ここまで何も響かないとは思わなかった。そのことにまずびっくりしている。
小分けにしてちょっとずつ見てたら、その間に始まった『Giri/Haji』の方に夢中になってしまい、こっちがさらに遅れる羽目に。もうほとんど義務感だけで見終えたけどラストは良かった。
ポン・ジュノの韓国映画を久々に映画館で観ることができて嬉しい。
よくできた寓話であり、核となる鋭い問いかけも含め納得のパルム・ドール。
いかにも小さくまとまった日本映画という意味で既視感はあったけど主演と主題歌は良かった。
ようやく見れたけど、めっちゃ良い。
リアルさの描き方が絶妙でオシャレ。
センスの塊。すごく気持ちの良い映画。
松本大洋の『Sunny』を思い出した。
激しく賛否が分かれそうな映画。
園子温の作家性みたいなものは存分に味わえる。
よくできた映画だと思うし、ホアキン・フェニックスの怪演も凄かったけど、個人的にはヒース・レジャーのジョーカーの方が断然好み。
演技合戦が見たかったわけではないけど、作品のテイストとしてそうなるのは仕方ない部分もあるのかな。
何かこう、上手く消化し切れなかったものをエンディングテーマがざっくり洗い流してくれた感じ。
完成度の高さは素直に凄い。後はこの独特の絵柄と雰囲気が合うかどうか。
面白かったなあ。
長さを感じさせずに、ずっと観ていられそうな感覚。
ドキュメンタリーに近い視点では興味深い面もあるけど、映像的な醍醐味は全くないのでわざわざ映画館で観る必要はなかったかも。
感動的な作品であったことは否定しないけど、ちょっと女の子の可愛さに負うところが大きすぎる気が。