てりりさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

メメント(2000年製作の映画)

4.3

逆行していく現実と、取り戻せないまま掴みに行く過去であったであろう出来事を今現在にする行為の錯誤が、現実を掴んだと思わせながらますます錯誤した現実へと自らを導いてしまう泥沼であり、確かさを絶対に確かに>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.8

90年代だわー、男たちが気持ち悪いのは仕方ないのかな、普通の人はいないのかな。怖いしこんなことはしないでいられる方が良いと思う。この頃の庵野秀明監督は映像作家で居たかったのかな? なんかよくわからない>>続きを読む

東京ヴァンパイアホテル(2017年製作の映画)

3.4

ヤングジャンプとかヤングチャンピオンあたりで連載してそうな感じだった

ラブ&ピース(2015年製作の映画)

4.2

ホドロフスキー『虹泥棒』を踏襲したような地下水道もの

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

二階堂ふみが最高。染谷将太も良い。無理に震災要素を絡めないでくれていたなら、もう少しスコア高くつけたな。原作にそんな要素無いし。

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.2

様々な要素が多すぎて4時間弱でも描ききれてないけど盛り沢山で面白いし興味の関心は続く。何回も観たい映画かと聞かれるとわからないけど、満島ひかりがこの映画によって花開いたことはかけがえの無い世界の財産に>>続きを読む

紀子の食卓(2005年製作の映画)

4.4

吹石一恵を良いと認識した映画。TSUTAYAのレンタルのDVDで観た。もう10年以上前かな。懐かしいよ。これを観た頃は園子温をいろいろ観ていた気がするな。僕の中では園子温の監督作の中で紀子の食卓が一番>>続きを読む

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

5.0

劇場版ではウテナとアンシーの髪の長さが違うなど幾つかの変更点はあるものの、TVアニメシリーズの時と変わらぬかそれ以上に、頼る心との決別と独立心の表れが十二分に描かれていて、満足できる最高の作り。
ただ
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

5.0

いやー、最高! 僕もこの屋敷を訪れてみたい。酷い目にあってみたい! こんな世界は他に見たことない。大好きすぎて自分の心の中がこんなだったら良いなと思う。

アマデウス(1984年製作の映画)

4.2

サリエリの焦れた妬ましさが存分に味わえる拗れた映画だった。サリエリよ、気持ちわかるよ。
モーツァルトのほうは天然で良かった。このくらい天才に生まれつきたかったよねー。

乱死怒町より愛を吐いて(2015年製作の映画)

2.8

ヤクザ映画の変形で、見世物要素に甘えてる感じの変な映画。
好きすぎて最高な部分(キャスト、一部の劇中歌、等)と、目も当てられないひどい多くの部分(意味不明な脚本、何を撮ってるのか自覚の無いカメラワーク
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わんぱく王子の大蛇(おろち)退治(1963年製作の映画)

5.0

素晴らしいアニメーション体験。みんなジブリとか観てる場合じゃ無いよ、これを観ないと

blue(2001年製作の映画)

3.5

ちょっと物足りなかった。原作者からしてそうだろうなとは思っていたけれど。でもこの作風は得難いよ。

あしたはどっちだ、寺山修司(2017年製作の映画)

5.0

寺山修司を標榜し薫陶を得た者達が今も日本に跋扈する凄さ、意外さ、面白さ、皆がこのように寺山を追いかけて今も生息する、と知らせてくれるわくわくする映画で、各者の証言や思いへの言及はとても面白く価値が高い>>続きを読む

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

末井昭さんの本を買ってトークイベントも行って映画までみたのがこれ。80年代感覚なのか、ポップでキッチュでエグキモいような文化を感じた。

ロビンソンの庭(1987年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画『ロビンソンの庭』DVD見た。
おかしな人達がおかしなことをするだけの雑多な映画だな、という感想で、なんだかわからない。
それでもう一回みたよ。そうしたら、なんだか体調も精神状態もおかしくなってい
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上海異人娼館/チャイナ・ドール(1981年製作の映画)

3.7

娼館が舞台だけどクラウス・キンスキーのイかれっぷりが中心の描写。寺山修司の原作・監督作だけあって、とってもそれっぽい。趣味人っぽい人たちはみんな見た方が良い。この映画は映画史的にはあまり評価されてない>>続きを読む