pikaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

pika

pika

映画(1773)
ドラマ(12)
アニメ(0)

ディレクターズ・カット JFK/特別編集版(1991年製作の映画)

3.5

3日に分けて見たけど長さのわりにするする見れたし面白かった!
監督の独自の解釈を交えたフィクションって嘘だろ!?とおもうくらい堂々とした作りに驚く。
事実とフィクションのバランスが上手い。

ベトナム
>>続きを読む

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.0

「ブラッククランズマン」が死ぬほど良かったのでスパイク・リーの有名どころをまず、と鑑賞。
ビックリした!中盤までは、なんて和やかで愛らしいドラマなんだろうとほのぼのとした気持ちで楽しんでいたのに。。日
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.5

スパイク・リーは初めて。ヘビーな社会派映画を撮っている印象ゆえビビって避けていたのだが、めちゃくちゃ面白かった。最高じゃん!!嫌悪感と爽快感が交互に起きる、恐ろしさの後にクスッと笑える、泣きながら笑え>>続きを読む

アイ,ロボット(2004年製作の映画)

2.5

公開当時話題になってSF映画なのでいつか見よう見ようと思って頭の隅に引っかかっていたのをようやく見れた安堵感のみ。見る前と見た後で何か変化があったとしたら。
ウィル・スミスがあまり好きじゃないしビジュ
>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.5

直前に見たクリスチャン・ベールのチェイニーも良かったしゲイリー・オールドマンのチャーチルも良かった。名演とメイクの化学反応の凄さよ。

テンションが一昔前の感動映画然としてた。個々を見るといいんだけど
>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

4.0

「マネーショート」が小難しい話をわかりやすくコミカルに見せていて感心しつつもあまり好きではなかったので今作もスルーしかけたんだけどテーマに興味があるかどうかの違いなのか手法は同系統なのにこれは面白かっ>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

2.5

ちきしょう。わかってた。わかってたんだけどフォロワーさんの好評価とディストピアSF好きなのが合わさって期待値上がっちゃってた。予告見かけて無名俳優と無名監督だけどヒューゴ・ウィーヴィング出てるしピータ>>続きを読む

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.0

パッケージと題名とリーアム・ニーソンのせい(名優です、すみません)でB級映画を覚悟して見たら小品ではあるけど大真面目な映画だった。
派手な演出はせず淡々と薄暗く青みがかった静かなトーンのまま最後まで貫
>>続きを読む

フロントランナー(2018年製作の映画)

4.0

流れで政治物をと思って見たらそういうのじゃ全くなかった。劇的なストーリーなはずなのに人間臭いヒューマンドラマになってて、終始淡々として感情的な瞬間なんてないのにじわっときた。すごいわ。面白かった。>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

4.5

米大統領選が近いしってことで今更ではあるが見てみた。感想書けないこれ。ムーアは思想が前面に出ていてドキュメンタリーとはいえかなり演出の強い作品を作ってはいるけど、個人的にはだからこそ良いと思うので好き>>続きを読む

戦争と平和(1956年製作の映画)

3.0

これはあれだな。トルストイを原作とした完全に別物の映画だな。そして映画単体としてもそんなに面白くない。
トルストイが言わんとした歴史についての思想部分の真逆が描かれている。小の集合が歴史を作ると細かく
>>続きを読む

戦争と平和(1965年製作の映画)

3.5

『制作費は2005年時点の7億ドルに相当し、史上最も製作費のかかった映画とされる。国家事業として製作されたので実際の戦場を使用し、戦闘シーンには馬を約1,500頭、合計12万4,533人に及んだエキス>>続きを読む

アンナ・カレニナ(1948年製作の映画)

3.5

さすがにお腹いっぱいになってきたけどアンナカレーニナ映画版を見る③

デュヴィヴィエの作品を見たいというよりヴィヴィアン・リーのアンナを見たかったので見てみたら予想以上に良かった。
台詞説明がちと多い
>>続きを読む

アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

3.5

アンナカレーニナ映画版を見る②
一見さんお断り、原作読んでから見てね☆なザルヒ版はロシア(ソ連)映画だしそれで成立してるのはわかる。このライト版は原作を読んでいない人が多いであろう世界に向けて作った大
>>続きを読む

アンナ・カレーニナ(1967年製作の映画)

3.0

アンナカレーニナ映画版を見る①
歴史に残る名作であることを身をもって納得しつつもそんなことは関係ないとばかりに脇に置き、初めて自分が発見したかのような、この魅力は自分だけのものよと感じ入る、内に向かっ
>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

予告で上がりまくった期待が公開後の酷評で下がってしまい今頃やっと見た。思ったより悪くなかった。リメイクでありリムーブであり続編っつー最近量産されてる系統の中で近年のポリコレ的なんちゃらをちゃんと考慮し>>続きを読む

アラブの盗賊(1954年製作の映画)

2.0

ダンスあり歌ありなコミカルなショー映画。
ロングショットが多く、近づいてもウエストショットくらいで台詞も最低限だし、風景や建物などの雰囲気を見せたいのかな。あまりカットも割らず人物の動きや画面全体が見
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.5

久々に見た。多分4回目くらい。初回はただただ衝撃を受け、2度目はトリックの伏線を見て、3回目は普通に楽しんで、今回は主人公が理想の自分に呑まれつつも少しずつそれに近づいていく爽快感と不快感に惹かれた。>>続きを読む

白夜(1971年製作の映画)

4.5

こんな面白かったっけ!?前回もめちゃくちゃ楽しんだけど今回はもっと楽しかった。
「白夜」を原作にした映画を3作品見た時は原作を読んでいなかったのでそれぞれの個々の魅力を楽しんだり映画の比較をしてみたり
>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.0

見る前から「これは酒と供にあれムービーだな」と決めてかかって飲みながら見てたのでアレなんですけど、15分くらい経ってかなりピッチが上ってもう結構きてて30分くらい経ったときに「え!?まだ30分!?うそ>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

ホント面白い。ホント好き。最高。
宇宙科学技術、近未来、ディストピア、宇宙探査、異星探検と好きな要素のてんこ盛り映画。はじけたファンタジックSFも好きだけど技術の発展のお影か近未来系宇宙科学映画が色々
>>続きを読む

第七の封印(1956年製作の映画)

5.0

久々に見た。ベルイマン見始めた初期に見たっきりだったので改めて見るとこんなに舞台っぽさが濃厚だったんだとちょっぴり驚いた。元が舞台用の劇で演劇として上演してたものを小道具もあるし役者も揃ってるしってん>>続きを読む

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.5

何度見てもえぐられる。ドストエフスキーの「白痴」を読んでからそれを意識して見たので、難しさに戸惑いまくった初鑑賞の時よりは自分なりの理解が進んだ。
「白痴」の中でムイシュキンが自分を『ロバだ』と言った
>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.5

数カ月ぶりに何か映画を見たくなってふと録画してあった今作を再生してみたら最後まで見てしまった。
何度見ても長いなぁと思いつつストーリーは盛り込み過ぎなほどで長さの割に余韻なくサッササッサと進んでいくた
>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

-

波とか海とか砂とか凄い。技術凄い。
映像やストーリーなどよくできてるなーと感心するんだけど夢中にはなれない。
どこかで『最近の〇〇は面白くなくなったというのはお前の感性が衰えただけだ』ってのを見てギク
>>続きを読む

映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!(2020年製作の映画)

-

今年初劇場鑑賞映画。
映画を見るときに、なぜこの映画は映画である必要があったのか、他の媒体ではなく映画という手段を選択した理由はどこにあるのだろうかとか考えて見るのが好きなんだが、それで言うとこの映画
>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

笑えるんだけどめっちゃ腹立つし不快だしイライラしてくる。最高なんだけど最低。めちゃくちゃ面白いけどゴミクソクズカス。マジなのかわざとなのかのラインをギャグで処理してくれてる親切設計。芸術の扱い方やトリ>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは凄いわ。驚いた。こんなことやっちゃう!?オープニングからラストを想像できないぶっ飛びっぷり。こういう新鮮な衝撃を味わえるから映画は何本見てっても楽しいものですね。
噂に違わずパイのシーンは言わず
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

評判に駆られて鑑賞。
ろくに設定も調べずに見たので主人公のいけすかないキャラ造形や設定、冒頭の長回し演出など某映画ぽいなーと、なぞってスラッシャーホラーにアレンジしたのかなと見ていたら知った上で見ても
>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.5

予告を見たときに設定やストーリーには何も感じなかったが菅田将暉が出ていて且つその演技が大好きな「帝一の國」を彷彿とさせるものでこれは私得案件かもしれんと楽しみにしていた。
役者の演技バランスが若干チグ
>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『最後のジェダイ』で絶望のどん底に落とされたのはこの『スカイウォーカーの夜明け』で感動を倍増するためだったんだ。2年間の絶望の果てにようやくスターウォーズ熱を取り戻せた。ありがとうJJ。よくぞここまで>>続きを読む

となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.0

子供の頃も、大人になって子供が生まれたあとも何十回と見てて3桁くらい見てるかもしれないというくらい繰り返し見てるのに飽きない。いつ見ても面白いしボーッとついつい手を止めて見ちゃう。何度も見てるのに、い>>続きを読む

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿ジブリで育ち大人になって初めて一人で映画館で見たジブリ。大人になったせいか感覚が変わったのか昔何度も見て楽しんだ諸作品ほど楽しめず、子供向けか、と思って終わったんだが子供を産んだあとトトロと共に>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

4.0

面白いか面白くないか、深く考える刺激になるか興味深いか、そういう見終わった後に続く余韻すら形容できない。なんだろうこれ。初めて見たときも何とも言えぬ後味だけ残り感想がまとまらないままだったが2回目も同>>続きを読む

湖のランスロ(1974年製作の映画)

4.5

んおー!血生臭すぎるオープニングから最高。この衝撃は何度見ようとも繰り返されるだろう。
ブレッソンによるスペクタクル浪漫の到達点。映像と台詞で理解するのではなく知覚した情報を元に脳で完成させる。イメー
>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

凄いな。ここまでトレース×ブレンドしてくるとは見てて楽しかった。この映画を知ったきっかけが『冬の光』と『田舎司祭の日記』とタルコフスキーの合わせ技との文言を見たからなので目的のものが見れて満足。しかし>>続きを読む