テロリさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.0

あまり得意でないウディアレン、有名なこの「アニーホール」を見ていなかったので。30分くらいなら楽しく見てられるんだけど、あの皮肉を90分聞き続けるのはなかなかの拷問でした…。

若き日のクリストファー
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恐怖のまわり道(1945年製作の映画)

3.9

恋人に会うためヒッチハイクでロサンゼルスを目指すも、その道中でトラブルに巻き込まれる男の話。

撮影期間6日の低予算映画なんだとか。尺も60分ちょいと短めなのに、しっかり見せてくれる。モノローグ多めだ
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狂ったメス(1967年製作の映画)

4.0

顔に火傷を負った元モデルの婚約者を治すため、生きた人間の臓器を求めて人を殺す外科医の話。

元々は真面目なカタブツ外科医だったのに、惚れた弱みでズルズルと破滅の道を辿る主人公が切ない。

婚約者が性格
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.9

最近『激突!』を見たのでその流れで鑑賞。ものすごいクオリティで、40年以上前によくこんなもん撮ったなぁと感心してもしきれません。撮影のこと考えると気が遠くなる…。

昔は気付かなかったけど、クイントの
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養鬼(悪魔の胎児)(1980年製作の映画)

2.5

香港のホラー映画ですが…マジで何なんですかねこれ。言葉にできなさすぎて頭おかしくなりそう。

金運アップのために怪しいタイ人に謎の儀式をやってもらった主人公のジャッキー(美女)。しかしそのせいで赤ん坊
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激突!(1971年製作の映画)

3.9

追いかけてくる相手の姿も目的も分からないってやっぱり超怖い。そしてそれを短い尺で分からせてくれるスピルバーグ(当時25)よ…。

途中、左手で道を譲るアレはジョジョ3部のホイールオブフォーチュンの元ネ
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.9

いつか見ようと思いつつ放置してましたが、ちょうど新作の話が出たのでレンタルで。いやー覚悟はしてたけどこれはなかなか…。見終わって一気に体の力が抜けました。あと夢に出そう。

学校の先生の卵焼きの話は救
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レイジング・ケイン(1992年製作の映画)

3.5

これぞデパルマ!という感じの、多重人格系サスペンス。『殺しのドレス』で炸裂した画面分割ほどのインパクトはなかったけど、警察署でのムダな長回しとかモーテルでのカメラ移動は素晴らしかった。ラストもこってり>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.5

実は地球は人間に化けたエイリアンに支配されていて、特殊なサングラスをかけた人だけがそれに気付ける…的な話。

同僚との殴り合いのシーンが無駄に長い。あんなんしたら普通死ぬでしょ…。実際は6分ほどですが
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必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

3.6

U-NEXTの新作レンタルコーナーで発見。低予算のZ級映画だけど、思ってた以上にちゃんと作られててびっくり。この手の映画にありがちな低予算自虐ネタが押し付けがましくなくてよかった。作り手側にとってはお>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.5

ソフィアコッポラの長編初監督作。原作は小説らしいです(読んでない)。正直フワフワしてて言いたいことはよくわからなかったが、ああ最初から作風はやっぱソフィアコッポラだなということがわかりました。

医者
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スターマン/愛・宇宙はるかに(1984年製作の映画)

4.0

この映画をあのジョンカーペンターが撮っている(しかも「物体X」のわずか2年後!)という事実がすでにこの世の奇跡。この人もしかして天才?……と思わせておいて、その2年後にはちゃんと「ゴーストハンターズ」>>続きを読む

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.3

新種の花をつくり出した研究者の主人公だったが、その花粉を吸い込んだ人はどんどん変わっていってしまい…的な内容。ありそうでなかった花粉パンデミックもの、とでも言いましょうか。

全体的に雰囲気はいい感じ
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チ・ン・ピ・ラ(1984年製作の映画)

4.5

ヤクザとチンピラの狭間で苦悩する男2人の生きざま&友情を描いた映画。柴田恭兵の演技、生々しさがあってものすごく役柄に合ってました。

残り15分あたりまではもうかなり良くて、だいぶ前のめりで見てたんで
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世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

3.5

ジェーン&ピーターフォンダ、アランドロン、ブリジットバルドーなどキャストの豪華っぷりがバグってます。監督も大物揃い踏みなすごいオムニバス。

たぶんルイマル監督の2話目が自分好みっぽいなーと予想しつつ
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.5

ネトフリで配信終了間際だったので駆け込み鑑賞。1作目と同じくクロエが全てな映画でしたが、ナイトビッチやマザーロシアなどの脇役もいい味出てました。あの2人の戦いはキングダムのランカイvsバジオウ戦みたい>>続きを読む

ワイルド・パーティー(1970年製作の映画)

3.5

芸能界の闇を描いた映画ってことなんですが、展開がヤバすぎてそんなテーマ頭に入ってこない。特に途中2回くらい挟まるバンドの演奏シーン、あれどういう気持ちで見ればよかったんだろうか。

とにかく勢いだけは
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

3.9

1973年に作られた、2022年の世界を舞台にした映画。全編に渡るディストピア感と近未来風味のインテリアが見どころ!あと『マッドボンバー』で激ヤバ爆弾魔を演じていたチャックコナーズの存在感も良い。>>続きを読む

処刑教室(1982年製作の映画)

2.9

新任の音楽教師が生徒たちから執拗な嫌がらせを受け続け、最後に復讐するという内容。ラストでスッキリとはいかず、基本的には胸糞でツライ内容でした。少年のように幼いマイケルJフォックスも出てます。あーキツか>>続きを読む

キルボット(1986年製作の映画)

3.5

ショッピングモールの警備ロボットが落雷で凶暴化、殺人マシーンとなって暴れるというパニックもの。ロボは小型なので見た目は全然怖くないけど、電撃や謎のレーザービームを発射したり、小型ミサイル(?)で人間の>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

最初の40分くらい、あまりに退屈で正直席を立ちたくなりましたが、中盤以降、深い海に沈んでいくようにズルズルと引き込まれました。不動産屋と言い合いをするあたりからジワリと展開が変わっていきます。

とは
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アイ アム ブルース・リー(2011年製作の映画)

3.9

ブルースリーの過去映像に、妻や娘、映画関係者、格闘家やスポーツ選手のインタビューを組み合わせたドキュメンタリー。特に格闘家視点での分析は厚みがあった。ボイスグレイシーの名前まで出てくるとは…。

ロー
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死闘伝説 ベスト・オブ・アクション(1994年製作の映画)

3.0

香港映画の歴史をコンパクトにまとめたドキュメンタリー的なもの。ショウブラザーズの誕生あたりから時系列で、さまざまな作品の映像とともに話が進んでいきます。許可取りの問題なのか、有名作品は少ないですが。>>続きを読む

ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)

2.5

ブルースリーの遺作ではあるのですが、1時間40分ある本編の中で、本人の登場シーンはラストの10分ちょっとのみ。残りは全て、本人の没後に代役を立てて撮ったものです。

配信サイトの説明文に「一目でわかる
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実録ブルース・リー/ドラゴンと呼ばれた男(1993年製作の映画)

2.9

なんか最近気付けばブルースリーのことばっかり考えてるんだけど大丈夫かな?

今回はドキュメンタリー。いろいろな関係者へのインタビューが聞けて良かった。ブルースリーを倒して有名になりたい挑戦者が日常的に
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青い体験(1973年製作の映画)

5.0

エロティックなマカロニ映画。妻を亡くした夫の元に美人のお手伝いさんがやってきて、年頃の息子含む男たちがソワソワするみたいな話です。

出てくる男たちが全員とんでもないクズ野郎なのはムカつくけど、ラスト
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.9

ブルースリー主演作の中でも特に有名な大ヒット作ですが、個人的には「怒りの鉄拳」や「ドラゴンへの道」に比べると凡庸で、やや不満。。

そもそもブルースリーという人は、出演して闘っているだけで映画としても
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.8

歓喜、驚き、呆然…という感じで忙しく感情が駆け巡り、とんでもなく濃密な2時間半。最後だし、上手くまとめにくるかと思いきやとんでもない。やはり一筋縄ではいかず、でもこれで良かったと思う。いや、本当に良か>>続きを読む

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

3.9

ローウェイ監督の呪縛?から逃れたブルースリーの3作目。

香港カンフー映画といえば師匠が殺されて復讐する…的な流れがお約束なわけですが、本作は笑いありお色気ありネコありチャックノリスありと、これまでと
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月世界征服(1950年製作の映画)

3.5

70年前のSF宇宙モノ。まだガガーリンもアポロも宇宙に行く前、NASAすら存在しない1950年に製作されたという点がこの作品の全てだと思う。

当時、科学的な考証をちゃんと行なったそうで、たしかにそれ
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ブルース・リーのグリーン・ホーネット(1974年製作の映画)

3.0

最近見直し中のブルースリー作品。本作は未視聴だったので見てみました。

昔見たミシェルゴンドリー版グリーンホーネットのカトー(ジェイチョウ)もめちゃくちゃカッコよかったけど、こちらのカトーも雰囲気があ
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マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

3.9

ジョンカーペンター感のあるホラー。詳しくはネタバレになるのでアレですが、ざっくり言うと小説が現実になっていく恐怖を描く、的な話です。

もちろんB級感はあるんだけど、思ったよりちゃんと怖いし話もまとま
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

ネトフリが唐突におすすめしてきたので見ました。超美しいキアヌのクールな悪魔祓いが堪能できる。レイチェルワイズも美しいです。

原作のアメコミは読んだことないけど、ジャンプ漫画でもイケそうな感じ。続編も
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

5.0

ブルースリー作品の中でダントツで好きなのが本作。この時のブルースリーは、若々しさや狂気の中にスターの風格みたいなものが漂っていて、本当に魅力的です。

ヌンチャクや蹴り技の美しさはもちろんのこと、悲し
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音楽(2019年製作の映画)

4.0

「でも俺、楽器なんてできないぞ」
「だからこそいいんだよ」

序盤のこのセリフが最高にして全てだと思った。

ちと恥ずかしい言い方をすると、初めてゆらゆら帝国のライブを見た時のような感覚。楽器壊すシー
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妖星ゴラス(1962年製作の映画)

3.5

東宝の特撮映画。謎の天体ゴラスと地球との衝突を避けるため、南極にロケットを設置して地球ごと動かす…というとんでもない話です(一応学者に監修してもらったらしい)。

特筆すべきはミニチュアのものすごさ。
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