TaroYamadaさんの映画レビュー・感想・評価

TaroYamada

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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.5

映画を観て、原作を読んでみたいなと思わせる、それは原作者ギリアン・フリン自身が翻案しているからだけでなく、この「ゴーン・ガール」の作品世界をもっと知りたいと感じたからに違いない

決して終末まで全てを
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

#1/11.22-TOHO六本木

インターステラー、正直どう評価して良いか分からない…

ラストシークエンスは号泣必至、極上のヒューマンドラマに仕上がっている、
中盤の探査モードのシークエンスは講義
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紙の月(2014年製作の映画)

3.0

全編通じてずっと感じた不快感
行為に対してなのか、倫理観に対してなのか…理由は分からないが、それだけ見ているだけで不快に感じる作品に仕上がっているという事は良い作品なのでしょう

『カネ』の持つ意味、
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

子供時代に心に傷を負って大人になった人々が何とか自分と同じ思いをさせまいともがき苦しみながらも奮闘する姿が見ていて切ない

過酷な状況に陥っている子供が一時的に避難するシェルターの様な施設”ショートタ
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フューリー(2014年製作の映画)

3.5

内容は非常に重い、戦争を勧善懲悪の形では無く、ローガン・ラーマン扮する新兵ノーマンが戦車隊に入り、激戦地に赴く僅かな間に味わう、戦争の不条理、理不尽、惨さ、狂気、愚かさ…

そこで描かれる内容は過去〜
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.0

宇宙人も出て来ないし、人も殺されない、ビルから飛び降りたり、飛行機も落ちたりしない…ある意味何にも起こらない普通の生活を描いている映画だけど、見ていて飽きがこない、ランタイム2時間45分の長さを感じさ>>続きを読む

トワイライト ささらさや(2014年製作の映画)

2.5

悪くは無いけど、安易な作りではないか?
結果的に泣かされる映画は好きだが、泣かせようとする映画は好きではない
しかし涙腺は節操がないので反応してしまう、口惜しい…

予告編から気になっていたが、チルト
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.0


「天才スピヴェット」オンライン試写会で鑑賞する

この機会を与えて頂いた、GAGA様、Filmarks様、青山シアター様に感謝致します、ありがとうございました

初めて”オンライン試写会”なるものに
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ドラキュラZERO(2014年製作の映画)

3.0

ダークヒーロー譚ではお馴染み、安心のレジェンダリーピクチャーズ印のプログラムピクチャー的な怪奇ヒーロー映画

小説”ドラキュラ”を原作とするのでは無く、
ブラド公ドラキュラ伝説を元に、原題の文字通り”
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ビオラ/ヴィオラ(2012年製作の映画)

2.5

アップリンク渋谷で行われたアルゼンチン人の映画監督”マティアス・ピニェイロ”のレトロスペクティブ、最新作を除く4本を2日間で2回ずつ上映された、その最終上映で「ビオラ」を観た

マティアス・ピニェイロ
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25 NIJYU-GO(2014年製作の映画)

-

スコアは0.5点です
(システム上、表示出来ません)

観客が『ここはこうなってるんだ、こうやりたいんだ』といった、ト書きや芝居の糊代の、芝居のお約束を全て飲み込まなければならない作品

刑事風、ヤク
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小野寺の弟・小野寺の姉(2014年製作の映画)

2.0

兄妹姉弟モノ、ある意味邦画の伝統ジャンルの作品だが、枠を超える事も無く、結局そこ止まりかというのが正直な感想

片桐はいり、向井理、山本美月、麻生久美子、及川光博、ムロツヨシ、、配役皆イメージのままの
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壊れた心(2014年製作の映画)

1.5

東京国際映画祭コンペティション部門招待作品、TOHOシネマズ六本木スクリーン7で見る
642席に7〜8分の入り、上映前後に制作陣の舞台挨拶とQ&Aが有った

本編73分だが非常に長く感じ、私には合わな
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シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸(2014年製作の映画)

2.0

映画史上に残るラスト5分、あんなの初めてです、知りたい方は劇場へ…

余談はさておき、人と人の繋がり方が安易だなと感じる、田舎娘とトップモデルが何でそんな簡単に同一線上に交わるものか
人間としての個性
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蜩ノ記(2013年製作の映画)

3.5

長いなと途中感じる事は有ったが、ラストにかけてじわじわ良いなと感じ、最後は涙する程に魅入られる

御家騒動を未然に防ぎ、全ての咎を一身に背負い切腹する武士の話、直木賞受賞の原作は未読だが、地味な話を丁
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いつかの、玄関たちと、(2014年製作の映画)

2.5

物凄く荒削りでラフな作品、時制が前に後ろにボンボン飛び、省略もとても多く、かなり振り回される

作品の肝となる主人公あやめと姉すみれの関係性の説明をあやふやにする事で話を進ませるが、それは家族関係を考
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誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.0

派手なアクションはほぼ皆無だが全編貫く緊張感は半端無い
説明が無いので、フィリップ・シーモア・ホフマンの立ち位置がどんなものかも判るのに一苦労、しかしそれが作品に集中させる一因ともなっている
台詞のフ
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ふしぎな岬の物語(2014年製作の映画)

1.5

座長がお気に入りの役者集めて、昨今の話題作を監督した方にオファーを出し、好きな芝居をする、最早伝統芸能の域に思えます
スポンサーも固定客も離れない、吉永小百合でしか成り立たない

友人は劇中3回泣いた
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

1.0

絵本の様な世界観に軸を置くのか、ワイン造りや音楽家としての挫折に軸を置くのか、よく分からん作品

説明を省く作風はそれはそれで構わないのだろうが、ストーリーを都合よく進めるが故のファンタジー展開にしか
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悪童日記(2013年製作の映画)

3.5

マジャル語の響きが、ハンガリーの事を描いていながらどこか無国籍に感じさせ、過去の出来事としてだけでなく、まだ見ぬ近未来をも夢想させる恐ろしい作品

主人公の双子2人は母親により強制的に祖母の元に疎開さ
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ミリオンダラー・アーム(2014年製作の映画)

3.0

ボリウッド風味の聖林スポ根映画
A.R.ラーマンの音楽(実にラーマンらしい好きな音楽!)にマドゥル・ミッタル、スラージ・シャルマがメインキャストに名を連ねる
インドから大リーグへ野球選手をスカウトして
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アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

2.0

感想を言うとしたら何と言えば良いか…
面白いかどうかと問われれば正直微妙
鑑賞中、時計を見る回数は過去最高、寝落ちする事数えきれず…

本作は極端に台詞が少なく、字幕もナレーションも無く、説明らしきも
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太陽の坐る場所(2014年製作の映画)

3.0

非常に暗い作品、地元放送局の創立記念作品というには不釣合と感じる

誰しもが持つ、生きて行く上で心に積る澱の様な物を描いていて良かった
スクールヒエラルキー、若さ故の無自覚の残酷さ、登場人物の中に誰し
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.0

自分の心の中のハードルが少し高かったか、あれっ?という気持ちも多少有るが、十分楽しめた、良かった、ほっこりした

広告宣伝のイメージはドーナル・グリーソンとレイチェル・マクアダムスのラブコメディだけど
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Peruchazhi(原題)(2014年製作の映画)

2.5

在日インド人の方々が非定期に開いてらっしゃる上映会にお邪魔して、本邦未公開のインド映画「Peruchazhi」を観て来ました
自主上映会ながらDCP素材を使うのですから本格的なものです
基本的にはイン
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

ブロードウェイミュージカルの映画化、舞台の良さも失う事なく映像化した上に更に上積みが成されている、素晴らしい作品

ミュージカル映画に有りがちな、
《楽曲に時間を割かれる事でドラマ部分が少なくなると、
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ゲッタウェイ スーパースネーク(2013年製作の映画)

2.5

ジャンルは全て違えど、最近公開された「イントゥ・ザ・ストーム」や「バトルフロント」、「フライト・ゲーム」同様、プログラムピクチャー的B級映画として面白かった、何も考えずに楽しめた

本作のカースタント
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

5.0

真綿で首を締められる様なジワジワ来る衝撃、人の狂気を声高になる事無く淡々と描かれている

精神が狂っていく、それは誰しもが陥る可能性があり、何らかのスイッチによって変貌してしまう
トラヴィス(R.デ・
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ケープタウン(2013年製作の映画)

3.5

面白かった! 綺麗だけ、カッコ良いだけじゃないじゃないO.ブルームも良かった

日本人には親しみの無い南アフリカ/ケープタウンを舞台にした警察物
南アフリカといえば、漠然とイメージするのはアパルトヘイ
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バツイチは恋のはじまり(2012年製作の映画)

3.5

面白過ぎて笑い死ぬかと思った
そしてタイトルは原題「Un plan parfait」の方が皮肉というか、ユーモアが有ったと思う

一度離婚しないと幸せな結婚生活は送れない、そんな家訓(?)の有る女性の
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NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

3.0

面白いと言うか凄かった、怖さも有るが、ダウナー系、負のエネルギーで気を張ってしまって疲れてしまった

ほぼ灰色か黒のダークな画調で夜か雨が降っていて、しかし画に力が有って暗くても決して見辛くは無い
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がじまる食堂の恋(2014年製作の映画)

1.0

ストーリーが全てファンタジーかと思える程にリアリティが無く、脚本家や監督が頭の中で描いている妄想をストーリーにしかしてないのではないかと思える程に全てが活きてない

登場人物像が平板でディテールに乏し
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柘榴坂の仇討(2014年製作の映画)

2.0

お話は時代劇版スティーブン・スピルバーグ「ミュンヘン」
悪くは無いが、食い足りない、物足りない、何か違う感が有る

主君井伊直弼を討たれた、彦根藩士の苦しくも辛い、明治維新を挟んだ13年にも及ぶ仇討を
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New York 結婚狂騒曲(2008年製作の映画)

2.0

ユマ・サーマンのいい女っぷりとそれとのギャップの可愛さ、これだけを見るだけの映画
面白いし、90分に時間もまとまっていて見やすいが、その分ストーリー展開が犠牲になって都合良く流れる箇所多数

2008
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.5

ロビン・ウイリアムズの思い出に浸りたい気持ちもあって、今更ながらにiTunesで鑑賞
やはり評判通りに素晴らしい作品

本作で脚本家デビューのマット・デイモン&ベン・アフレックのコンビによる脚本も、描
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ドン・ジョン(2013年製作の映画)

3.0

ハリウッドで仕事する事は、常にパブリックイメージと闘い、時には乗っかり、時には破壊して次に進む事の連続なのだと思う

今をときめくジョセフ・ゴードン=レヴィットの監督主演作品、そして初監督作品でもある
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