このレビューはネタバレを含みます
クラリス(ヴィッキー・クリープス)の父と子供たちが雪山で遭難し、生死の確認が取れるまでの宙ぶらりんな期間にクラリスの記憶と妄想がないまぜになる話だけど、家族が遭難したことは最初に冒頭で提示しても良か>>続きを読む
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個人的には、こういう『俺たちに明日はない』とか『テルマ&ルイーズ』みたいに破滅へ向かう逃避行モノは好きなんだけど、どうも展開が単調。
最後におっさんを殺すけど、精神病院を抜け出す時に女の人を階段>>続きを読む
ある意味『ベイビーわるきゅーれ』の前日譚とも言える。
それに、あの「焼肉食いて〜」って言ってた二人組も『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』の兄弟を彷彿とさせる。
他の阪元裕吾作品にも言えること>>続きを読む
実録犯罪モノをこんなにトリッキーに撮ってしまうなんて!
スプリットスクリーンは「この2つの視点がいつ重なるんだ?」という緊張感とテンポの良さをもたらす。
多角的な視点の前半との対比で、後半は容>>続きを読む
ギヨーム・ブラック作品初鑑賞だが、その前にエリック・ロメールの映画を観とくべきだったか。
昔の人は海外映画を観て旅行気分を味わってたようだが、現代でもその気分に浸らせてくれる。
このテイスト>>続きを読む
ちゃんと前作ファンが期待するものを見せてくれた正統な続編!
前作はまだブラックな要素があったが、予算が増えたのか昼間の屋外のシーンが多くなってよりポップなテイストになっている。
さらに、ちさ>>続きを読む
チャコへの復讐が本筋なのに、そこに至るまでが長い。
主人公スタビーの旅のお供が3人いるが、娼婦のバニーとの関係に集約されるなら他の二人はいらなかったんじゃないか?
終盤はマカロニ・ウエスタン>>続きを読む
『アイアン・ジャイアント』のストーリーの元ネタなのかな?と思ったけど、中弛みがひどい。
ヒロインの元カレとのすったもんだは無駄だし、クロスビーは元々兵器としてロボットを開発してなかった割にナンバ>>続きを読む
窓だけ画面に残して空間が暗転する場面転換は幻想的。
本来はエストレリャが父の故郷に行く場面も描くはずだったらしいが、そこを描いても答え合わせにしかならなさそうだから、このラストで良いと思う。>>続きを読む
奇しくも同日公開の『ザ・フラッシュ』と似たような内容。
前作以上に映像表現がカオスになっているが、前作は滅茶苦茶テンポが良かっただけにかなり冗長に感じてしまった。
前半はずっと「いつになった>>続きを読む
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前評判は高かったけどそこまでハマれず…。
マイケル・キートンの登場はアガるけど、彼とスーパーガールはこれと言った見せ場はなく死んで終わりなのでアクション的なカタルシスがない。
これ見よがしにバ>>続きを読む
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与えられた役割によって人格がどのように変わっていくのかを描いた作品なのに、最後の方は施設から逃げれるかどうかの逃走劇になって話が矮小化してしまった。
この題材だと被験者だけでなく教授サイドがどう>>続きを読む
モキュメンタリー映画は有名なキャストを出さなくていい利点があるが、合間に挿入される心霊ロケ番組のシーンでは実際のタレントを本人役で出演させることでさらなるリアリティをもたらしている。
それでもや>>続きを読む
AIの暴走を描いた作品は昔からあるけど、育児や学習の面で子供にタブレットを与えるようになってる昨今では、子供とAIが共依存になっていく話は身につまされる。
2019年のリブート版『チャイルド・プ>>続きを読む
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田中真弓、坂本千夏、大塚周夫、青野武、納谷悟朗といった豪華声優陣が終始淡々と喋ってるのが新鮮。
見返してみると、盲目のおっさん、トマト→リンゴ、カムパネルラに見せてもらったアルコールランプで走る>>続きを読む
食人衝動を様々なマイノリティーのメタファーとして描いてるのは分かるが、食人描写が断片的だから、マレン(テイラー・ラッセル)の葛藤やリー(ティモシー・シャラメ)が父を食い殺した罪悪感が伝わってこない。
「『ファークライ』の敵キャラみたいな配置っスね」
あの国岡が、ミスマガジンのグラドル演じる女の子たちの教官になる。
こんな作品の派生の仕方があるのか!
中盤までは阪元監督お得意(?)の>>続きを読む
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本作は、他人をカテゴライズする社会やその思考を"怪物"として描いてるのに、クィアパルム(性的マイノリティーを描いた)賞を受賞したことで観客に変なバイアスがかかってしまっている事がなんとも皮肉めいてい>>続きを読む
自分は滅多にスポーツ観戦をしないが、「アマプラでWBCライブ配信してるならちょっと覗いてみるか…」ぐらいのテンションで眺めてたら準決勝〜決勝の流れで脳を焼かれた。
映画というフィクションに耽溺し>>続きを読む
自分はそこまで高所恐怖症というわけでもないが、梯子や脚立等の不安的な足場が苦手なので、もうドンピシャに最悪なシチュエーションを映像化されてずっと玉ヒュンが止まらなかった。
これが『ザ・ウォーク』>>続きを読む
原作、TVドラマ版は全話視聴済み。
TVドラマの時点でそうだけど、まさか『ジョジョ』の世界観を実写でここまで違和感なく描けるとは!
このシリーズがスゴイのは、原作から色々設定を変えてるのに自>>続きを読む
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アドニスって一作目のコンラン戦以降は無敗なんだな。
前二作と比べると、試合の勝利から和解への流れが上手く繋がってない印象。
特に前作(炎の宿敵)はボクシングという形式でしか描けないの因縁の決>>続きを読む
自分は2012年に六本木で開催された「ジョジョ展」に行くぐらいにはジョジョファンだが、だからこそ本作は観るのが怖くて劇場公開時はスルーしてた。
だが、想像以上に出来が良かったTVドラマ『岸辺露伴>>続きを読む
ジェイソン・モモアがスゲーイキイキしてる!
シリーズ最長の尺にしてはカーアクションのレパートリーは少なく、凡庸な肉弾戦が多くなってる印象。
でも、個人的にはミシェル・ロドリゲスとシャーリーズ>>続きを読む
やっっっと最新作まで追いついたあああ!!!
ここに来て後付けに後付けを重ねてくる。
シャーリーズ・セロンとの因縁まだ引っ張るねえ。
サン・カンは髪切ると浅野忠信に見える。
ジョン・シ>>続きを読む
デビッド・リーチ監督だからか、掛け合いが『デッドプール』っぽい。
本作はスピンオフ的な立ち位置なのでカーアクションよりも肉弾戦がメイン。
だが、終盤の車を連結していく下りは、「ファミリーの繋>>続きを読む
『ブルース・ブラザース』顔負けの車降らし。
ジェイソン・ステイサムも仲間になり、さらにスコット・イーストウッドも加わって"ファミリー"がより賑やかに。
っていうか、皆が"車大喜利"やってるな>>続きを読む
ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム。
ついに最強スキンヘッド三人衆が揃った!
っていうか、『ユーロミッション』の時もそうだったけど、肉壁の耐久値が異常すぎる!>>続きを読む
『GTA』に出てくるフリップ・カーって本作のが元ネタなんかな?
車の吹っ飛び方が気持ち良い。
5作目にしてようやくシリーズの方向性が定まった感じかな。
ハリウッドアクション大作は得てして"大味"だと揶揄されるものだが、金庫を引き摺り回しながらのカーチェイスは、脳筋プレイが極まって逆にユニ>>続きを読む
ガル・ガドットは本作がデビュー作だったんだ!
最初の2作はストリートレース×潜入捜査だったが、本作からは「車を用いた強盗モノ」になっている。
ドミニクとブライアンによるレースシーンはカー>>続きを読む
前二作の潜入捜査モノとは打って変わってまさかの学園モノ!?
日本の峠を攻めるからいよいよ『イニシャルD』の方向に全振りしてきた。
だが、妻夫木聡や北川景子や柴田理恵や千葉真一がチョイ役で出>>続きを読む
このシリーズって、てっきりヴィン・ディーゼルとミシェル・ロドリゲスはずっと出てるものだと思ってたけど、本作には出てないのね。
一作目同様、まだ『イニシャルD』と潜入捜査モノ要素のどっちつかずな感>>続きを読む
そろそろ『ワイスピ』が完結するっぽいので、重い腰を上げてこのシリーズに手を出してみる。
この時点では、『イニシャルD』をやりたいのかクライムアクションをやりたいのか、方向性がどっちつかずな印象。
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最初にスタッフロールが流れた時に「おっ、これは旧エヴァみたいなラストにする気か」と期待してたのに、普通に最後にも流れるんかい。
ラストの切れ味に重点を置いてるのに、最初のエンドロールでモンハンの>>続きを読む
宮崎駿がアニメーターとして参加しているからか、『ラピュタ』や『カリ城』を思わせる場面がチラホラある。
主人公が宝を求める動機がよく分からんのと、冒険活劇と言いながら船内での主人公と海賊のいざこざ>>続きを読む