ひこさんの映画レビュー・感想・評価

ひこ

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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

4.8

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孤独な二人のつながりを際立たせるために、周りの人間が、分かりやすく無理解に描かれ過ぎてると思った。けど、その点に目を瞑れれば最高に感動できる。
ただ確かに、主人公の事情を考えればその孤独にもだいぶ説得
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

5.0

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ついに劇場で観られた。
どのシーンもずっといい。

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

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音楽の使い方がすこしエモすぎるかもとは思った。泣きどころが分かりやすすぎて、そういう押し付けがましさって、この作品のテーマと一番相性悪いのでは。でも、単純なので普通に泣きそうになった

喜多島先生があ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

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母親が亡くなって、それまで母の庇護下で生きてきたボーが外の世界の荒波に揉まれるみたいな話だと思って見てたら、実はその旅はぜんぶ母親の監視下にあって、結局最初から、一歩も母親の外部に出てなかったっていう>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

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短めのシーンが時系列を無視してたくさん切り替わるから、悪い意味じゃなく、ショート動画観てるみたいだと思った。むしろスクリーンから注意が逸れなかった。

思想的には"揺れたい"みたいな台詞があったけど、
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恋わずらいのエリー(2024年製作の映画)

2.9

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テンポよくて観やすいし、コメディパートもアホすぎて面白い。顔の接写が多いけど、みんなそれに耐える肌をしてんなーと思った。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

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ゆるさかわいさと、殺し屋の生臭さ、アクションのカッコよさが同居してていい。

ストーリーが単純なのも、アクションとか画面に集中できて見やすい。メイド服で戦闘するシーンもっと見たかったなー

僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

3.2

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軟弱な男の、ナルシストっぽいモノローグが少しウザい。

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

4.2

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映像と演出のよさだけで、最後まで見れちゃう映画と思った。
学校が機械みたいにガチャガチャ動くのが面白い。システマチックに構築された、人間を殻に押し込める世界を象徴しているんだと理解した。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

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まだ謎が多くて、後編が気になる。

ただ、友人が亡くなったのを泣いて悲しむシーンの演出が少しエモーショナルすぎる気もした。

市子(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

滅茶苦茶よかった。けど、障害のある方が家族にいる場合はとくに観るのキツイと思う。

市子がこっちを見つめてる写真の眼差しが最初すごい不気味なんだけど、彼女の過去が明らかになるにつれて、その眼差しの意味
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

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裁判中のやり取りを字幕で追い続けるのにだいぶ集中力を使った。
判決が出てからラストシーンまでの場面、劇的には蛇足に感じられたけど、どういう意図のあるシーンなんだ?

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

2.5

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日記だけで記憶を保持してる役って、演じるのが難しそうだと思った。

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.5

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面白かった。ミッカの「ワクワク!」という台詞はアーニャを意識か?
足りなかったのは「の」の音だったんだ、みたいなシーンがグッときた。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

2.9

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福原遥があまりに率直に物申すので、ハラハラしながら観た。

序盤に父親の死と特攻隊が重ねられてたので、戦時を体験して特攻を認められるようになって、父親のことも肯定できるようになるという展開を予想して身
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.8

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本編未視聴ながら楽しめた。何ならちょっとだけ泣いた。
ところどころ、これはどこの誰?になったけど、現実の事件などとも通じる普遍的なテーマと、ラクスの芯の強い言葉に心を動かされた。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

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ミット打ちの音、足音や風雨の音など、たくさんの音を聴かせる映画だったが、そうやって世界の音の豊かさを受け取るほどに、音のない世界に生きているケイコと自分の間の認識の溝が深いのを実感した。

ほぼ目が見
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映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースデイ♪(2008年製作の映画)

3.0

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鏡の国に続いて長峯・成田タッグ。
子供向けアニメのキスシーンは強烈に記憶に残る。テーマ的には、デパプリを準備した作品でもあると思った。

映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!(2007年製作の映画)

4.0

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長峯さんの作るプリキュア5。表情が多彩にコロコロ変わるのが魅力的で、ドレスの衣装もよい。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.6

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日本アニメ・サブカルでは鉄板の"終わらない日常"系の原典? 古典をみるような気分で観た。

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.5

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誰かと幸せになることを諦めた主人公が、さとしと出会ってもう一度、彼女にその希望を見つつもまた失って、その上でまだ希望を目指そうとする。ラスト、打球がフェンスを越えたかどうかは分からない。
オダギリジョ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

細かい設定についてはあまり理解しないまま観た。ノスタルジーの世界に篭らず、外に出て行こう!みたいなアニメ作品は多いが、既存作品とどういう点で差があるのかを一度見ただけでは掴みきれなかった。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

先行き不透明な人間の人生を追体験するような映画で、無難に生きてきた自分としては終始展開にハラハラした。

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

主犯の心の動きが急転直下すぎて、登場人物の内面が進行の都合でないがしろになっているように感じた。
殺したいほど憎む理由が分からない。殺したいほど憎んでたのにあっさり撤回しちゃう理由も分からない。
車椅
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヤクザや映画部や商店街など、社会の雑味みたいなものを象徴する存在が失われていくことへの切なさを強調した脚本。
こ綺麗に開発された街に普通に魅力を感じてしまう人間としては、理解はしつつも共感することは難
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

甲府、という舞台設定が面白かった。中央線一本で東にスライドすれば東京に行けてしまう位置関係が、社会に出ていく手前で滞留してるたま子の状況と重なって見えた。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ラスト。ベラが元夫の脳をヤギと入れ替え、"改善"して家畜にすることは、自分が過去に家に縛られて、受けてきた仕打ちを元夫にし返したのだと思った。けど、やられたことをやり返すだけで、世界は"改善"するの?>>続きを読む