定
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ヴィランズ(2019年製作の映画)

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キーラ・セジウィックの怪演。歳とっても美しくというのも立派だと思うが、歳とった自分を滑稽に見せたり哀れに見せたりするのが役者魂だと思う。

『パルプ・フィクション』のパンプキンとハニーバニーのようなカ
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こころに剣士を(2015年製作の映画)

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「エストニア×ドイツはわかるとして、なんでフィンランド?」と思ったらエストニア人はフィン人らしい。知らなかった。
これまた知らなかったが、大国の思惑によりソ連の支配下にあったエストニアにナチスが攻め入
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

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キングの描く恐怖とは大人にはくだらないと思えるものに対する子供の恐怖。それは子供の置かれた環境による。そこら辺の描写が丁寧なのは〇。本作では振り切ったと思った過去の恐怖に追いつかれる。これを映像に落と>>続きを読む

ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

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「陪審員てナンデスカ?」な人にオススメの作品。
裁判=正義ではなく、多数=正義なのかというアメリカのジレンマがわかり易くサスペンスフルに感じ取れる。時代に合わせてタバコから銃に変換しているのも上手い。
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ルール(1998年製作の映画)

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当時濫造されたホラーデートムービー。本国ではそこそこヒットして続編も作られた。日本では不発。再見したところ、やはり二番煎じ感が拭えないのと都市伝説を無視った邦題が原因かと。彼氏と車の中でいちゃつきなが>>続きを読む

インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

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なんじゃこれなタイトルだけど原題ママです。
やや問題のある親のいる夫婦。幸せだけど、もっと上をと願ってしまうのが人情。ましてややいのやいの五月蝿い親族がいれば尚更のこと。
骨子はありふれているがこの辺
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パーフェクト ストーム(2000年製作の映画)

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漢気漁師映画。実話ベースなので、ただのディザスタームービーでは無い。港に帰った漁師たちが集うバーはありえないようなフェロモン酒場。ダイアン・レインとジョージ・クルーニーがいるってなに?タイトルからして>>続きを読む

交渉人(1998年製作の映画)

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めっちゃ旬!であった曲者2人をダブル主演に迎えたサスペンス。陰謀に巻き込まれ立てこもるプロフェッショナルと彼を説得するためにやって来たプロフェッショナル。演技合戦バチバチでワクワクさせられる。現場はさ>>続きを読む

ザ・ファン(1996年製作の映画)

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あなたのことが好きすぎて。
この「あなた」がいかほど正確なものかというのが物語りの肝となる部分なのだが本作ではほぼ虚像。ギル・レナードが愛しているのは自分のなりたい理想のプレイヤー。シナリオではきちん
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

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「これー!これだー!」
ハル・ベリー(『ザ・コール』)やデンゼル(『サブウェイ123』)が外界に出るとガッカリしてしまった自分が何を求めているかをズドンと撃ち抜いてくれた。こういうのが見たかったのです
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

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88年版のオリジナルチャッキーが好きすぎて恐る恐る見たが、あか~ん!ニューチャッキーは粘着質なストーカー。オカルトを排除し、物理的に誕生してしまってところで畏怖という武器を無くしてしまった。どう見ても>>続きを読む

ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

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寂れたホテルに集う異色の面々・・・とくれば映画好きの脳裏には幾つかの綺羅星のごとき作品がかすめると思う。これがそのうちの一つになるかと言うと微妙ではある。正直気を持たせすぎだし、余計な映像が多いわりに>>続きを読む

ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

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黒人と白人の学校が分かれていたダーラムで学校火災をきっかけに起きた統合の論議。北部からやってきたチェアマンの采配で女性運動家とクランの支部長が話し合うことになる。『ドリーム』でオシャレな働く女性を演じ>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

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主題が迷子。
これだけ豪華な顔ぶれが集まっているので期待しすぎた。さらに多彩になったアウトローたちが集まってどんな展開を見せてくれるのかと思ったら特に深堀されず残念。アクション映画としては充分に面白か
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シューテム・アップ(2007年製作の映画)

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『レオン』のゲイリー・オールドマンに匹敵するポール・ジアマッティのキレっぷりが見もの。衝撃でした。

ブラザーサンタ(2007年製作の映画)

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サンタクロース一家にはノーティボーイな長男がいた?!というホリディムービー。
主人公にはダメ男をやらせれば天下一品ヴィンス・ボーン、ママはキャシー・ベイツ、恋人にはレイチェル・ワイズ、サンタクロースは
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

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邦題駄目事案。メリッサ・マッカーシーがキュートさを捨てて小汚くて不機嫌なおばさんに。プライドばかり高くてセルフネグレクトの状態にある作家。これはダメかと思わせておいて、いつのまにか入り込んでくる。いや>>続きを読む

ミッシング ID(2011年製作の映画)

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『トワイライト』で可哀想な当て馬狼男を演じ女子高生に支持されたロートナーくんのサスペンス映画。親の因果が子に報い組織に追われる高校生役。まあアイドル映画ではあるけれど、シーガニー・ウィーバーやミカエル>>続きを読む

クエスト・オブ・キング 魔法使いと4人の騎士(2019年製作の映画)

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かなりビミョー。大人にはあまりにチョロいし、子供にはあまりに説教臭い。小学生に向き?
岩に刺さった剣を見つけた男の子が自分はルーク・スカイウォーカーやハリーポッターのような「選ばれたもの」だと主張し友
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16ブロック(2006年製作の映画)

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日本ではアクションスターに括られがちなブルース・ウィリスだけど、こういう役もこなせるのが彼の強み。
『48時間』の流れを汲む凸凹コンビもの。ニューヨークの警官がほんの16ブロック先まで証人を送り届ける
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2ガンズ(2013年製作の映画)

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デンゼル×ウォルバーグin牛追い祭り(ウソ)。
2人並んでガンをぶっぱなす類の映画。
お金はかかっているので見応えはそれなりにある。
この手の終わり方は印象に残りにくい。ニューシネマが印象深いのはその
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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付き合いが長すぎて勝手に同級生感覚のファレリー兄。オスカーを獲ったと聞いて、「日和ったかしら?」とドキドキしたが変わらぬファレリー君で半泣き。疑ってごめん。
実話ベースで息子も参加しているから悪ふざけ
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(1963年製作の映画)

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子供の頃から何度となく見ていて、毎度なんか居心地悪く見終わって「凄いよね!」と問われて曖昧に相槌を打ってきた作品。「ティッピ・ヘドレンが大根でビッチだからかな~?なんかノれないんだよな~。凄い作品なの>>続きを読む

ザ・センチネル/陰謀の星条旗(2006年製作の映画)

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アカデミー名誉賞俳優のご子息を2人揃えたサスペンスもの。カーク・ダグラスが間男SSを演じることはなかったろうし、ドナルドパパがやったらこっちが裏切り者やスパイじゃないかと思わせちゃうだろうなとニヤニヤ>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

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えげつない映画。歳をとって猶盛ん。天晴スコセッシ。こってりごってり山盛りなので体力のある時でないと見られない。
箍の外れた人が周りを巻き込んで暴走するさまがスピーディに描かれる。ワイドショーが好きな人
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下妻物語(2004年製作の映画)

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ロリータとヤンキーの友情もの。とにかく語り口が上手い。中学生の娘に見せたらどハマりしました。
アンナちゃんが可愛すぎ。「ジャスコだよォ」としばらく真似していた。
こういう丁寧なキッチュさ、大事だと思う
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