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*遠慮のないネタバレに冒頭から触れています。ご注意下さい。
切り捨てる、というポイントで思い返すとあの時空軸で起きた出来事の何もかもが一本の筋書きで語れる>>続きを読む
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*盛大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
落語を元にした時代劇、碁盤斬りの面白さについて個人的なポイントを記せば以下の通りになります。
理をも>>続きを読む
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*本作において最も大切な秘密に関するネタバレが頭から記されています。ご注意下さい。
長谷部りのと両思いになる度に愛しの相手、甲野じゅんが世界から消えてしまう>>続きを読む
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*観る気を失くしかねない盛大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
本作は、話を構成する時間軸のどこを切り取ってもアミとジミーの二人の想いが成就する場面がど>>続きを読む
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*相当程度のネタバレを含んでいます。ご注意下さい。
水が抜かれた状態のプール。そこには野球部が練習する度に砂埃が舞い上がり、風に吹かれてプールの底に堆積していく>>続きを読む
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*かなりのネタバレを含みます。ご注意下さい。
話の筋自体はそれほど複雑じゃないと思いました。
コロナ禍で所属タレントを上手くキャスティングできなくなり>>続きを読む
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*相当程度のネタバレを含みます。ご注意下さい。
上映開始前、随分と狭い比率でスクリーンが設定されるなぁと思っていたのですが、観終わってとても納得しました。
本作の>>続きを読む
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色んな見方を許容する、とても豊かな物語を映す傑作だと思いました。思いつくままに挙げてみれば、本作は以下の様に語れると思うんです。
例えば、
①変声期を迎えて、ソプラノパートを以前の>>続きを読む
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*とんでもく盛大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
正直に記せば、私は浅野いにおさんの漫画が苦手でした。明け透けな人間描写にシニカルな展開、純粋と残酷を行>>続きを読む
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*事件の結末を含む盛大なネタバレが書かれています。ご注意下さい。
判決として言い渡される裁判の結末について、私は納得します。
「疑わしきは被>>続きを読む
ノスタルジーは「二度と戻らないあの頃」という記憶に託せる人々の思いです。故にドラマチックな物語の源泉となる。このノスタルジーをテーマに取り上げた映画が多く作られた理由はここにあると私は思うので>>続きを読む
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*取り返しのつかない盛大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
本作には社会的な議論の対象となるトピックが多く見られます。貴瑚や愛(いとし)が親から受ける児>>続きを読む
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*物語の核心に触れる盛大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
ただの友情を意味しない「ソウルメイト」。そこに込められた意味は親友という関係を遥かに凌駕します>>続きを読む
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*核心を突く盛大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
基本的には大絶賛。映像表現として優れていると思う所についても別の場所でたっぷりと書いたので、ここでは>>続きを読む
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*相当程度のネタバレを含みます。ご注意下さい。
私個人の偏見だということを承知で記せば、PMSやパニック障害といった心身の困難について明確な原因を設定し、それ>>続きを読む
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*物語の核心に触れる重大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
まず記しておかなければいけないと思うのは、本作は確かに実際に起きたホスト殺人未遂事件を題>>続きを読む
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*物語の核心を突く盛大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
あくまで私個人の思い込みだと自覚しつつ記せば、『ミツバチと私』と同じくトランスジェンダーを取り上げる他の>>続きを読む
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*相当程度のネタバレを含みます。ご注意下さい。
本編の頭で流れるウィリアム・ブレイクの詩が語る通り、故郷を追われ、未開拓の地で成功するしかない点で境遇を>>続きを読む
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*相当程度のネタバレを含みます。ご注意下さい。
意地悪く観ようとすれば、本作は裕福な家庭に生まれた一人の男が厳しい競争社会のあれこれに何一つ馴染めず、逃>>続きを読む
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*核心に触れる盛大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
時代背景と共に追うべき市子の人生だということは、パンフレットに載っている年表を読んでよく分かりました。
>>続きを読む
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*重大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
予告編から推測する物語は、天才的な料理人と美食家が皇太子=貴族に対して庶民的な味であるポトフを提供し、時に芸術作品や富の>>続きを読む
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*盛大なネタバレを含みます。ご注意下さい。
本作を久我清義の更生という観点から見ると、親を含めた社会に虐げられる境遇にあって目の前の正義を実現するには殺>>続きを読む
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性交の一場面を描く春画は純然たる猥褻物。
けれど、かかる春画は江戸時代においては皆んなで鑑賞しながら笑い合うユーモアな絵画表現として親しまれていたそうです。何だったら、母と娘の間でも楽>>続きを読む
『ちひろさん』の例があったので今泉力哉監督の実写化なら大丈夫と判断し、アンダーカレントの原作を読了してから観たのですが、なんというか漫画として読む時には特に感じなかった台詞の説教臭さやニュート>>続きを読む
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バーナデットは大きな傷を負っています。
一つは建築業界の寵児としてその才能を遺憾なく発揮していた頃に建てた家(作品)をやむなく手放した後で、無惨に解体されてしまったこと。
家が建っていた土>>続きを読む
まず絶賛すべきはロアルド・ダール著の短編小説、『白鳥』の内容そのものだと思います。
「いじめ」という一つの出来事に集約される人間の暴力、知性、怒りに勇気、そして代え難い優しさという一面が奇跡>>続きを読む
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*核心に触れるネタバレありです。ご注意下さい。
物語のあらすじは、資産家であるヘンリー・シュガーが超能力に関する奇妙な一冊の本に出会ったのをきっかけにギャンブルで一儲けしようと画策す>>続きを読む
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正直に言えば、過去作はジョン・ウィックのガンアクションを堪能するだけの作品という印象が拭えなかったんです。
けれどチャプター4であるコンセクエンスでは、初登場のキャラクターが背負う事情をジョ>>続きを読む
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※私見混じりではありますが、かなり踏み込んだ内容になっています。ご注意下さい。
恐らくは大勢の死傷者を出した製鉄所の事故。その事故に際して起きた現象は、事故が起きる前の街全体が>>続きを読む
物語を知るのに必要な情報の省略は基本のキといえるぐらいに大切なポイントだと思いますが、本作はこの点が非常に巧みで、主人公である綿子や文則といった登場人物の会話で「そうなのかな?」という想像をさせて終>>続きを読む
舞台感覚に優れた画角で、POPな世界観を映し出す事で有名になったウェス・アンダーソン監督ですが過去作を紐遠くと重いテーマを真っ正面から描く映像作家であると分かります。しかも史実や伝承の丁寧な検証を経>>続きを読む