げるにかさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(2019年製作の映画)

4.0

リアム、ソロギグ成功してるのに虚しげなBGM流したり実家で楽しげにノエルとのエピソードトークしたりと未練タラタラでしか無いの笑った。
結局のところoasisのフロントに戻りたいんだろうけど、ノエル側の
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ベスト・キッド2(1986年製作の映画)

1.9

偏った日本像と抑揚の無いストーリーとブレブレのキャラクター心情に辟易とするからこそ、ラストの人間デンデン太鼓で生まれるバカデカいカタルシス…ホントに自分でも不思議で仕方ないレベル。

前作に負けないく
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劇場版3D あたしンち 情熱のちょ〜超能力♪母 大暴走!(2010年製作の映画)

2.8

あたしンちのSFとの相性の良さ、ホントにビックリする位良いのなんなんだ…。
前作は入れ替わりファンタジーで今作は超能力要素、でも尺的に緩急がお座なりだった感。もっと早く精神不安定シーンに近い能力暴走あ
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プロジェクトA2 史上最大の標的(1987年製作の映画)

3.1

サモハンキンポー不在の2作目。
タイガーパクりに行くシーン、とっ散らかってる割に前作ラストより見応えあって期待値上がったが後半はギャグ寄りで残念。あのままシリアス路線貫いてたら好みの作風だったなあ。
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

4.0

とにかくサモハンキンポーが最高。
ガバガバなストーリーな上、東方的威風流れたら大体勝ち確なのホント笑うけどノースタントでハラハラさせるギャップが絶妙なバランス感だと思う。

てかあんだけステゴロ見せつ
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.2

ジャームッシュ流現代版吸血鬼夫婦。
グラスで血をクッとやるシーン、本当に美味そうだったな……。飲み干した後の幸せな顔ったらなかった。
数世紀生きてて3回も結婚式挙げてるのにナチュラルに愛し合えてるの尊
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.0

逃避が救いになるという一貫した作り。そんな2人が互いに逃げずに向き合うという矛盾。
背景もディテールも総監督自身の心情描写と片付けるには余りにも情報量が多過ぎるけど、強いて言うならば"私小説"。

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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

2.5

ティーンムービーにしては全てが暴力的でプロット自体に深みが無く、特に後半なんかは捲し立てるような会話劇ばっかりで胸焼けさえ覚えた。

空っぽだから故の因果応報な展開に辟易としっ放し…でも、だからこそラ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.9

シンエヴァ、鑑賞終わりで何より爽快感が先に来るなんで予想だにしなかった。大変良かった。
一生終わらないだろうと言われるコンテンツの中でも特に宗教的で畳むのが難しい(最大公約数的な意味で)と思ってたから
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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.5

カウンターに重点置いたトレーニング終わりでサラッと突きを習って大会に出て転がるような決勝、そして驚愕のラストに歓喜する間もなくミヤギのドヤ顔w

とりあえずバンバン「殺す」ってワードが出まくるのが笑っ
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沈黙シリーズ第3弾/暴走特急(1995年製作の映画)

3.0

戦艦→列車に舞台を変え、キッチンじゃ負け知らずのライバックが帰ってきた。
前作に比べてドンパチするスペース狭いのでアクション的に見劣りするもののジャック犯との舌戦は良き。
とにかく序盤から敵を車外へ投
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

命かけてと誓った日から
素敵な思い出残してきたのに
あの時同じ花を見て
美しいと言った二人の
心と心が今はもう通わない

出てくる固有名詞が坂元さんの趣味じゃないって知った衝撃、ファミレスでの一連の流
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ちびまる子ちゃん(1990年製作の映画)

3.4

誰しもが"親友"や"友情"に対して斜に構えてなかった頃…。かつては友達と呼び合ってたが大人になると疎遠になってしまいがちで、それでも一握り今尚繋がってるのは奇跡なんだよなぁ…と思い耽りながら観てしまっ>>続きを読む

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇(2010年製作の映画)

3.0

原作未読で視聴。とにかくバクチダンサーの入りがカッコいい。終始、説明台詞が気になるものの結局のところ少年漫画だし仕方ないっちゃあ仕方ないか。

桂エリザベス推しはマスト視聴。

A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.0

前半は豆、後半は抽出。
エスプレッソ専のパンチラインが最高にキてた…"麻薬"って…。まあ言わんとしてるコトは分からんでもないが。

サイフォンの映像映えは異常。

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年製作の映画)

2.5

自分が巨像恐怖症になった原因の映画。とにかくガイラが恐い。走るわ食べるわ潜るわでめちゃくちゃアクティブで、中盤まで無双状態。
そのままの勢いで良かったのにサンダ絡ませた途端に人間臭くなってたのが勿体無
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

中盤、音楽に乗せて描かれる理想と現実の乖離。堪らなく好き。
こういう作品が観たくて映画観てる節があるんで問答無用で満点。

兄貴がホントに最高。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.8

アルプススタンド側の人間なので刺さりまくって出血死した…。結果か過程か揉めるシチュエーション、それ自体が青春。自分にとって青春は呪いだと痛感した。

そして何より恐ろしいのは"青春"って要素を抜けば誰
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.9

アダムサンドラーのこち亀両津勘吉ライクな七転び八起き具合…。通常の作品だと"強欲と破滅"の組み合わせって転落待った無しなのに何故か笑っちゃう不思議な要素(無駄に健康なトコとか)あって新鮮だった。

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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.7

理不尽な判事のパワープレイに対するヘイトも勿論だけど、集会でタガが外れた瞬間の恐ろしさも印象的…。暴動の細分化を巧く切り取っててトラウマ級。

回想の使い方も事実だけじゃなくキャラクターを立たせるのに
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.0

終始内容より言葉が先行してて、その言い回しが鼻について自分には合わなかった。

群像劇のような構成になっていて、その誰もが自分勝手…他人を成長の糧にする事に関して悪く思わないが振り回された着地がロマン
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

スーパーサイコパスが現代化学で無双する脅威…。まぁ〜不穏な構図がグンバツ!特にカメラワーク含めた光学迷彩の描写が攻殻機動隊クリソツでゾクゾクした。

魅せ方がホラーから入ってジャンルレスになる揺さぶり
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

軽い気持ちで観たつもりが、自分のジェンダーバイアスが破壊される決定打に。
単なるレズビアンのラブロマンスに起結せず、転を巧みに使ったプラトニックな作風になってたのが印象的。ジェンダーの壁がない分、縦横
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

泡のような日常が弾ける前半、緩やかな波のような後半のコントラスト。
全編通して一貫した"愛"というモチーフが描かれていたけど、伝え方だったり受け取り方次第で残酷なモノに変貌する辺り生々しかった。

A
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.5

冒頭のプラトン引用から優勝してた!ガールミーツガール×ティーンエイジの相性がグンバツ、その他の王道要素をエンタメに落とし込んでた印象。

先人の言葉と父親の言葉が行動にフィードバックされる辺りに成長の
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