KTさんの映画レビュー・感想・評価

KT

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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説明会と車内の会話と流れは濱口さんが培ってきたものが表現されてると思う。主軸では無いかも知れないけど。
職業としての役者の演技力、カメラによる撮影のカットの意味以外を極力排除しようとしてるように思う。
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無垢の瞳(2022年製作の映画)

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アリーチェ・ロルヴァケル、覚えにくい、がとにかく好き。
何から何まで「映画」
グレーディングというよりプリントが綺麗な感じがする。

よく分からないが四隅にフィルムのフレームのような加工をしてある。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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全体の台詞が薄いし(説明台詞が惜しみなく多い)お芝居、その間などがとても下手だと思う。あの安藤さくらまでもそれは映画じゃなく舞台のお芝居じゃない?という感じだった。時代は変わろうとCGや合成の前にやっ>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

全く観る予定でなかったけど、
この地下空間に太陽光来てたりするしネタ的にどーするーみたいなとこから始まり、そこから幾つかのご都合を乗りこなし?かましていく感じはこの監督のことをなんか凄いなと思う。ここ
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ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ(2023年製作の映画)

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私的にフレデリック・ワイズマン、ワン・ビンと小森はるかを同等くらいだと思っている。世界での評価の違いはプロモーションの差だけじゃないのか。
また本人が善人で裏を勘ぐりながら観る必要がないのがとても良い
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プリシラ(2023年製作の映画)

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ソフィア・コッポラはミニマル主義な所があってシーン数やシーンの中のカットの数を最小にする傾向があると思う。
 途中撮影や編集の技巧は凄いけどなんか退屈、と思っていたのだけど、そこと主人公の生活の退屈さ
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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたい(2019年製作の映画)

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こういう商業的にペイ出来ないだろう映画がヨーロッパでは助成金などでよく作られるのだろうか。簡単ではないだろうけど新人監督が社会問題をテーマにした映画を撮る機会があるのだろう。またそういった映画の存在意>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

旬のミア・ゴスをイメージのまま使って
ちゃんとした駄作、逃げの映像エフェクトと音楽を多用。

お父さんが世界の映画人が認めるちゃんとした異才なので周りの人も七光とか言われてんだろうなと思う、そもそも七
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

初監督作品

スターも出てない
普通のなんてことない話を普通のなんてことない演出方で作り、アカデミー賞作品賞にノミネートしている。もちろんその演出方は意図してやってると思います。
移民じゃなくてもみん
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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事前に多く映画プロガーやSNS映画評論家のレビューが流れてきたが、実際映画を観るとそれらはとても浅いと感じた。逆張りでつまらない、や観ないなんて言う人がいたが、くさすにしても深いところを言うべきだし、>>続きを読む

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

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やたらとオッペンハイマーを観るのに力を入れる人がいるが、こちらも観て欲しい。
テーマ的には深く、古くからある。
彼氏と言って間抜けな事を言うならば即別れればいいというリトマス的な要素もあると思う。
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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世界中の映画のプロジェクトの中ででおそらく最大級に大きく、興行と別に映画史に名前を刻もうとしている気概を感じる。
だからドゥニ・ヴィルヌーブを監督に起用してるのだろう。DUNEがなければこの監督はアカ
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12日の殺人(2022年製作の映画)

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「セブン」とか「キリング」とか「トゥルー・ディテクティブ1」とか型は同じで中身の所作や空気感作りで魅せるジャンル、傑作が多い。
 今回セザール賞を受賞してることからそのジャンルでもレベルの高いことが分
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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言い合いや法廷論争を脚本に書くのは難しいし、それを受けての演出も難しいので、それをうまく表現出来ていたら世の中の評価は高い。
また、カンヌはたまにはフランス主体の映画をパルムドールにしたいと考えている
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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ミッドサマーを1で作って5稼いだからそのうちの2で好きな映画を撮らせてもらったという感じなのか。A24のプロデューサーの審査が働いてるとは思えないダメな作品だと思うし、アリ・アスターに好きに撮らせると>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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これが16mm撮影かー。
光の捉え方がとても上手だと思う。
カット割やカメラワークもとても考えてるのだろう。

日本の16mm撮影、現像、グレーディング、着地点は考えた方がいいでと思う。

Here(2023年製作の映画)

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苔の専門家が苔柄のジャケットとモスグリーンのニットを着てるのは笑った。
観てたらあっという間に終わってしまった。

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

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英語のタイトルの方がいいと思う。
要は邦題の兆しを視聴側が感じるのが大事であってタイトルで言っちゃダメー

マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

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今は亡き撮影監督
ハリス・サヴァディスが古いレンズでハンドヘルド多用でfilmで撮影した作品。まだグレーディングの技術が今ほど確立しておらず茶色い。
広い画があまりなくとにかく自然光の補助のライティン
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

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ドラマの見せ方が上手い。
プロが集まってる感のあるこういう映画は外れがない。また、職人的手話から次回作で大崩れする可能性も低い。

音楽が趣味と合ってた。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画を追ってくとヨルゴス・ランティモスもエマ・ストーンもラスト、ヤギを無駄に殺してシャンパンチーンの金持ちエンドってのは?
となると思うのだが、何処かにそれも皮肉ですよ、みたいな描写はあっただろうか。
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

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私みたいな偏差値50くらいの大学出た人間には始終、よく分からなかった。
人間の駒感がすごい。
もう少し自称巨匠感って薄められないものなのかなー。

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

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ウディ・アレンの養女に対する性虐待は捏造っぽいが、
おじさんが10以上歳下の美人の医者と知り合い合流を待つって、じいさんの欲望妄想SFなんだけど、コレ何処に需要あんの?
故にしっかりした映画作りがまた
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

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面白いだろうと観に行ったら、面白すぎた。世界のどこを切り取るかのセンスが良すぎるし、母親のキャラ設定が絶妙。
ゆるふわのようで的確なカットを的確につないでいる。
着地も決まりすぎていて逆に引っかかる。
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

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内容は無く金を右から左に動かすだけの映画だが、
アクションがカメラを含めてアナログ体当たりなので日本との差が見て取れる、のみ。

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