てくのすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

てくのすけ

てくのすけ

映画(348)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

デビルズ・ノット(2013年製作の映画)

3.0

実話な上に判決が非常にグレーな事件をこういう形で映画化するのに驚き。珍妙な証言、謎の血だらけの男、隠された証拠、それらが導く先は誘導的だが勿論結論は描かれず、その意味ではストレスが残ります。息子を失っ>>続きを読む

アジョシ(2010年製作の映画)

4.5

心を閉ざした男が自分を慕ってくれた子を救うためたった一人で臓器売買組織に立ち向かう。「実は強かった人が孤独に戦う」話は好きです。トイレの攻防や限定空間での一対多の戦いには映像的工夫があって、激しい銃撃>>続きを読む

レイク・モンスター 超巨大UMA出現!(2013年製作の映画)

1.5

スコット・アドキンスとドルフ・ラングレンが謎の巨大生物と戦う!ってだけでダメな感じがプンプンしますが、期待通りダメです!主演の二人のアクションがほとんどありません!肝心のUMAはただのデカいアレです!>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

4.0

お金の話だけどその奥にあるものの描き方が凄い。偽物と分かっていてもそれにより繋がる喜び、共感は出来ないのに積み重ねにより理解は出来てしまう故の解放感。ありがちだという言葉を免罪符として活き活きと変わっ>>続きを読む

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.5

ミュージカルとしてのハッピーさであまり深刻さは受けないものの、上流を真似た偽物は上流でも下流でもなくなり居場所を失うという矛盾性を孕んでおり、当時の階級格差の根深さを感じてしまった。

イライザの目的
>>続きを読む

バイロケーション(2013年製作の映画)

1.0

これは酷い。自分と同じ姿の幻が実体化するという設定はともかく、ものすごく話が強引な上に雑で、おまけに破綻してる。なぜそこで鏡で確認しないの?オリジナルが死んだらバイロケは消えるんじゃないの?だからオリ>>続きを読む

神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

4.0

内容も理由も説明もなくただ生き残るための虐殺ゲームだがそれさえ受け入れれば結構楽しい。絶体絶命もうダメだ!という状況を予想外のやり方でひっくり返す、というジョジョ的展開(そこまでじゃないけど)が面白い>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

南極基地という閉じられた空間で、誰がエイリアンに同化されているか分からない状況。これがたまらん。疑心暗鬼とそれを打破する策、誰が生き延び誰が餌食になるかのスリル。SFの形を使ったサスペンスでありホラー>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.0

一人で原爆を作り政府を脅迫する男と、その交渉役に指名された刑事。アパートの自室で原爆を作り上げる工程に尺の3分の1を使い、皇居前や国会議事堂などどうやって撮ったんだというロケーションのスケール感、大量>>続きを読む

楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

3.5

電脳ワードをガンガン使って、派手なチェイスとおっぱいを堪能させ、戦闘ロボットまで投入の序盤はノリノリ。その後かなり失速して心配になるも、中盤のフロンティアセッターの登場から俄然面白くなり、終盤はまたも>>続きを読む

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.0

狭い厨房内を回るように映すカメラワーク。立場や素性を越えて踏み出す勇気というテーマ。誰もが才能があるわけではないが誰が才能があってもおかしくないというメッセージ。ピクサーだし監督ブラッド・バードだし当>>続きを読む

デスペラード(1995年製作の映画)

3.5

恋人の敵を討つべくギターケースに銃を仕込んだギター弾き、アントニオ・バンデラスがセクシーすぎる。髪をかき上げたと思ったら銃を持ってるとか、横っ飛びで二挺拳銃かましまくりとか、後ろ飛びで落ちながら撃ちま>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

人類の命運を背負った宇宙への旅立ち。探検。特異点、ワームホール、相対性理論などの宇宙や科学用語。独創的なロボット。美麗映像による予想を超えた壮大さ。伏線回収。狂気、そして愛。個人的なワクワク要素がこれ>>続きを読む

イントゥ・ザ・ブルー(2005年製作の映画)

3.5

ジェシカ・アルバはおれの嫁!ということでカリブの美しい海と色鮮やかな魚達に癒された上に、ジェシカのセクシーすぎる水着姿も拝めて満足。さらにサスペンスアクションとしても面白い。麻薬を積んだ墜落機を狙う悪>>続きを読む

リーサル・ウェポン4(1998年製作の映画)

4.0

もうすげー面白い。冒頭から滅茶苦茶な状況でのド派手なアクションの釣瓶打ち。加えてどんな修羅場でも軽妙洒脱なやり取りを忘れないメルギブ&ダニグロ、逆にキレキレのアクションと眼力で語るジェット・リー。まさ>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

4.0

劇場はもう最初から最後まで完全に戦場。当たり前のように転がる死体。尋常じゃない戦車愛。緊迫感だけでなく高揚感まで描く命のやり取り。「怒り」の名を冠する戦車はブラピ演じるドンそのものだ。ベテラン戦車兵に>>続きを読む

武器人間(2013年製作の映画)

1.5

デザイン的には面白い武器と人間の合体は冷静に見ればチャチいんだけど、POVによる出し惜しみ効果で焦燥感スゴいし狂った異形の者に狭い通路で挟み討ちされるの超コワい。出口のない恐ろしさと人体損壊の容赦なさ>>続きを読む

暗殺者(1995年製作の映画)

3.5

スタローン&バンデラスのヒットマン同士が互いのプライドをかけて対決。スライが静でバンデラスが動という対比が効いてます。墓地での銃撃戦やマンションでの攻防、廃墟ホテルの対決からラストに至るまでシビれる!>>続きを読む

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.5

ほんわかしながらも、全てが根底にある一つの事件へと向かう構成が面白いし、天才少年も本質は少年であるということを貫く視点が優しいです。ユニークな人物たちによるファンタジックな雰囲気ながら、喪失を補うため>>続きを読む

悪の教典(2012年製作の映画)

3.0

蓮見の狂気を少しずつ明らかにしていく前半があっての、開き直って大虐殺の後半、イイです。ただ、色んなドラマがあったのにそれを根こそぎブチ殺して終わっちゃうのは若干消化不良。映画のリズム的にはしょうがない>>続きを読む

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.5

ヤクザに追われる序盤から逃亡者的な展開を予想したらとんでもない。理解不能な世界に放り込まれて始まる摩訶不思議な共同生活を通して、徹底した人生の肯定、狂おしいほどの生への渇望を描く。サイケでノスタルジッ>>続きを読む

西遊記 はじまりのはじまり(2013年製作の映画)

4.0

すんげー面白かった!チャウ・シンチー映画で一番笑ったかもしれない。シンチーらしい重ねと大げさが生み出す笑いに、伝奇アクションものとしての見応え。そしてプロセスはかなり違うのに終わってみればちゃんと西遊>>続きを読む

シュガーマン 奇跡に愛された男(2012年製作の映画)

4.0

アメリカでは誰も知らないのに南アフリカでは大スターというミュージシャン、ロドリゲス。デビューの経緯、なぜ南アで売れたのか、そしてどこへ消えたのか。ドキュメンタリーながら謎を追うミステリーとして引っ張り>>続きを読む

デビルズ・バックボーン(2001年製作の映画)

3.5

学園ホラーのつもりで観たら全然怖くないし何かヘヴィな話だなと思ったら、スペイン内戦を背景に閉鎖空間での感情豊かな人間ドラマです。でも描き方が凄くイイ。『パンズ・ラビリンス』がダークファンタジーならこち>>続きを読む

|<