ベンジャミンサムナーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ベンジャミンサムナー

ベンジャミンサムナー

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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

3.5

 『GTA』に出てくるフリップ・カーって本作のが元ネタなんかな?

 車の吹っ飛び方が気持ち良い。

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.0

 5作目にしてようやくシリーズの方向性が定まった感じかな。

 ハリウッドアクション大作は得てして"大味"だと揶揄されるものだが、金庫を引き摺り回しながらのカーチェイスは、脳筋プレイが極まって逆にユニ
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ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.5

 ガル・ガドットは本作がデビュー作だったんだ! 

 最初の2作はストリートレース×潜入捜査だったが、本作からは「車を用いた強盗モノ」になっている。
 
 ドミニクとブライアンによるレースシーンはカー
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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

3.0

 前二作の潜入捜査モノとは打って変わってまさかの学園モノ!?

 日本の峠を攻めるからいよいよ『イニシャルD』の方向に全振りしてきた。
 
 だが、妻夫木聡や北川景子や柴田理恵や千葉真一がチョイ役で出
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ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.0

 このシリーズって、てっきりヴィン・ディーゼルとミシェル・ロドリゲスはずっと出てるものだと思ってたけど、本作には出てないのね。

 一作目同様、まだ『イニシャルD』と潜入捜査モノ要素のどっちつかずな感
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.0

 そろそろ『ワイスピ』が完結するっぽいので、重い腰を上げてこのシリーズに手を出してみる。

 この時点では、『イニシャルD』をやりたいのかクライムアクションをやりたいのか、方向性がどっちつかずな印象。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 最初にスタッフロールが流れた時に「おっ、これは旧エヴァみたいなラストにする気か」と期待してたのに、普通に最後にも流れるんかい。

 ラストの切れ味に重点を置いてるのに、最初のエンドロールでモンハンの
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どうぶつ宝島(1971年製作の映画)

3.0

 宮崎駿がアニメーターとして参加しているからか、『ラピュタ』や『カリ城』を思わせる場面がチラホラある。

 主人公が宝を求める動機がよく分からんのと、冒険活劇と言いながら船内での主人公と海賊のいざこざ
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

 "本作の撮影中にカブトガニは傷つけていません。
 彼らは無害な愛すべき生物で血液は医療に役立っています。
 ビーチで見かけてもイジメないで。
 噛みつかないから。"


 凶暴化したカブトガニの大群
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

 あらすじを見て「『ゆきゆきて、神軍』形式のドキュメンタリー映画か!?これは凄そうな映画だ!」と勝手にハードル上げて観て、「フィクションかい!」と勝手にスカされた気分になってた。

 被害者夫婦の、最
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.5

 ジェームズ・ガンはずっとはみ出し者の物語を描いてきたが、本作で描かれるロケットの過去はその中でもかなり重たい。

 ライラ、ティーフ、フロアは可愛らしさと歪な形に改造された痛ましさが同居する秀逸なデ
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.0

 なんか色々要素詰め込みすぎ。

 メインの親子以外の人質たちの存在意義は薄いし、途中の『ホーム・アローン』のくだりはただ『ホーム・アローン』のオマージュをする以上の意味のない取ってつけたもの。

 
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

 3D吹き替えで鑑賞。

 まさか導入が実写版マリオと同じだとは思わなんだ。

 本作はマリオの"英雄譚"として描かれているが、構成次第でもっとドラマチックに出来たんじゃないかと思ってしまう。

 マ
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

2.5

 一見スケールの大きい映画に思えるけど、シンクホールに落ちるのは10人もいないので、パニック映画としては規模が小さい。

 彼らが穴に落ちた時点で地上という"ゴール"は明確だけど、このサバイバルにおい
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そばかす(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 あれだけ結婚観を押し付けるなと言ってた真帆(前田敦子)が結婚する流れは唐突過ぎる。

 お見合いで出会ったラーメン屋の男のくだりを入れるくらいなら、序盤から架純(三浦透子)と真帆が同棲を始めて、真帆
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スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

2.5

 今月末に公開されるアニメ版の予習として。

 元のゲームから設定がかけ離れてるのはあらすじの時点で察しがつく。
 
 100歩譲ってそれは良いとしても、一本の映画としてもまとまりを欠いた内容になって
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

 本作の告発対象が大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン、ひいてはハリウッドのシステムそのものなので、数ある「告発映画」の中でも、映画好きとしては一番身につまされる内容である。

 回顧録
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.5

 シャマランの映画は毎回、「登場人物が超常現象を受け入れるかどうか?」がテーマになっているが、本作の場合「世界が滅びることを受け入れるかどうか」と同時に「家族を犠牲にできるか」という選択も同時進行して>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.5

 ブレンダン・フレイザーがハリウッドを干された理由が理不尽過ぎるから、本作でカムバックしてアカデミー賞受賞できて本当に良かったと思うし、実際それに値する渾身の演技だった。

 俳優陣は文句なしだが、本
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ハプニング(2008年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 シャマランがどんでん返しを期待される風潮に対してのカウンターのような不条理劇。

 ビルの建設現場から人がぼとぼと降ってくる序盤や、風にそよぐ草が不穏に見える中盤は良かった。

 不条理劇として、怪
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サイン(2002年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 家に立て籠もる動機が弱いのと、そう決めておきながら喘息の息子の薬を地下室とかに置いてないのはなんなんだ?

 「おかげで宇宙人の毒にやられずにすんだ!」って言われても…。

 結局宇宙人を水で倒すん
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VIRUS ウィルス:32(2022年製作の映画)

3.0

 室内から空撮へ移行する冒頭と、中盤のロッカールームの『メタルギア』のようなスニーキングの長回しと、スポーツジムというフレッシュな舞台立ては良かった。

 だが、ポスターに"ゾンビ"と記載されているが
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 わざわざファン・ジョンミンを本人役で起用してるが、彼が演技力を発揮して事態を打開しようとする展開は中盤までの2回しかなく、ラストは力でゴリ押しで解決するので、設定の必然性が薄く感じる。

 本作や『
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

 いや〜、新年度一発目に良い映画観れた!

 こういう大作ファンタジー映画は、『ロード・オブ・ザ・リング』のように格調高いもの、『ハリー・ポッター』シリーズのようにどんどんシリアスになっていくもの(『
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CUTIE HONEY キューティーハニー(2003年製作の映画)

3.0

 庵野監督が『シン・ゴジラ』の前に撮った『シン・キューティーハニー』

 これを実写化するのはかなり無茶だろ!
…と思ってたが、パンサークローの四天王を演じた新谷真弓とミッチーは結構ハマり役だった。
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.0

 人間、歳を取れば行動に対する動機が複雑していき、腰が重くなっていく。

 中年の未亡人であるエイダが「綺麗なドレスが着たい」というシンプルな動機で突き進む姿は痛快であり、歳を取っても動機はこれぐらい
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.0

 『バッドガイズ』といい本作といい、ドリームワークスは『スパイダーバース』のアニメーション表現でやっていく方針なのかな?

 アクションシーンでは、体格差のある相手に対してプスが縦横無尽に飛び回りなが
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.0

 ストーリーの繋がりがあるのか分からないが、新作の予習として鑑賞。

 ライド的な映像や終盤の怪獣映画的な展開等、視覚的に楽しい要素が散りばめられているが、基本的にやってることがマッチポンプなので素直
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.5

 最近は中絶をめぐる内容の映画が増えてきてるが、生理の件も含めて過度に深刻にならずにあけすけに描いてるのが良い。

 子役自体は良いが、『フロリダ・プロジェクト』や『悲しみに、こんにちは』等のように、
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.0

 三浦友和や江口洋介が絵を描く(揮毫)シーンは水墨画のダイナミズムが即物的に表現されているが、「絵に"命"があるかどうか」とか「"自分の線"を描けてるか」とか、目指すところが観念的でノリきれない。>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.0

 クライマックスで主人公がメインヴィランと戦ってる間に、他の仲間たちが大量発生してる雑魚敵を片付ける。
 
 この流れ、『ブラックアダム』で観たばっかだし。
 っていうかコスチュームと能力も『ブラック
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.0

 「愛だけでは治せない」

 劇中のこの言葉が、『ファーザー』から共通しているフローリアン・ゼレール監督のテーマなのだろう。

 困難な状態にある家族を救いたいと心を砕いても、救えない。それ以前に理解
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 舞台挨拶中継付き最速上映で鑑賞。

 自分は仮面ライダーは『W』や『フォーゼ』等の平成シリーズのいくつかを観てるだけで仮面ライダーの古参ファンではないので、本作はあくまで"庵野作品"として観た。
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.0

 原作は麦わら一味がシャボンディ諸島で再集結する辺りまで、過去の映画シリーズは『ストロングワールド』までで止まってる状態で鑑賞。
 
 本作はワンピース映画として初めてドルビーシネマで上映されるくらい
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迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

4.0

 殺風景な煤けた背景に水色の制服の警察官たち。
 ビジュアル一発で彼らの異物感が伝わってくる。

 エジプトとイスラエルという、かつて対立してた国同士の人々の交流を描いた作品だが、無理矢理美談に持って
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

4.0

 あらすじを読むと戦時中におけるシスターフッド映画かと思ったけど、女性間の分断が強調されている。

 イーヤがのっぽでマーシャと目線が合わないことや、マーシャが終盤にサーシャの家族と食事をする際にサー
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