ことねさんの映画レビュー・感想・評価

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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.8

生き物たちのかわいらしさ
多様な家族の形
主人公の幼さ、エゴ、傲慢さ
自己実現、夢に向かって突き進む姿
コミカルな人間らしい登場人物たち

どれもウェス作品には欠かせない要素
たくさん詰まっているこの
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

原作が好きで、映画化に驚き、キャストも豪華で良い良い

まんま抜け出してきた感じ、楽しめた
まあ漫画で十分だけど、外れずに実写化できてる

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった
エンターテイメントと社会的メッセージが両立されているところがよくできている

家族の計画通りに進む気持ち良い前半、新たな衝撃が発覚し、スリリングな中盤、それぞれが置かれた自分達
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市子(2023年製作の映画)

3.8

思ったよりも没頭して観ていた
舞台を映画にした、という感じが脚本からよく伝わる
この構成、なるほどな
手法も嫌いじゃない、名前の意味、重み、年表、時系列

久々に、ザ邦画、みたいなものを観たが、このザ
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.9

目を向けていなかった、本当の自分、女である自分に気付き、それを喜ぶ
でもはたと我に帰り、使命をまっとうする
人間らしくてとても良い
個人的には、バーフバリに脱がされるシーンがめちゃくちゃ好きだな笑
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.6

なるほど
個人的な話だけど、学校ものは、第三者的視点で観るのが難しくなってしまう
それが中々鑑賞できなかった理由でもある

ストーリー的に、予定調和感が強くて、得意な方ではなかったけど、ある程度読める
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

101匹わんちゃんとの関連に気づいたのは半分見終えたあたりだった
ディズニーに疎すぎる自分に焦り

様々なファッションと共に変化するクルエラの性格、というか人格
守りたい自分と受け止められない自分、と
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

人は孤独があるから人と繋がれるのだろう

何かを持っていない、ということは、その分他の感覚が鋭かったり、別のものを持っていたりするのだろうか

イライザはもともと、持っている人だったのかもしれない
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

三宅監督が気になって観てみた

やはりこの映像の質感、光と音、カット割りの少ない見せ方、邦画の基本という感じで大変良い

物語としてはあまり刺さってこなかったが、ケイコの周りの人がとてもよく描かれてい
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

人生を変える出会い

教育とは何なのか
教員でありたい、教育者でありたい
そうあろうとする自分とは

徐々に心を開くウィルが見応えあり、感情移入してしまう

ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.7

ああ、ウェス作品って感じ
ストーリーはそんなにだけど、ゆるっと見られる珍道中と家族愛
だんだん仲が深まるのも良い
荷物捨てて電車に乗るところは笑ったな

ターミナル(2004年製作の映画)

3.9

よくできている
映画としてのクオリティが高い
さすがスピルバーグである

主人公が愛されていく、特に空港の多くの従業員から人望を集めていく経緯が少し飛躍しているようにも感じる
その部分はちょっと置いて
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セッション(2014年製作の映画)

4.1

憧れや夢が執着に変わるのはどうしてなのだろう
想いの強さと怒りの関係か

言語化するのが難しい映画である
鬼軍曹の孤独と才能と飢えが苦しいほどに伝わる
ニーマンと彼は、最後のセッションでようやく繋がる
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

原作既読。
ストーリーは◎だが、やはり大がサックスに取り憑かれた背景が無い分、あまり感情移入ができない。これでは挫折の無い主人公。
そうすると、今作のフォーカスは、前半は玉田の変化と成長、後半は沢辺の
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.8

空気感、映像、音 どれも良かった
特に、耳馴染みの良さが近年の映画の中ではトップクラス
そのせいか、とても静かで穏やかな映画に感じられた
もちろん内容も含めてそうなのだけど、誰かの日常をちょっと遠くか
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

好きじゃないジャンルだけど、まあまあ見れた。
画がきれいだな。

嘘みたいに趣味が合うなんて羨ましい。いや、わかる。経験ある。恋に落ちるの、よくわかる。

別れ際は自分と重なる部分が多くて、色々と考え
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.1

とにかく面白かった。
欲に流されるか、長いものに巻かれるか、芯を曲げずに生きるか。

吉岡の辿々しさが始めは気になったが、気づくとその存在感が心地よく感じられた。

終幕は賛否両論あるだろうが、個人的
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.7

岩井俊二らしさの極み

やりたいことが変わらず一貫してるのはさすが
岩井ファンの期待も裏切って無いだろう

表現者をより魅力的に切り取るのが上手

その分、ストーリーの歪さが浮き出て気になるけれど
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.8

ロビンウィリアムスらしい作品
吹き替えで観たけどキャストが良い!
山ちゃんはもちろん、息子の石田彰も良かった

もっと上手くやれるでしょ、とツッコみたくなる場面は多々あり、でもそれがダニエルらしさなの
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

ティモシーが美しすぎる、素晴らしい。
ずっと観てられる顔面の強さ。

映画としてはよくできてる。
世界観もたっぷり味わえた。
吹き替えで観たのが勿体無かったかな。
歌が多いのよ、でも花村くんの吹き替え
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ハングオーバー!!! 最後の反省会(2013年製作の映画)

3.8

これまでの諸々を回収しつつ、きちんと終わったシリーズ集大成
やっぱりフィルは優しい
ステュも大人になったよね

…と、思いきや!?
やっぱりこれがなきゃね。
エンドロールのスライドショーが恋しい恋しい

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

雑誌を映画に、というコンセプトは面白く、それを可能にするウェス・アンダーソンは流石。

ただ、変わりゆく映像から物語の流れを掴むのも、高速で字幕を読むのも、画面の中の豊富な情報を整理するのも大変困難。
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.4

伝えたいことを絞ってくれても良かったかな
集大成としての劇場版
詰め込みたい気持ちは痛いほどわかりますが…ちょっと渋滞してたかと

とりあえず新しい命が無事なのは良かったです
おじいちゃんやみどりさん
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

気弱な少年が作り出した心の友はアドルフ・ヒトラー。
ヒトラーが登場する作品は、その人物像が気になるところ。
ジョジョの友達のアドルフは、剽軽で口達者だが、実はとても臆病でお節介。被害者意識が強く、いつ
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.8

相変わらずしょーもない
得るものはないけど、ワクワクしてしまう
展開は1と通ずるものがあり、先は読めるけど、ついハラハラしてしまう
1からのキャラの繋がりも良かった
酒を飲みながら夜更かしする時はこれ
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劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)

3.4

世界観は好きなんだけど、設定ごちゃごちゃさせすぎになってきたよね

結局、連ドラが最高でした

ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

4.0

同じことが繰り返される日々…
鳩おばさんが好きだったなぁ

アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

やっと、やっと、ミニシアターで。

金魚のクジラはアメリか、なるほど。
親に檻に入れられて生きているアメリと、ガラス鉢の中の金魚。

母親が死に、父親の関心は無く、外界と関わらず生きていくアメリ。
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犬王(2021年製作の映画)

3.5

湯浅ファンだから絵の作りはほんとに好き
演出も嫌いじゃない
だけど話が入ってこない
心に余裕がある時にリベンジしたいな
森山未來の声が好き

ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.8

ホームアローンを思い出す
でもあんなハートフルさは無く…笑
ロビンウィリアムスの演技が光る
特に現代に帰ってきたところ

子供の世界を思い出せるファンタジー

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

原作途中まで既読。ドラマは全話視聴済み。

世界観はそのままに、よく映画にしたなぁ。ルーブルのシーンも良かった。

けど、ドラマくらいのテンポ感も良かったなぁ、と。凝縮されてて。

でもとりあえず露伴
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

言葉にするのは難しい

でもこの映画にしかない空気感が嫌いじゃなかった

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

期待値が高い分、どうしても気になりどころがあったけど、全体的には楽しめた

映像の作りはさすがスタジオジブリ
特に生き物の登場が多かった分、魅せられた
ただ後半はデフォルメ化されてたからあんまり感じな
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

うーん、刺さらず…

でもストップモーションでこれを作り上げたのはすごい