YukariYamadaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Girl/ガール(2018年製作の映画)

5.0

トランスジェンダーの機微を身体も含めて、とても自然に演じるビクトール・ポルスターが素晴らしすぎた。そしてお父さんのアリエ・ワルトアルテの眼差しの優しさよ、、!

言葉を交わさずに手を取り合う。それだけ
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.8

救いようのない凶悪さとあどけなさの共存

踊るシーンは内面を解放してるようでジョーカーと共通して好きなところ

最初に死んだおじいちゃんが一番狂気じみてた

時をかける少女(2006年製作の映画)

5.0

山本二三氏・絵映舎の背景美術ということで改めて鑑賞。やっぱりあの踏切の坂道は素晴らしい。理科準備室の緻密な乱雑さも。雲もいい、全部いい。

ストーリーやキャストは言わずもがな

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

むちゃむちゃ良かった。

少女から大人へ、それぞれの選択。4姉妹どのキャラクターも好きだし、ローリーの役回りもそれを演じるシャラメくんも良かった。

物語りを刻むように描かれる製本のシーンがとても印象
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.5

この花瓶と色彩が好き。囚人服?可愛すぎないか

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.8

ウィノナ・ライダー美しい。アンジェリーナ・ジョリーのスタイルの良さを思い知る

生きていて辛さや苦しさを感じるとき「これは異常」と自分のエマージェンシーに気付くことも「誰にでもあること」と心を緩めるこ
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東のエデン 劇場版 II Paradise Lost(2009年製作の映画)

4.0

アニメと映画全編通しての評価。

school food punishmentが3部作通して主題歌ってすごい。

東のエデン 劇場版 I The King of Eden(2009年製作の映画)

4.0

これはアニメと映画全編通して1つ、という認識で観るものだろう。

「日本を良くする」ってどういうことだろうか、と今だからこそ考える。

攻殻機動隊沼へのよき足がかりでした。

海獣の子供(2018年製作の映画)

4.5

アニメと言ってよいのか、という映像美。

漫画も読もう。

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

4.0

私のなかで、湯浅監督といえば水って感じである。表情豊かな水。

あと、いつも主題歌の脳内リフレインが止まらなくなる。「歌うたいのバラッド」然り。

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.3

映画の話をしていて「何も考えられずに観られる(=娯楽)」という表現をよく耳にするけれど、そちらの類ではない(もちろんそっちも好き)。自分の中の奥深くで蓋を閉じているところに触れてくる。なんなら麻痺して>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

夜が明けても美しい2人の肌はほんと夢物語みたいなんだけど、世が更けるまで話したらことが、心地よく自分の中に残り続けてくれて良い。

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.5

ストーリーとしてはポニョに近く、インスピレーションになった民俗的要素は共通なんだろうなって感じなのだけどアニメーションとして楽しいのと、歌うたいのバラッドが沁みた。

グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

誰も完全な白でも完全な黒でもなくて、そもそも「完全」がもはや誰も分からないまま決まりにしがみついて「決まりですから」「伝統ですから」などと調子良く言う。理解されず更新もされないルールはもういらない。>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

4.2

原作をちゃんと実写しようとしてて楽しく観れた。ワンオクの主題歌も相まってスケールが大きく、日本でももっとこういうハリウッドに劣らない映画が生まれてくれたらいいと思う。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

好きって最高の幸せとはいかずとも最低限の幸せはくれるんだな

新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

新聞記者とは、内調とは、というところの理解が浅いままストーリーが進んでしまって最後なんとか追いついた感じになってしまった。

田中哲司がほんとにぞっとする。仕事とは、信念とは、を考えた。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

興業としてドンパチせざるを得ないのは仕方ないのか。配役はとても良かった。

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.8

言葉を超えた眼差しの「愛」。ほんの一瞬。

踊る描写、顔に当たる光で表現するの良かった。

菅田将暉と趣里もものすごかったけど田中哲司を「新聞記者」で見た後だったので振り幅に震えた。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

芸術を生業にする故に家庭や生活の営みに苦しむのかなあ。エネルギーはぶつかっているのに言葉はすれ違うばっかで、悲しいのにあったかくて、ヘンリーかわいかった。

ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

2年ぶりくらいだろうか、話題沸騰の最中に劇場で映画を観たのは。ひたすら美しいと思った。『シャイニング』に次いで映画の色や映像の美しさに惹かれた。

ジョーカーとアーサーを切り替える背筋の芝居は圧巻
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

2回目
どんどん噛み合わなくなっていくイーニドの行動に共感しきれなくなったけど趣味がある人に関心を持つのは非常にわかる。

好きなものや興味のあることへのエネルギーが生活を営むことにつながらない、それ
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エレファント(2003年製作の映画)

3.8

後ろから追いかけるカメラワークで
男の子たちの襟足のクセがとても愛らしくて、
突然の若者の衝動で
静かなのに穏やかではない。

町田くんの世界(2019年製作の映画)

2.8

主役2人の初々しさとストーリーの清々しさがマッチしてる良いキャスティングだっただけに同級生陣ももうちょっとさらっとしててほしかった、脇の存在が濃すぎてんんん、、となった。しかしそのなかでも太賀は絶妙に>>続きを読む

秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

1.0

原作読後の鑑賞。

事件の残虐性や捜査法フォーカスだったのだけど、ストーリー全体の本質である「秘密」というものの取り扱いや原作で描かれる人間模様が物足りない。それに伴い登場人物の性格が全然違う。倫理に
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恋する遺伝子(2001年製作の映画)

3.0

ヒュー・ジャックマンがかっこいい、というのが1番際立つストーリーと色味

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.0

プロデューサー、PR
間を取り持つ存在の大きさ

創造主が最も強いのか?というのは常に考える

メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

5.0

スタジアムに駐車するときのカメラワークが美しかった。

「2人の活躍を見た」というパパはそこで息子だって分かってたのかもなあ、と思うと勇敢は巡っていくのね。

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.5

配役が抜群で楽しく鑑賞。だけど、思ってた以上になかなか強いメッセージのある映画だった。

憧れは憧れ。己にも人にも理想を抱きすぎなことは自分も反省。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

3年近く寝かせて寝かせて、ようやく観る。普通であることが嫌で嫌で仕方がない、人と違っていたいとずっとずっと思ってきたのに、そもそも普通って何だろう。

世界を広げていく方向に幸せを見つけようとしている
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.4

最後、口を開けて食事をせがむところがグッとくる。どんどん傲慢さを取り戻していく。
ミッドセンチュリーのインテリアかっこいい。

この映画の影響で犯罪が起こった事実があるそうでそれは許せることではないが
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.6

“お前らが信じてきたあの曲もこの曲も俺が作ったんだよ” とシワくちゃの爺さんが狂ったように言い放つシーンが最高にシビれた。信じていたものが、陰謀説によって操られていたとしたら。

サスペンスにジョーク
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万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

素晴らしかった。個人的には、「何で繋がってるの?」という問いがすべてだと思った。一般的な家族の、血の繋がりは絶対的で、それが腐って呪縛になるときもあるので、逆にとても純粋に見えた。

細野さんの劇伴、
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.1

なんだか妙に期待して寝かせてたので、お?という印象はあったものの、噛み合わない、中途半端、という描き方をこれから評価できそうかも。