ちーたらさんの映画レビュー・感想・評価

ちーたら

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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.9

全編台詞なしで、絵本のような優しいタッチと優しい音楽に乗せて、思い出を振り返っていく。
積み上げた部屋の数だけ積み重なった思い出に心温まるが、同時にもう戻れないあの時間への虚無感も凄まじかった。
たっ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

ビートルズの偉大さがよく分かる映画。
ありそうでなかった斬新な設定、ただ音楽の良さに頼るだけじゃないストーリーが素晴らしかった。人生における幸せとは富や名声だけじゃない、というメッセージを込めた映画は
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エスケープ・ルーム2:決勝戦(2021年製作の映画)

3.6

冒頭にちゃんと前作のおさらいがある親切設計。

今回もゲームは良質でした。ストーリーも主催者への報復を誓い、再びゲームに挑むという軸も感情移入しやすくて良かったと思う。オチもモヤモヤしていた部分が一気
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.9

かなり良質なデスゲーム映画。
個人的にはトラップよりも謎解き要素がメインの方が好みだから結構楽しめた。

よくあるキャラ設定やゲーム内容はあるものの、逆さまの部屋でのゲームや、主人公の行動などは期待を
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リバウンド(2023年製作の映画)

4.3

こういう胸熱青春スポ根映画に弱すぎる…。
ほぼノーマークだったけど本当に観て良かった!

あまりにもドラマチックな展開なのにこれが実話に基づく物語だというのだからびっくり。
無名のバスケチームが勝ち進
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あまろっく(2024年製作の映画)

4.0

笑いあり涙ありのハートフルコメディ。

前半はキービジュアルから想像できるような、幸せの絶頂にいる笑福亭鶴瓶・中条あやみ夫婦と、年下の義母との関係性に戸惑う江口のりこが織り成すクスッと笑えるドラマパー
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.4

日本で暮らしていたクルド人の家族が、ある日突然在留資格を失ったことで生活が一変してしまい…という作品。

フィクションとは思えない程あまりにもリアルで、観ていて胸がきつく締め付けられた。
主演の嵐莉菜
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.2

面白すぎた…。どうせ面白いんだろうな〜とは思ってたけど余裕で期待を上回ってきた。

鈴木亮平や安藤政信ら演じるキャラクターの再現度もさることながら、ガンアクションのクオリティが邦画の中でも頭一つ抜けて
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.1

ヘソン、ノラ、アーサーの3人の想いがそれぞれ交錯するあまりにも切なく淡いラブストーリー。

未練がましいと言ってしまえばそれまでだけど、私はかなり感情移入してしまった。
分岐点はいくつかあったにも関わ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.9

待ちに待った「ゴジラvsコング」の続編。

今回もめちゃくちゃ楽しめました!
前作以上に大怪獣達がスクリーン狭しと大暴れする映像は圧巻!通常スクリーンで観たんですがIMAXにすれば良かったとちょっと後
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.0

ついに始まってしまった人類vs猿の全面戦争。
戦争の起点となる出来事が現実世界で起こっている問題と重なってしまい、思わず目を背けたくなった。猿陣営の内部分裂も醜いものの心理描写がリアルだから見ていて本
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陰陽師0(2024年製作の映画)

3.3

全編に渡って映し出される美麗な映像やサスペンス要素は良かったと思う。

ただ全体的にあまり楽しめなかったのは予告を見て過剰に期待しすぎてしまったせいかも。
ファンタジー要素強めかつ呪術を駆使して戦うド
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貴公子(2023年製作の映画)

3.7

遺産を巡って争いが繰り広げられるクライムアクション映画。
韓国映画らしいノワール感に加え、貴公子の潔癖症でナルシストなどこか憎めないキャラクターが良かった。
オチや貴公子の目的も予想を超えてきてなるほ
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名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

思えばこれが劇場で観たコナンシリーズ最初の作品だったかな?
今観ても主題歌良し、キッドのアクションシーンも臨場感すごいのにそれ以外が残念すぎる…
これ以降犯人がゲスト声優ではなくなったという意味では、
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.4

終始気の抜けない緊張感が続く作品。
ハラハラドキドキするクライムサスペンスなのにも関わらず、笑えるシーンも随所にあり、エンタメとして最高に優れた作品だと思った。
岡田准一はビシッと格好良く決めるキャラ
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うまれる(2021年製作の映画)

3.9

「憎しみからは何も生まない、生むのは憎しみだけ」という言葉を聞いたことがあるが、まさしくそれを可視化したような作品だった。
終盤、人間の醜さがこれでもかと映し出されていくシーンは目を背けたくなった。
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.9

シリーズ完全初見でしたが、どうしても最新作を観たいがためにリブート版から鑑賞。

いやぁ想像より何倍も面白かった!
どのシーンも猿の立場から見ても、人間の立場から見てもどれも無理のない行動というか、そ
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.9

アイドルが主人公だからといってアイドル映画と括ること勿れ。
久しぶりに鑑賞しましたが、それでも痛快でスカッとした。平手友梨奈のイメージと、響というキャラクターとのシンクロ率が高すぎるのか、彼女のハチャ
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空と白と波と母(2022年製作の映画)

3.8

母が亡くなってから、父と喧嘩ばかりの日々を送る娘。
思春期ならではの親子の近くて遠い距離にある心情を描いた場面が切ない。ただ、海辺で空を見上げ、母との思い出を振り返り、父と二人で朝ご飯を食べる……とい
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.3

何だかんだ初鑑賞だったかも。
私は恐らくこの作品の対象年齢を優に超えているため、終始ぼけーっと観ることしか出来なかった…笑
とは言えいくつになっても、こういう日常の中にありそうな非日常を描いた作品には
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.6

面白かった…けどドラマが良かっただけに期待しすぎてたかな?あまりにもドラマの延長戦上すぎて(逆にそれが良さではあるけども)、別にスペシャルドラマでやっても良かったんじゃないかなってのが率直な感想でした>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.8

キッド映画だからと舐めてたけど面白かった!
近年のキッドが主人公の作品はミステリー弱めアクション全振りみたいなイメージだったけど、今回は完全に真逆だった。これはこれで原点回帰っぽくて良かった!

メイ
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ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

4.1

クスッと笑える楽しいラブコメ。
ラブコメの定番を皮肉ったようなメタ描写が観ていて痛快で面白かった!
きっと記憶喪失になるのも必然だったんだろうなぁ、2人の出会いは運命なんだろうなとロマンを感じさせると
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名探偵コナン vs. 怪盗キッド(2024年製作の映画)

3.4

あの名シーンが現代の作画で観られて感動。
総集編映画は毎回こうしてもらえると観る人増えるかも?

ジェサベル(2014年製作の映画)

2.8

終始あまりにも主人公が不憫で仕方ない…。
ただあのラストは上手いなぁと思った。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

期待してた以上の傑作!
浅野いにおが紡ぎ出す日常系セカイ系SFの世界観にどっぷり浸れて、終始多幸感に包まれる映像体験だった。
作画も綺麗で、かつ台詞もコミカルなのにどこか不気味さも漂う演出とのアンバラ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

鑑賞まで半年以上待った、長かった…。

内容も時系列も複雑だが、これぞノーラン節と言わんばかりにギミックがふんだんに詰め込まれていた。ただ体感90分くらいに感じたような気がするくらい、飽きないようよく
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.3

テーマは重いが、強いメッセージ性溢れる良い作品だった。多分ここ最近で一番泣いたかもしれない…。

「市子」同様、杉咲花の演技力には感嘆してしまいますね。彼女が纏う、悲壮感とも包容力ある優しい雰囲気とも
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

心安らぐ優しい映画。ずっとこの世界に浸っていたいと思える、心が浄化されていくようなデトックスムービーだった。
こんなに理解してくれる人が周りにいたら、諦めず前に進もうって立ち上がらせてくれるんだろうな
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サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.5

短編とは思えない満足感。
"自分らしく生きる"って簡単なようで実は難しいこと。果たして彼らがサマーゴーストとの出会いを通じてどんな答えに辿り着いたのか。
作り手の込めたメッセージがひしひしと伝わってく
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

4.0

評判通り面白かった〜!
飛行シーンの作り込みが凄くて、あのシーンをずっと観ていたいと思うくらい没入感が半端じゃなかった。
深く考える作品じゃないのは百も承知だけど、前に進んでみなきゃ見れない景色もある
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.3

3年の時を経てようやく鑑賞できた。
この作品を観た後、この3年で彼らも進学して各々違う道に進んでいると考えると感慨深いものがある。

映画を観る上で無意識に、主人公を始めとした誰かに視点を絞って、その
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.6

家族との向き合い方を考えさせられる作品だった。
自分と重なる描写が多々あり、共感性羞恥のような感覚を抱いてしまった。多分この既視感のようなものが私の父や母に対する行動や発言に対する自責の念なんだろうな
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

5.0

来ました2024年暫定マイベスト映画。
何ならオールタイムベストに食い込むまであるかもしれない。

ずーっと観たかったのにタイミングが合わずだいぶ鑑賞が遅れましたが……本当に良い作品だったし本当に観て
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妖怪大戦争(2005年製作の映画)

3.1

15年ぶりくらいに鑑賞。
冒頭から懐かしすぎて泣きそうになった⋯。内容は朧気ながら、全体的に画のインパクトが強いからか、妖怪が出てくる度に「そういえばこんなやついたいた」って思い出しながら観るのが楽
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

先行上映でIMAXレーザーにて鑑賞。

前作がぶっ刺さったので、本作の公開を心待ちにしておりましたが⋯。今回も凄まじかったです。これは絶対IMAXで観なきゃダメ。

全てが圧巻、全てが圧倒的。全てが見
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