げるにかさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.3

展開は言わずもがな王道の流れで進んでいってしまうので真新しさは無かったけど楽しめてしまうのがジュラシックシリーズ。
恐竜は被害サイドなんだな、、、と思わされてしまうシーンの連打と人間の傲慢さや非力さを
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.0

序盤の中小企業視点から中盤、大企業サイドの視点が加わることによるジレンマのような圧迫感ある演出に共感を感じてしまったけれど
この題材に対して共感してしまうこと自体がダメなんだろうし、陰湿な日本社会への
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.6

抗えない環境から徐々に覚醒していく様に比例して増幅していく取り返しのつかない感が観ていて非常に痛いたしい。

フランス映画ならではの空気感も相まって神秘的且つ冷たい雰囲気も醸し出せていて尚更引き込まれ
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.9

序盤のサヴァイヴ感に飽き始める頃に主人公が手を染める禁忌。
その事が片隅にある故の妙な違和感が漂う中でのひと時の甘い時間が膨らむのを恐れる不思議な感覚に。

そこでジェニファーローレンスの演技に脱帽。
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.2

二つの家庭の事情や環境が精細に描かれていて、是枝作品ではお馴染みの子役の絶妙なスパイスが最大級に引き出されていた。

福山の生い立ちや考え方が明るみになっていく中、登場人物で浮いていたのは主人公である
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.7

純粋にディズニー作品として捉えられないレベルの差別や人種問題のメタファーだ随所に散りばめられていて手放しで最高とは言えない完成度。
現実に起きていて尚且つ終結していないレイシズム、黒人白人問題をライト
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.4

看板設置から動き出す人間模様がミルドレッド視点で淡々と進行していくのであれば「サスペンス」に定義されるのだろうけれど、
俯瞰的に群像劇を描いている「人間ドラマ」なので不在である犯人の正体が重要なファク
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

作品中の台詞に関しては聞こえの良いことを喋らせれば形になる、の典型だったけど配役の適材適所感と青春ならではの透明な空気感、音響製作陣が好みだったのでトントンでした。

主人公のチート過ぎない感じが良か
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

エンタメより、ドキュメンタリー成分強かったので手放しで面白いと賞賛出来ない
けど、演技は良かったし色々と考えさせられる点に於いては上半期で頭一つ抜きん出てた。

洋画の黒人描写やトランプ政権批判やLG
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.7

異性なのにここまで共感してしまうのだから女性にとってのBible(聖書)に成りうる、というか成っている。和製アメリと揶揄されていても異論のない作品。

愛好しているモノへの異常なまでの執着はモノではな
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