タマカッパさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)

1.9

トリンドルの変な走り方・古めかしいパンツ・ブラ・斎藤工のブリーフ姿が見たい人はきっと楽しめる。

「女子はみんなちょっと変なだけ」
個人的には女性軽視をうまく着地させてほしかった。シュールの紐付けもよ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.7

不朽の名作。

このスッキリ爽快感。最後まで見てよかったと心から思える映画。

知力は腕力に勝るとよく言うが正にこのことだ。ラストの鮮やかさは圧巻。無駄なハラハラもなかったため鮮やかさが増した。

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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.0

巧妙な伏線とミスリードがすごい。「あれは◯◯◯じゃなかったのね」の宝庫。

どんでん返しが楽しめた。(期待していなかったから余計に)

全ての事柄に続きがあり真相がある。

出産に大泉洋がお世話を焼く
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変態ピエロ(2007年製作の映画)

3.7

期待してた変態じゃなかった。
邦題がおかしい(原題は『heros』)
よく見たら変態"ピ"エロ(heros)。

「信念を伝えるには、社会的位置付けがものを言う」というピエールの台詞には少し共感。世の
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悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

3.3

発想と展開と結末はすごく面白いのに、色々ともったいない映画。

まずプロローグみたいなシーンはいらない。ネタばれパートが長すぎる。管理人も無駄に可哀想なのでそこもマイナス😂

真相は予想を遥かに上回っ
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.9

イケメンが沢山出演しているので目の保養しか期待していなかったが内容がかなり充実していた。
校内生徒会選挙はまるで国政選挙。
ギャグ要素も取り入れている為わかりやすい政治選挙を見ているようだった。
オー
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.2

親が子供の自尊心を傷つけ自信を奪うとどうなるか…
虐待の進行形・未来形を同時に観ることが出来た。

過激でわざとらしい演出こそないが題材が題材なだけに暗い。
そして画面も暗い。
しかし薄暗く青い画面は
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我は神なり(2013年製作の映画)

3.8

カリスマ牧師、
トラブルメーカー親父、
インチキ長老、
彼らが己の不正を棚上げして己の信念に基づき醜く争う。
エセ宗教の信者、警察には信念などない。
ヒエラルキーしか重んじない恐ろしい社会と、人間の弱
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

2.6

原作が好きなのでつい手を出してしまった。

吉沢亮は唾まで飛ばし、橋本環奈は顔芸まで披露してくれているのでボロクソ言えない。

普通に笑えたのは山崎賢人の中途半端な変顔だった。

キャスティングに裏切
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.4

「華城連続殺人事件」をベースにした骨太クライムサスペンス。
村の刑事と都会の刑事の掛け合いが面白いが、傍らで起こる事件はえぐい。
科学捜査が発達していない1980年代ということもあり、犯人探しは難航。
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.4

1章の終わりで思わず前のめり。
どんでん返し…想像もしていなかった。
2章3章では伏線回収だけでなくここでもどんでん返し。
パンツ一丁なのに格好いいタバコシーンは脳裏にこびりついた。

エロスと騙し合
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.7

名作。
親父の夢の押し付けは、インド人女性希望の光に変わる。始まりは親のエゴでも、あの長女は台所よりマットの上に立つ方が向いていた。

男尊女卑が根付く環境で、周囲の目を気にせず己道を突き進んだ父が何
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チェイサー(2008年製作の映画)

4.0

「ソウル20人連続殺人事件」をベースにしたクライムサスペンス。犯人の猟奇性と異常性に序盤から釘付け。なんと犯人…最初から顔見せしてあっさり捕まる。しかしそこからまた目が離せない。

すっきりするぐらい
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.1

15年の監禁。そして解放。
どちらに理由があるのか、"なぜ"を強調したストーリー展開が面白い。容赦の無さも音楽も良い。『四季』の「冬」の使いどころ最高。

サクサク進むがクライマックスで泥沼に気づく。
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.5

象から逃げる子供の顔面強打に始まり、2も予測不能なことばかり。笑いどころが1を超えた。

ぶれた忠誠心の持ち主カッタッパは今回コミカルに、シリアスに、火炙りにと大忙し。
ぶっつけ本番と思えない6人1組
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

映画のつくりが綿密すぎるゆえ、生み出す美しさに一切のわざとらしさがない。
オリヴァーを迎える日から見送る日まで自分も一緒に過ごした気分になる。
とにかく空間への引き込みがすごかった。

やけに短パンが
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

「目には涙ではなく炎を燃やせ」
名言と思っていたが「バーフバリ(ง°`ロ°)バーフバリ(ง°`ロ°)ง」にかき消された。

単純明快なストーリーで突っ込みどころが多いが、演者の一生懸命さがひしひしと伝
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複製された男(2013年製作の映画)

3.1

同じ顔した男の正体…
分かりませんでした。
ネタバレや皆様の考察を見て、なるほどフムフムとなったがモヤは晴れない。
監督著書の解説本がほしい。

明確だったのはジェイク・ギレンホールの演技幅の広さ。そ
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.7

ベタな展開にこりゃ泣かないな…と思ったが、ラストの靴のシーンで涙と鼻水が流れた。何て良い話。

見終えてようやく原題『the cure』の意味を理解できた。(邦題より原題の方が良い)
医学治療が全てで
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.2

え、これ1984年の映画?!と疑うぐらい古さを感じさせない傑作。

自称「凡庸なる者の守り神」のサリエリ。彼の事はこの映画を観るまで知らなかったが、非常に人間くさく共感しやすいタイプであった。モーツァ
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.0

出産・結婚・別れが軽いタッチで描かれている為見やすく明るい。

しかし年取ったせいかその軽さに小言発動。
心の穴を埋めるために他者を巻き込んだりしたらあかん…
あの場であのスピーチもあかん…
(アレッ
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.4

挿入歌と映像のマッチングが良い。オアシス「wonderwall」の曲に合わせて正方形の画面が一瞬開くところ、セリーヌ・ディオン「On ne change pas」に合わせて踊るところ。
見終えて感じる
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

豪華な登場人物、壮大壮絶なバトルに良い意味で終始目がチカチカ。
最悪と言われるサノスだが、信念を持っている為憎めなかった。彼の主張もわからなくはない。

しかし…この作品はガーディアンズ、ストレンジ、
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

「簡単に離れるわけないと思ってても離れる時は一瞬だ…」

この台詞。その通りすぎて一番深く刺さった。
自分が持っている余裕はどこからくるのか…それを紐解いてたどって、自分とも相手とも向き合わなくてはい
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.1

聲の形というかコミュニケーションの形なのかしら。
登場人物がみな平等に欠点を持ち合わせているところが良い。とりわけ女子を美化していないところがとても好き。
良い子だけど空気読めない 鈍感西宮。
正直だ
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.5

因縁のユウジ戦を上回るクライマックスなのでラスト20分は十分な見応え。新宿シンジというよりクレイジーシンジだった。菅田以外にも、ヤン、でんでん、ユースケの熱気を画面ごしに感じることが出来た。
ただ、終
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.3

演者が役を演じているという感じがしなかった。絶妙な生々しさ。ストーリーに入り込めなかったが、雰囲気には入り込んでしまった。どう繋ぐか気になるので後篇見なきゃ。

『息もできない』とは真逆の役を演じたヤ
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.5

ギャングの美化なしロマン。
私にはちょっと難しかったが、長回しやJカットなど見せ方の凄さはわかった。
テンポ・音楽もとても良いので、ハマる人はものすごくハマるというのもわかる。

あとわかったことはロ
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ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.5

お気楽娯楽作品。
ボーイスカウト3人組がゾンビ対戦にスカウト教育を生かすところが面白い。
たくましい美女は目の保養になり、猫ゾンビがドアの隙間から手を出すシーンには思わずキュン。
ゾンビと一緒に歌うブ
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麦子さんと(2013年製作の映画)

3.4

麦子が亡き母の故郷で嫌ってほど母の存在を感じ、その存在と自身の気持ちを認める話。虚勢を張ることで保っていた気持ちを故郷で爆発させ、麦子の遅れてきた反抗期は終わった。

色々もてなしてくれた役所の女性(
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

3.5

「4歳と14歳で生きようと思った」のキャッチコピーは、第三者視点とは別の清太の悔やみのようなものもうかがえる。
全ては戦争が招いた悲劇だが、一概にそうは描かれていない。物語の中盤からは清太の節子への愛
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あん(2015年製作の映画)

4.0

ストーリーというより演者が織り成す空気に感動した。
樹木希林の卓越した演技、それに食われない永瀬正敏、ちょい役なのに存在感を放つ市原悦子…キャストの演技力で全体の厚みと重みが確実に増している。ハンセン
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海街diary(2015年製作の映画)

3.6

波風や裏を期待するような自分の汚い心が洗い流された。
素敵すぎる美人善人四姉妹。

ご飯かきこんで綾瀬に「かきこまない!」と怒られたいし、ハマグリ買おうとして長澤に「ぜいたくー」とダメ出しされたいし、
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.6

日常会話ができる"それ"にも驚いたが、演じるビル・スカルスガルドのイケメンっぷりにも驚いた。CG使わず外斜視をやりきるとは何て芸達者。←特典映像情報

主人公と仲間が一致団結して"それ"と闘う…という
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.0

『かぐや姫の物語』とは見せ方の違うリアリティ×ファンタジーの掛け合い。
環境破壊の現実を突きつけるような結末に、ハッピー要素も含ませる。 最後まで掛け合いを忘れない所、ぶれない所が本当に素晴らしい。
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パディントン(2014年製作の映画)

3.5

愛されキャラのパディントン。コートをまとってロンドンっ子になっていく姿がとても可愛い。英国ならではのファッションも素敵だ。変な悪役をやりきったニコール・キッドマンも素敵だ。(元夫の宙吊り任務遂行シーン>>続きを読む