運転さんの映画レビュー・感想・評価

運転

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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

5.0

最終年度は顧問、部長、副部長のバランスが完璧。他の部員も粒揃いなので全国金取れるでしょう。取ったら泣いちゃう。取れなくても泣く。頑張れみんな!
細やかな描写が本当に良い。ただ丁寧なだけじゃなくて、心情
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無頼の谷(1952年製作の映画)

5.0

変な話。ラングは良いショットしか撮らない。

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

5.0

最高のタイトル。中身もそのまんま。揉め事の解決策が暴力しかない世界。おもろ過ぎる。ケレン味と暴力を圧倒的に早く並べて構成してる。誇張された暴力的人間と暴力的社会。

私のように美しい娘(1972年製作の映画)

5.0

ヌーヴェルバーグらしい自由なカメラと感覚で古典的モンタージュをやってる。詩的かつ論理的。軽いし重い。トリュフォーは唯一無二だなあ。

ふれる(2023年製作の映画)

-

総じてクオリティが高い。このテーマにおいて何が撮り得るのか、を演出的にも倫理的にもちゃんと考えてるように感じた。その結果生じるある種のつまらなさを上手く隠してる印象。でも、そこが本当に撮るべきとこなん>>続きを読む

ParkingArea(2022年製作の映画)

5.0

パーキングがSFなのめっちゃ分かる。高速道路がそもそもSFだし、トンネルに至ってはめちゃくちゃSF。SF建造物のディティールを見せてくれてありがとう。もっと見せてほしい。

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

5.0

大衆の権化である久石奏をブチ倒す。ごちゃごちゃ抜かすんじゃない。全国目指すと決めてんだよ。それが全てなんだよ。しがらみもグッと飲み込んでみんなで目指すんだよ。本気だから飲み込めるんだよ。
本気でやって
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逃げ去る恋(1978年製作の映画)

5.0

アントワーヌのこれまでが全て詰まってて泣いた。それぞれの人生。そしてこれから。
アントワーヌの恋心は揺らぐ。けれどもかつて愛した人達への真っ直ぐな眼差しは変わらない。それはアントワーヌへ眼差しを返す人
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水の話(1958年製作の映画)

5.0

「水の話」って良過ぎる。ナレーション含め音がいかに重要かということ。キレッキレ。

失われた週末(1945年製作の映画)

5.0

とにかく脚本が良過ぎる
発狂がガチの発狂で笑った

彼女はひとり(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ところどころ変で良いとこもあるが総じてテレビ的。可能性はぼんやり感じる。

激怒(1936年製作の映画)

5.0

大傑作。自分のために許すこと。嫁も、兄弟も、自分に耐えられない。孤独。人間の精神を撮り得ている。ラング的大衆。

ドライブイン蒲生(2014年製作の映画)

-

染谷将太の顔。踊るとこ。ロケット花火ガチで危なくて笑った。

アモーレ(1948年製作の映画)

5.0

2話目のフェリーニ脚本の話がヤバ過ぎる。禍々しい。カットインされる浮浪者の笑顔が不条理そのもので絶望した。大衆。ヤギ。辿り着く。

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

5.0

フォードのベストで、人生の教科書。
誇り高くあれ。

パン屋襲撃(1982年製作の映画)

5.0

神もマルクスもジョンレノンも死んだ。「パン」と「ワーグナーを愛すること」を等価交換。想像しよう。
おそらく3、4年前に原作を読んだのだけれど、よく覚えている。なぜかパン屋をどう襲うかを真剣に考えてしま
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冬の河童(1995年製作の映画)

5.0

光と音を捉え得ている。凄い。もっと見られるべきだろ。

イみてーしょん、インテリあ。(1985年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。最強。ショットありきで作ってる。大好き。お母さん死ぬかも!を軸になんとかしてる。娘結婚するかも!を軸になんとかしてる小津と一緒。とにかくショットがヤバすぎる。好きすぎ。自然、街、室>>続きを読む

Barres(1984年製作の映画)

5.0

アナーキーをクラシックに撮る。
それが一番アナーキー!

黄金時代(1930年製作の映画)

5.0

楽しい。サソリ、ウシ、クソガキ、キリン。シュールをガチでやってるから良い。映画はシュールをガチでやれる表現だということの自覚が重要。

妻は告白する(1961年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

視線の映画。裁判所にある斜面の写真が良い。マジでひどい男。俺でもそうする。そして無罪と保険金勝ち取る。裁判は不毛なので。そこに愛が乗っかっちゃってこんなことに。激重でメンヘラだからそりゃこうなる。でも>>続きを読む

三人の名付親(1948年製作の映画)

5.0

序盤のフォード的勢いもいつものように素晴らしいけど、後半が凄い。神掛かっている。帽子で作る影、置き去りにしていく仲間、荒野、雲、岩場の影、亡霊。砂漠は水ぐらい良い。教訓的物語にも仲間の死に様が影を落と>>続きを読む

黄色いリボン(1949年製作の映画)

5.0

馬が速過ぎる。犬も速過ぎる。
「若者が死ぬのはよくない」「老人が止めないといけない」からの負傷者ゼロ。反戦。
このカッコよさ、このコメディ、群衆、強い女性。宮崎駿は間違いなくフォード、ホークスを継承し
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