ここさんの映画レビュー・感想・評価

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怪物(2023年製作の映画)

3.9

学校という、特殊な人間関係における行き違いだったり、その中で思春期に入るかどうかの男の理性、感情の戸惑いを上手く表現していた。
一方で気になった点は2箇所あった。
①後半部分で、綺麗に伏線を回収してい
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慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

4.5

いい映画体験だったなあ。

今の映画には珍しいゆったりの間の使い方が素晴らしく、『北野映画の間かよ!』と何度も心の中でツッコミを入れてしまった。

他にも固定されたカメラワーク、わざとらしさを残した人
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.2

観終わった後、胸糞の悪さとでも言えるような消化不良の感覚があった。要は面白かったということだ。
登場人物が各々の立場から本音と建前を持っており、ある瞬間では崇高さを、また別の瞬間には人間の醜さを見せつ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

主人公の熱量の高さも凄いが、作り手のジャズに対する想いの強さも同じくらい味わうことができる作品。テンポの良いストーリー展開で、個人的に尺の長さもベストだった。
漫画で抱いていたこんな音楽を演奏していそ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

観た後にキューバサンドを食べたくなるであろう、ホッコリする作品

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

常軌を逸した狂気こそあれど、丁寧に描かれている作品だった。
ラストの演出は好み。

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.3

観終わって、あーいい映画だった!という感想が素直に出てきた。
アクションや3Dは今の時代だから作れるクオリティだけど、キャラクター達が扱うメカは昔のガチャガチャ感があるもので、
この辺りのバランスが個
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.7

うる星やつらのキャラクターのポップさと、アニメの常識や概念をひっくり返すかの様なストーリー展開のアンバランスが絶妙にブレンドされていて面白い。
限られた期間やリソースの中でも、凄いモノを作ってやろうと
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.0

93年という時代、このようなアニメーションのクオリティや観る側を選ぶような脚本の難解さは他にもあったのだろうか。
時代背景やパトレイバーの他の作品もチェックした上で再度観て評価したいと思った。

イノセンス(2004年製作の映画)

4.0

映像やアニメーションは類を見ないくらいに美しい。
ストーリーやワードにあまりキャッチーさはないため、楽しく観るのではなく、世界観に浸る作品だと捉えた。

ときめきに死す(1984年製作の映画)

4.5

時折無性に観たくなる作品の一つ。
劇中にも何回も発せられるワード「涼しさ」がこの作品には常に漂っており、テーマになっている。
少ない画で表現するミニマムさも相まってとても洗練されていて、ストーリーを追
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.7

北野武(ソナチネあたり)のオマージュを感じるようなカット、シーンがいくつもあった。
どこかくすんだような色彩は明確な違いがあったように感じた。
作品を通してのメッセージがあまり伝わってこなかったかな…

蛇の道(1998年製作の映画)

3.8

謎の数式など、ストーリーにどう関連しているかわからない箇所がいくつかあったが、作中を通して狂気が常に漂っているヒリついた雰囲気は好きだった。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.8

46歳で脂が乗りまくってるたけしが当時抱いてた希死念慮の感情を切り取って映画に落とし込んだような作品。
作中は常に「死」が側にあって暗いトーンだけど時折見える美しさや笑いがコントラストになってより際立
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愛のコリーダ(1976年製作の映画)

4.2

執拗な程の性から滲み出る、人間の業。春画の様な画角の美しさ。セリフは多くないが一つ一つが洗練されていた。

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.4

難しいことや伏線は一切無く、どんぱちしてわーわー騒げるB級な映画。
拳銃を一回も補填せずに50発撃てるの…?とか色々ツッコミポイントはあるが、野暮なのですぐその考えは捨てた。
テンポが早く、ここ大事な
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

カット一つ一つが美しく静かで、まるで美術館で絵画を何枚も観ているかのような感覚になった。
自分には高尚だったのか、ところどころ意識が飛んでしまったが、決して寝ていた訳では無い…

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

非リアの逆襲ってストーリーこそ王道だけど、イケてない主人公をはじめとする登場人物のキャラやBGM、展開のテンポの良さ、随所にこだわりを感じて終始楽しんで観ることができた

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

これまでは、シンジに感情移入が出来なかったが、今回は展開が飛躍していて、何なんだよこれ…訳が分からないよ…とシンジ目線で観ていた。
もっと情報ほしいな…といつの間にか引き込まれて、あっという間に終わっ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.2

ラストに向かうにつれ、思惑通りに揺さぶられてしもうた…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.2

今更のエヴァデビュー。
詳しくないので感想は省略だけど、
面白かった。
映画館で観ておいて良かった。

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.6

去年ユジク阿佐ヶ谷で鑑賞
ジブリやナルトなど、日本アニメ作品の影響を強く感じた映画。王道なストーリーで良作

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.8

20201103
悲しい成功を手にするラストが良かった
劇中のマイルスの重厚さがリアルに感じた