追悼 ジャン=リュック・ゴダールにて
初期ゴダールが描く戦争映画。
ゴダールは戦争をテーマにすることは多いものの意外と戦争映画って撮ってない。
『小さな兵隊』は一応そうとも言えるけど、あれはレジスタ>>続きを読む
追悼 ジャン=リュック・ゴダールにて。
『ゴダールのマリア』という題名になってはいるものの、アンヌ=マリー・ミエヴィルの短編『マリアの本』とゴダールの『こんにちは、マリア』を並べた作品になっている。>>続きを読む
日本が世界に誇るコンテンツ『聖闘士星矢』を実写化。でも世代じゃないので原作はなんとなく知ってるくらい。
ハリウッド進出でありながら予算のほとんどを東映が調達したとのことで、実質的には日本映画とも言え>>続きを読む
雨、天井の染み、雨漏り。
エレベーター、屋上、貯水タンク。
このジメっとした湿気が日本の心霊風景としてとてもしっくりくるよなーと。
致命的に何かが起きてるわけではない。起きてるわけではないのだが、何>>続きを読む
今年一番楽しみにしていた映画であり、見るのが怖かった映画でもある。この映画を見るということは、つまりガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを見るのが最後だってことだから。
でもこれは大好きなバンドの解散>>続きを読む
任天堂、念願のマリオ映画化。
……マカイテイコク?
任天堂がアニメ化を託したのはミニオンズでお馴染みのスタジオ、イルミネーション。
軽くて笑えて楽しいポップコーンムービーとしてとっても良い感じ。>>続きを読む
ある日、森の中、熊さんのような筋肉隆々の男デイブ・バウティスタに出会った。
バウさんの言うことにゃ「皆さん3人家族の中で1人を選んで殺さないと世界が終わります」
こんな歩く筋肉暴力装置のような男が言>>続きを読む
鮮烈なイメージは脳裏に焼き付いている。
だが、どんな話かは思い出せない…
ダリオ・アルジェントの映画ってそういうのが多い気がする。
『サスペリア』に連なる“魔女三部作”の2作目。『サスペリア』の続編>>続きを読む
明治末期から大正、昭和にかけて。日本最大級の怨霊、平将門の復活を目論む謎の男 加藤。彼の襲撃を機に日本近代史とオカルトの混じり合った攻防戦が展開されていく。
荒俣宏の原作を実相寺昭雄が映画化。
とは>>続きを読む
そろそろ人が死にそうだ。
そう察するより一呼吸早くハードロックが鳴り響く!
ダリオ・アルジェントのサディスティックな残酷ショー。本当は目を背けたくなるような痛々しい事態が繰り広げられているはずなのだ>>続きを読む
ダリオ・アルジェントの最新作であり、ジャッロ映画への回帰作。
娼婦ばかりを狙う連続殺人鬼。この時点でジャッロっぽい。娼婦のディアナはそいつに目をつけられ、玉突き事故の末に失明。その事故の被害者となっ>>続きを読む
想像していたものと良い意味で全然違う
あらすじだけとれば「マルセイユで無実の罪で投獄されている娘のため、アメリカの田舎親父が異国の地で奮闘する」というお話で、フィルムノワールや『96時間』みたいな話>>続きを読む
「戦争映画とはかくあるべし」というような、堂々たる戦争映画だった。
第一次世界大戦の塹壕戦を『プライベート・ライアン』以降に研ぎ澄まされてきた現代的な感覚によって映像化する。
戦争映画のクラシック中>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
かつてはアクションスターとして名を馳せたブレンダン・フレイザーが演技派としてカムバック。少年時代はお世話になった俳優さんなので、お布施のつもりで見に行ったんだが…
めっちゃくっちゃ良かった!!!!>>続きを読む
世紀の傑作が数本あるより、このくらい丁度良く楽しく面白い映画が沢山あった方が嬉しい。ふらっと映画館行ってみたら、こんくらい面白ければ最高だよね。
そんな映画だった。
元ネタはTRPGの元祖といわれる>>続きを読む
当時バスケ部門が弱小だったNIKEがマイケル・ジョーダンとの契約を取り付けて“エア ジョーダン”を開発するまでを描いたビジネス実録もの。
監督はベン・アフレック、主演はマット・デイモンの大親友2人組>>続きを読む
今となってはドンデン返しの代名詞のようになっている前作『エスター』から14年ごしの続編で前日譚。
言わずもがなと思いますが、冒頭から前作のネタバレ全開なので、まず前作を見ましょう。
そもそも続編と>>続きを読む
思っていたより面白く、良い映画。
こういう拾い物みたいな映画が出会えると意外と一番嬉しい。
70年代後半、子供達の失踪事件が頻発している田舎町。DVな父親と共に暮らす兄妹だったが、顔見知りや大切な友>>続きを読む
小生意気なガキんちょ達が筋肉隆々立派なヒーローに変身するシリーズ第2弾。
今回の敵はギリシャの神アトラスの娘たち。とはいえ長女はヘレン・ミレン、次女ルーシー・リュー、三女は新ウエストサイドストーリー>>続きを読む
原作の方を読んでいたのでこちらも見た。
呪術本編の1年前の話で特級呪霊リカちゃんに憑かれている乙骨くんが主人公。
この乙骨くん、声を当てているのが緒方恵美なのでどうしても濃厚に漂うシンジくん感。ただ>>続きを読む
小生意気な中学生のガキんちょが「シャザム!」と一言唱えれば筋骨隆々のスーパーヒーローに。
ヒーロー映画が飽和状態の中に出てきた清涼剤のような、少しハズシのヒーロー映画。
お話としては子供が心はそのま>>続きを読む
庵野秀明が手掛ける“シン”を冠する3作目。
ゴジラ、ウルトラマンときて仮面ライダー。
庵野秀明のオタクとしての自我を満足させるべく好き放題に制作されているためマニアなら垂涎、一般のお客さんは置いてけ>>続きを読む
「絵が動く喜び」みたいなものが満ち満ちていた。つまりアニメーション作品として最高ってこと。
冒頭からフルスロットルで始まるアクションシーンでいきなり心鷲掴みされた!『スパイダーマン: スパイダーバー>>続きを読む
荒野を行くトラック野郎たちが成り行きで警察に追われることに。だがそんなの物ともせずに突破していく彼らの姿に共鳴して、トラック集団はどんどん増殖。ついには社会現象的な巨大ムーブメントへ発展していく
サ>>続きを読む
逃亡する若い男女、爆走するダッジ・チャージャー。
いかにもアメリカン・ニューシネマな空気。
強盗を決行した若い2人の男ラリーとディーク。逃亡しようとしていると、昨晩ワンナイトを共にしたメリーが乗り込>>続きを読む
9.11の遺族に対する補償基金の試算を行った実在の弁護士ケン・ファインバーグを題材とした実録作品。
現場が世界貿易ビルなこともあって、収入で比較すればとんでもない高給取りから、救助活動で命を落とした>>続きを読む
マルチバースとは、すなわち「なんでもあり」を正当化する設定であって乱用は危険です。でもダニエルズに限っては元々の作風が「なんでもあり」なので、彼らにはピッタリのギミックだったかもしれない
A24らし>>続きを読む
鮮烈なビジュアルイメージで独特な立ち位置を獲得しているターセム・シン監督。そんな彼の出世作。
対象相手の潜在意識へとダイブできる最新設備を駆使して心理療法を試みるキャサリン(ジェニファー・ロペス)。>>続きを読む
ポール・ヴァーホーベン製の透明人間。
透明化するのはケヴィン・ベーコン。
「もし透明人間になれたら…!」で大抵の男が思いつくような下衆い考えを、そのままやってしまいましたというような作品。
ヴァー>>続きを読む
飛行機工場における破壊工作(サボタージュ)が発生。その工場の従業員だったバリーは濡れ衣を着せられ逃亡の身に…
ヒッチコックは世の潮流には敏感だが時事性のある監督ではないと思うのだが、1942年ともな>>続きを読む
「難病もの」にはなるのだが、とても綺麗な美談にする気など更々ない。そして個人的にはこの作品のバランスこそが真摯だと思う。
最愛の息子がALDを患ってしまった夫婦(スーザン・サランドン&ニック・ノルテ>>続きを読む
マッドマックス シリーズ3作目。
世評としては失敗作として扱われてる作品で、個人的にも嫌いではないが他の作品と比べると面白さは一段落ちるかなって感じ。
見所としては、荒廃した世界で辛うじて成立した文>>続きを読む
パク・チャヌクの映画はいつも歪さを含んでいる。だが、その歪さは純粋がゆえという気もする。
この作品で描かれる刑事と被疑者の間に生じる愛は間違いなく歪だが、分類するなら「純愛」となるだろうし、近年稀に>>続きを読む
これに関しては笑いのツボがハマるか、ハマらないか。ハマった場合はめちゃくちゃ笑える
どっちもモデルのカップル。男性モデルの方が女性モデルよりギャラが低いんだけど、いつも男が支払いをしてるので彼女にそ>>続きを読む
1830年、冬のある日。陸軍士官学校候補生の首吊り死体が発見された。そして不可解にもその死体は心臓がくり抜かれていた。そこで、山小屋で隠居していた元刑事ランドー(クリスチャン・ベイル)は呼び出され、事>>続きを読む
ジョージ・ミラーといえば、どうしても『マッドマックス』が有名だけど彼は常に「物語」や「神話」を描き続けてきた
マックスはポスト・アポカリプスにおける伝説だったし、『ベイブ』も農園に暮らす動物たちの中>>続きを読む