メイプルわっふるGさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

メイプルわっふるG

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ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(2007年製作の映画)

2.8

思春期の憤りが生み出したチェーンソー男。ネガティブ思考で威力増大。
根性なし男子が悲壮ヒロインを助けようとするお話。

『サイレントヒル』のごとき時空の変化。黒フードの巨漢は嶋田久作さんが登場する世界
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ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館(2012年製作の映画)

3.9

[2020.09.21]
前日WIB2を見てラドクリフの1作目を見たくなり、過去HDを漁って発見。思いのほか良かったので改めてスコアアップの再マーク。
2よりも色彩鮮やか。朽ちた風情の2も良かったけれ
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.1

隠し金の運び屋をしていた安月給の中年スチュワーデス。逮捕を機にボスから大金強奪を画策する。
『フォクシー・ブラウン』のパム・グリア主演。四半世紀近く経っても気風の良さは変わらず。

タランティーノで王
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フォクシー・ブラウン(1974年製作の映画)

3.7

犯罪組織に恋人を殺された女の復讐劇。

「ジャッキー・ブラウン」を見ようとしたところ原点となる映画があると知り、確認くらいのつもりで先に鑑賞。ものすごく納得。これはタランティーノが気に入るわけだ。
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ウーマン・イン・ブラック2 死の天使(2015年製作の映画)

3.0

子どもを求める母の霊。悲痛さを強制的に共感させ世の女性の心を壊す。更に代償と称して子どもの命も奪っていく。

英国の薄暗くくすんだ色合いと古い洋館がとても好み。ホコリまみれの貯蔵室の品々や孤島の景観な
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ザ・グレイ 凍える太陽(2012年製作の映画)

3.5

墜落事故で雪山に放り出された生存者7名。襲いかかる悪天候とオオカミの群れ。期待薄の救助を待たず麓を目指す脱出サバイバル。

そこらの量産ホラーよりよほどスリラーなドキハラ展開。
生きる気力を失っていた
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復讐のガンマン・ジャンゴ(1971年製作の映画)

3.4

妻を殺されたジャンゴ。復讐のため犯人探しと報復に明け暮れる。
マカロニ・ウエスタンの代名詞キャラ“ジャンゴ”をアンソニー・ステファンが熱演。

頭脳担当を嘯くジャンゴ。瞬間移動で常に待ち伏せするなど身
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フロム・ダスク・ティル・ドーン3(2000年製作の映画)

3.5

FROM DUSK TILL DAWN 3: THE HANGMAN'S DAUGHTER
シリーズ3作目。19世紀メキシコが舞台の西部劇ホラー。
サブタイ通り、首吊り役人の娘が重要人物。実在する毒舌
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フロム・ダスク・ティル・ドーン2(1999年製作の映画)

3.8

吸血鬼化していく強盗犯たちと警官隊のバトル。
シリーズ2作目は銀行強盗がメイン。"TEXAS BLOOD MONEY"

T1000(ロバート・パトリック)のティアドロップ型サングラスがキーアイテムと
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.5

自分嫌いで喘息持ちの少女が療養のため田舎町へ。湿っ地屋敷(しめっちやしき)と呼ばれる古い洋館。そこに住む金髪碧眼の少女と出会い交流を深めていく。

性格の悪さに自覚があるアンナに惜しみない好意を向ける
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心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

3.5

お喋りで人を傷つけてしまい言葉を封印した少女。玉子の妖精の呪いで話すと腹痛になるが、歌なら真情を吐露できると判明。
略称「ここさけ」

呪いとは別で、高校という舞台での恋愛模様、部活に趣味、学校行事な
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悪と仮面のルール(2017年製作の映画)

3.0

顔を変えて名前を捨て去り、陰から彼女を守る男。
二人の関係から小説『白夜行』を思い出した(映像は未見)。そのせいなのか、語りの展開の多さか、活字として読みたくなった作品。

ホラージャンルに入っていた
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猫の集会(2007年製作の映画)

3.8

飼い猫"チョビ"視点のショートフィルム。
日常に頻発する悪意のない被害に遭った猫たちが夜な夜な集う。
人間への復讐を企み(妄想)ほくそ笑む猫たち。
決行は明日!にゃにゃにゃにゃにゃにゃ。

ここでの"
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食人族(1981年製作の映画)

3.8

ジャングル未開地"緑の地獄"へ向かった人気撮影班4名。道連れはカメラと好奇心。そして行方不明となる。
回収されたフィルムの放送を巡り、局側と知識人では見解の相違。ならばと内容を確認するファウンド・フッ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

東宝ゴジラ第29作目。約12年ぶりの日本製ゴジラ映画。
大規模災害に対する日本政府の対応など、大人が楽しめる群像劇。

[2020.09.12]
コレの前に『シン・ジョーズ』を視て笑ったので元ネタ再鑑
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シン・ジョーズ(2016年製作の映画)

3.6

放射能で突然変異した巨大ザメ。シン・ゴジラ(初期形態)のごとく焼け爛れた体表で高熱攻撃。驚きの核エネルギーでビーチを恐怖に突き落とす。
キャスト全員がおバカなサメコメディ。

原題『アトミック・シャー
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彼女と彼女の猫 -Their standing points-(1999年製作の映画)

3.8

彼女に拾われた猫"チョビ"視点のモノクロショートフィルム。
繊細で緻密な背景に対し、素朴デザインの主人公(猫)。最初からこういった作風だったのかととても納得。
わずか5分でまったりほんわかしんみり。
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.1

少女と男教師が死者に会うため黄泉下り。
さよならを知るための旅。ジブリ色満載なファンタジー映画。

ジブリでないことが不思議なくらい初期ジブリ要素が豊富。絵面に至っては「未来少年コナン」まで遡りそうな
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.5

SF色の濃い懐かしい世界観。
浮かんだイメージが昔読んだラノベの『イリヤの空、UFOの夏』(アニメ未視聴)。内容ではなく、あくまで語感から来るイメージ。
エヴァやナディア的な庵野作品風も。

製作年が
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.2

雨の日。授業サボった15歳少年とミステリアスな年上女性の邂逅。
密かに靴職人の夢を持つ少年。実は苦悩している女性。なにげに接点は身近にあった。

新海誠監督作品を見たことがなく、初めて見た『君の名は。
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.5

「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」短編3話の連作。

新海誠監督作品を見たことがなく、初めて見た「君の名は。」に続けて鑑賞。
これは参った。ドストライク。ラストが自分好みなだけに被った
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

都会男子と田舎女子の入れ替わり。1200年ぶりに接近するティアマト彗星。この世とあの世が曖昧なカタワレどき。

御神体のあるカルデラは『ペット・セメタリー』のようだ。『星を追う子ども』の世界の果てとも
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オカルト(2008年製作の映画)

4.3

通り魔事件の生き残りが「神の啓示」を受け日常的に奇跡を見るようになる。映像製作会社も撮れ高に満足。しかし彼は選ばれた人間として使命を果たそうと策動していた。

宇野祥平さんが素晴らしい。風貌も言動(役
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ノロイ(2005年製作の映画)

3.7

モキュメンタリー&ファウンド・フッテージ。
失踪した怪奇ルポ作家。彼のお蔵入りドキュメンタリー「ノロイ」を追加取材し、白石晃士監督で発表。
ジャケのおどろおどろしい呪い面は、奇祭「鬼祭」の鬼役のお面。
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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝(2008年製作の映画)

3.5

今度のミイラは秦の始皇帝。現代に復活し兵馬俑を率いて世界を支配する(予定)。
2作目から13年後の1946年。足を洗ったオコーネル夫妻と反抗期な息子アレックス21歳。前作の天才少年(8歳)が素直になれ
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ハムナプトラ2 黄金のピラミッド(2001年製作の映画)

4.0

今度の敵は「ミイラにピグミーに でっかいサソリだ」
前作より9年後の1933年。主人公カップルの息子(8歳)が地獄の扉を開ける。母子ともども、好奇心ネコどころか世界を滅ぼす気質らしい。「パパってのもラ
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

3.5

古代エジプトの大罪人を蘇らせたヒロイン。同時に10の災いも発動。天変地異を回避すべくミイラの完全復活を阻止するSFXアドベンチャー。

原題:THE MUMMY 
『ミイラ再生』(1932米)の二度目
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惡の華(2019年製作の映画)

3.5

『惡の華+』142分バージョン(ひかりTV)

女子体操着を盗んだ男子を問題女子が目撃。秘密にする代わりに変態行為を強要する話。←序盤

伊藤健太郎くんと玉城ティナさん目当てで鑑賞。二人とも良かった。
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江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

4.0

乱歩作品を少しずつ寄せ集め『江戸川乱歩全集」』との冠が付いたパノラマ島奇談(建前)。

ぶっ飛んだ内容と挿入される乱歩ネタに"凄いものを見ている"というお得な気分に。
多種多様なフリーク、狂った酒池肉
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.1

ザ・シネマ「緊張の夏、不穏の夏~凍えるスリラー特集」
黒人青年が白人の恋人の実家で体験した恐怖とは。アメリカの根深い人種差別を背景に描く衝撃ホラー。

朝イチ『ミシシッピー・バーニング』を見た流れで続
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フランケンフィッシュ(2004年製作の映画)

4.0

沼地で見つかった異様な噛み傷の変死体。地元検視官と生物学者ヒロインが調査に乗り出す。
怪物化した魚をモチーフにした動物パニックもの。

これ面白い。動物パニックの定石は押さえつつ、お決まりの倦厭シーン
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伝染歌(2007年製作の映画)

3.0

歌うと死ぬ伝染歌。自殺した同級生の原因を探るJKと後輩たち。それを取材する三流オカルト誌。
はた迷惑なその歌はカラオケBOXに入っており、普通にCD販売されている模様。

アイドル以外の俳優陣の演技力
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メメント(2000年製作の映画)

4.2

10分しか保たない記憶障害の男が妻の復讐に奔走する。。だけではなかった話。

ガイ・ピアースは冷酷なドクロ顔が好きだけど、若々しい髪型や精悍な顔つきも格好良い。
左頬の傷やサイズ感の違うスーツなど、今
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恐怖(2009年製作の映画)

3.2

[2020.08.24]
気になって再鑑賞。理解しようとせず純粋にシーンを楽しんでみた結果、初見でスルーしていた展開にも気付いて謎が増えることに。助手の夢とか亡霊とか。
解説も考察も見ていないけども。
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野火(2014年製作の映画)

4.0

敗戦間近のフィリピン戦線で彷徨い歩く日本兵。徐々に精神に異常をきたす様が描かれる。

塚本晋也監督・脚本・製作・主演の自主製作映画。
原作:大岡昇平・小説「野火」

鮮やかな熱帯雨林と血飛沫。疲弊し狂
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私は貝になりたい(1959年製作の映画)

3.5

上官命令で捕虜を刺殺した二等兵。戦後に戦犯として処刑される。
見たのは1959年リメイク版ではなく、1958年ドラマ100分オリジナル版。TBS最古の現存作品。

やるせなく救われない。とはいえこの時
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