muscleさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ベビーシッター・アドベンチャー(1987年製作の映画)

5.0

サラッと難しいカットをめちゃくちゃやっていてしみじみ感動する。超カッコいいテロップにビターなエンディング。80年代の夢そのものみたいな映画。駐車場で歩きながら告白するとこでのガキの演技に悶絶する。クリ>>続きを読む

オールナイト大学狂騒レース!(1980年製作の映画)

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一夜もの映画の名作リストでやたらと名前の上がる1作。大学生たちが謎解きゲームに一晩中ぶっ通しでやりながら街を破壊していく、今でいうリアル脱出ゲーム映画。そんなに面白くなかったんだけど、80年代映画らし>>続きを読む

ピラニア リターンズ(2012年製作の映画)

1.0

普通にワースト。3D変換にはピラニアよりも金かかってそうだったけど、こんなに志低く、なんならアレクサンドル・アジャ、「フランス語訛りのお高くとまった監督」にこんなもんでいいんだよって叩きつけてるような>>続きを読む

ドッグ・イート・ドッグ(2016年製作の映画)

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べらぼうに良かった。コントラストを抑制させただけで別にやってることは『カードカウンター』と同じ。高尚に見えてチープなのを奇天烈な切り返しで見せる。チープに見えて高貴ってやると『カードカウンター』になる>>続きを読む

レスリー・チャン 嵐の青春(1982年製作の映画)

5.0

あまりにも良くて二回見た。ラストの切腹バトルは別監督らしいけど、そこもそこでパキパキとしたアクションが冴えてる。ってかそれのせいで王家衛的な青春映画+チャンバラバトルになってるから大好き加点。
コイン
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彼方へ ザ・クライマー(1991年製作の映画)

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『氷上旅日記』で中沢新一がさぞ面白そうに書いていて見たけれど、そこまででもなかった。山登りはさぞ大変だろうなとしかならないというか、ヘリの空撮の山にワーグナーっぽいの被せるの南極隕石でもやっていた。ヘ>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

1.0

かなりワースト。どんでん返し感ある展開にしたいんだろうが、死ぬか死なないかをずっとやってるだけでめちゃくちゃ退屈。仕事話なのに仕事をうまくできないって話にして、それがひたすら続くからしんどかった。なん>>続きを読む

連続殺人鬼 冷血 ~犯罪史上空前の連続23人強姦殺人事件(1984年製作の映画)

5.0

素晴らしすぎる。窓ガラス叩き壊してからずっと痺れる。一回性のカットばっかりでよくこれ撮れるなって感心してしまった。手前から奥への人物の運動、カットの徹底した美学が見ていて飽きない。中山一也ソークール。>>続きを読む

密猟妻 奥のうずき(1981年製作の映画)

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地下鉄のシークエンスがすべてナマすぎて興奮する。海岸にバスがポツンと置かれると『ユリイカ』思い出す。轢かれまいと逃げ惑う群衆。ほのかにストーカー百合の香りがあった。

バタリアン リターンズ(1993年製作の映画)

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ようやく見たがそうでもなく。ブライアンユズナって予算とスタッフをうまく使ったグチャグチャ感はすごいけど、映画としてはそこまでではない気がする。バイク事故のテキトーさ。ジャケ写が完成してゴス!になるとこ>>続きを読む

それは外宇宙からやってきた(1953年製作の映画)

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3DBlu-ray。特典も豊富で変換もかなり上質。瞳の中のような、山に開いた穴を覗き込むのだが穴を覗き込んだ瞬間、奥行きが逆転して覗き込んでいた人間側が遠くに変わる。何より興奮したのがボディスナッチャ>>続きを読む

イントゥ・ザ・インフェルノ -マグマの世界-(2016年製作の映画)

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もはや老齢なのかヘルツォークはおそらく遠出せず、オッペンハイマー(アクトオブキリングの監督と親類?)がヘルツォークの代わりを務めている近年のヘルツォークシリーズなんだけど、白頭山調査のために北朝鮮に行>>続きを読む

イントゥ・ジ・アビス 深淵へ(2011年製作の映画)

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ズームしないのに話に突っ込むヘルツォークのズームが聞こえる(見える)ようなインタビュアーヘルツォークが冴え渡る。ラストでいよいよヘルツォーク映画に。歴史の影を映し出すとか拾われなかった歴史を残すという>>続きを読む

グリズリーマン(2005年製作の映画)

5.0

普通YouTuberだったらカメラを腕の届く範囲でやりそうなのに、どう自分が映るのかをわかっている彼はカメラを少しだけ高い山側に置き、クマとの間に自分を置く。山に戻ろうとする熊が近づき、自分に小突いた>>続きを読む

STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

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山崎貴ベスト。3Dタケコプターに尽きる。のび太がタケコプターをコントロールできない。それは意思が弱いから。だからのび太よりも先にタケコプターが先行する。それが伏線となりカメラはタケコプターを先行すると>>続きを読む

一命(2011年製作の映画)

1.0

床に落ちた卵を啜るシーンが最高に三池崇史。誰しもがこれが3Dじゃないだろって思う。申し訳なさ程度の雪レイヤー。ナチュラル3D撮影なのに…。
ジェレミー・トーマス案件。

スピード(1994年製作の映画)

5.0

人生ベスト。一番人生で見てる映画かも。

エレベーターという装置は正しいタイミングで降りなければ身体が切断される。エレベーターを降りる時に人生の尺度を考える奴はいない。つまり考えるべきじゃない時に人生
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シャーク・ナイト(2011年製作の映画)

5.0

セルラーよりも断然こっち。U-NEXT版ではなぜか本国輸入版にもついてないメイキングMVが最後についている(そのせいで低評価?)

離れ小島とそこをひたすら死人が出るたびに往復するメンバーたち。悪魔の
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

5.0

今年ベストレベルでよかった。結局いつものポールシュレイダー映画になるんかいっていうラストも、切り返し前の白い布の登場で悟らせるのも憎い。家の中での拷問大会もなんかチェンソーマンの金玉蹴り合いみたいな下>>続きを読む

レモ/第1の挑戦(1985年製作の映画)

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やー素晴らしい。なんだこれ面白くないな…って思っていたら銃を避けた瞬間からギアがとんでもなく上がる。逆にひたすら牧歌的にトレーニングしまくりの展開にコケたのも納得してしまったが堅実な演出とバイオレンス>>続きを読む

シーフォーミー(2021年製作の映画)

1.0

もっとやれるはずなのに、逆に90分で終わってしまうのが惜しい。というか誰しもがFPSプレイヤーの無双シーンは期待するはずなのにそれがほぼないのは詐欺に等しいのではないか。
殺人しても最後は夢に向かって
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

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ジャパンエディションとは?
先生のチックだったり、家の美術だったり、遊び心演出が確かに楽しいが、清水崇のテンポ感といつも合わない。単に編集の問題ではなく、「これが謎です」って情報の提示がサスペンスに結
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さあ今だ!(1951年製作の映画)

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3Dで鑑賞。3DFILMARCHIVEが出してる3DRARITIESにサラッと入ってる。単に奥行きと飛び出しとかいう次元ではなく、明滅を織り交ぜて前後のレイヤーを手書き原形質的アニメーションがウニョウ>>続きを読む

ピクセル(2015年製作の映画)

5.0

中年のなろう系すぎてドン引きしそうになるが、修理会社の偏屈な中年(それはまさしくファミコンの話を一生している日本の中年そのもの)と陰謀論者と小人が世界を救う。すごいギリギリのフィクションでずっと素晴ら>>続きを読む

リアル・スティール(2011年製作の映画)

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ラストの「言わなくてもわかるよ」の解釈が急に難しい。ロボットが自我があるっぽい描写だったり、コテコテの描写と読ませる描写とのアンバランスさが微妙に気になる。ガキがロボットを発見するところの泥沼滑り台の>>続きを読む

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

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すごい期待していたが期待していたほどすごくないのがかなり残念。こっからよ!ってとこで物語が終わる。タートルズと絡む女の子のデザインがとてもよく出来てるだけにもっと皮肉めいた学園生活描写が「ナードのアニ>>続きを読む

DEEP SEA(2006年製作の映画)

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飛び出し具合ヤバすぎる。ものすごいパーティクルの量にコンバージェンスも綺麗で、コスパ良すぎる。さすがのIMAX 3D。家で爆音でIMAXのあの冒頭映像見てたらなんとなく嬉しい気分になった……

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

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おれはぜんぜん悪くない。むしろ字幕で見たら音声のことが気にならないのが大きいのかも。原田眞人で一番良かった。ラストの切り方が謎。そこで終わるの? 警察組織だけで出来た偽暴力団みたいな話作れそうだなって>>続きを読む

ファイヤーボール 宇宙からの来訪者(2020年製作の映画)

5.0

もはやすっかりヘルツォークの相棒と化したオッペンハイマークン。アクトオブキリングの監督もオッペンハイマーって名前なんだけど、あれもヘルツォークプロデュースだったし全員親戚なのか? 南極のくだりで本気で>>続きを読む

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

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長回しのコント感っていうか、キタキタキターってなるのがゲージュツにならなすぎてオモロい。あーだこーだ言うよりこっちもヒヤヒヤしながら見守る感じ。門のとこで巨大な松明使うあたりと、深夜パチンコ場の異様な>>続きを読む

0×0(1983年製作の映画)

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いみてーしょんいんてりあに比べると自由っぽさをなぞろうとしてる感じが流石に今見るとそうでもない。放課後撮りました!みたいな80年代の街並みと喫茶店の店内がまぶしい。うまくいってる演技よりもでも、ぎこち>>続きを読む

うしろあたま(1984年製作の映画)

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この年代の作家の大島弓子への憧憬、エグい。穂村弘、岩井俊二的な少女になりたいおっさんの系譜にこの監督がいるとは思わなかった。でもラストだったり唐突で暴力的なキスシーンだったりかなり、厳しい。正直、駐車>>続きを読む

アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)

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3D化する前のギリギリのヴェンダース。この作品以降を見限ったって人が多いのもわからなくもない。この頃のサラポーリー、マジで覇気ある。ヴェンダースの話ってじつはものすごーーくシャバい。でもその繋ぎ方に偉>>続きを読む

フランケンフッカー(1990年製作の映画)

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みんな爆発しだしてからクソおもろい。ってかオープニングなしに唐突にはじまるのが凄くかっこいい。荒木飛呂彦というより高橋和希が好きそうな映画。

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

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視差わけがパキッとしていて、なんだかすごいリッチな3D。それでわかるけど画面内がモキュモキュ動いて全体も引き締まっている。
アンダザシーがこんな外の世界に出るのをやめようよ、この家の中は楽しいよと言っ
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