shakeitさんの映画レビュー・感想・評価

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変な家(2024年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

とんだヘッポコ映画だった…
ただでさえ話の展開が飲み込みづらいのに、ジャンプスケアを多用するから、真面目には観る気を無くす。
ホラーとしても、サスペンスとしても、コメディとしても今ひとつ。
石坂浩二さ
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市子(2023年製作の映画)

3.0

杉咲花さんの演技が素晴らしい。
ツラい人生への共感を感じさせつつ、ファムファタール的な存在観にも説得力がある。
夜の港で車のライトに照らされ、目を隠した佇まいは白眉。

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.0

タランティーノのドキュメンタリー。
世代ど真ん中なので、主観的な見方しかできなかった(笑)
ワインスタインの問題にも触れていた。

12日の殺人(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ある殺人事件の発生〜捜査の顛末までを抑制されたトーンで、かつ端正に描かれた良い映画だった。
殺害シーンはとても残酷でおぞましく、同時に美しい…
被害者女性の男性関係は比較的オープンだが、それだけでさも
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

サスペンスというより、法廷もの
更には男女の修羅場もの、震える
むしろ結果的に観てると、テンションあがる↑

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

世間の評価より全然楽しめた。
突っ込みどころ含めて😇
モービウスも楽しめた人間なので、ズレているのかもしれません…
あとダコタ・ジョンソン好きだしな…
お話は大いなる力には大いなる責任が伴う、テーマそ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

長いし、終始ストレスフルな映画とも言えるけど、シークエンスが明確に分かれており、色々な最悪シチュエーションを体験できて、とても楽しめた。
お笑い要素が強い分、好みは別れると思うが、私は大好き。

白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

2.7

心霊で始まり、嫌ミスに終わる感じ。
主人公は殺人ワークショップの彼氏に通じるクソ野郎でとても良い。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

作り込まれたセット、衣装だけでも眼福。
性的に過激な描写も多いが、ヨルゴス・ランティモス作品としては、群を抜いて快活な作品。
あとマーク・ラファロはとても美味しい役。

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

2.6

事件の顛末を写した映像は雰囲気抜群。
ただ全体通すとモキュメンタリーのホラーとしてはちょっと物足りない。
ドラマパートの作りがかっちりしてるのと、カメラワークがスムーズなのが逆効果かな…
あと話も尻す
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

3.7

冒頭のスー・チーのモノローグと美しい映像から一気に引き込まれる。
狭い室内の空間的な切り取り方も最高に映画的。
あの時代を感じさせる照明・音楽もとても心地よい。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.2

際どい題材だけど、うまいバランスでまとまっていてとても楽しめた。
綾野剛さん演じるヤクザの懐に入り込んで来る感じは魅力的だが、リアルな恐ろしさもある。
後輩の和田くん良いね👍

Here(2023年製作の映画)

3.1

固定カメラでの長回しによる映像が美しい。
建物、植物といった世界の構成物をロングでも、クローズでも執拗に、丁寧に映し出す。
またこんなに淡い物語も久しぶりに観た気がする。
ところどころ意識は飛びそうに
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.9

人の営みそのものへの不快感を拡張したようなテーマ、アリ・アスターやジョーダン・ピールも想起させる演出はとても良い。
意外とコメディ要素も強く、それはノイズだった。
もう少しシリアスなトーンで統一して良
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

スティーヴ・ブシェミ②
久しぶりに観た。
緩い挫折・絶望・孤独がコミカルかつドライに描かれていて味わい深い。
あと自分がシーモアへ感情移入するようになっている事への衝撃…

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.0

スティーヴ・ブシェミ①
タランティーノ監督のデビュー作、冒頭ダイナーでの会話、オープニングクレジットなど強い押し出し多数あるが、犯罪劇としてとても楽しめます。
映画館で観れるの何だか感慨深い。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.7

皆の願いを叶えるディズニーが自身を省みるような話だった。
伝えたい事は分かるが、色々惜しい感じ…
特にヴィランは掘り下げようのある設定だから、単純化がちょっと残念。

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.0

ウィッシュ同時上映の短編。
大集合してワチャワチャしてるの単純に上がる。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

今年の映画館初めにアキ・カウリスマキ監督の新作。
安定のカウリスマキ映画で、年末年始にもぴったり。
小さな後悔と諦念を積み重ねる"私たち"の人生が肯定されるような暖かい気持ちになります。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

ジャンル映画としては一定量楽しめる。
Jホラー系譜の心霊ものとしての恐怖演出が板についている。
ただ精神的に不安定な子供たちが軽い気持ちで降霊術をして酷い事になるストーリーは不条理で辛い気持ちになった
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

山崎貴監督によるゴジラ新作。
海上決戦シーンはどれもとても良かった!
人間ドラマパートに関しては賛否両論あるけど、クライマックスへ向けた盛り上がりに結実していたのでは。
ただ佐々木蔵之介さんの演技テン
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.3

製作側のドヤ顔が透けて見える位のケレンと切れ味の良さが潔い良い。
ダレずに観れた。
めちゃ面白い。

(2023年製作の映画)

3.0

北野武監督の戦国時代劇。
タイトル通りのバイオレンスな内容だが、思いの外コメディ色も強く、滑稽な愛憎劇。
戦国武将たちは皆個性的だが、例外なく欲深い自己中なのは腑に落ちて最高。

マーベルズ(2023年製作の映画)

2.4

MCUキャプテンマーベルの続編。
コメディタッチで、軽く観れる作品。
裏腹だが戦いの規模に対して、小ネタが多くて、ドラマが薄い、こじんまりとした話。
またMCU最強のキャプテンマーベルに入れ替わり要素
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.8

ミュータント・タートルズのアニメ映画。
アメージング・スパイダーマン影響下にあるアニメだけど、ストップモーションアニメ的な手触りも感じられて、オリジナリティがあった。
原題のティーンエイジの要素が強く
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パトリシア・ハイスミスに恋して(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

アル中女の肖像の彼女が出てきて、ビックリ‼️
ドキュメンタリーとしては非常にオーソドックスな作りだが、色々考えさせられる。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.9

シンメトリーな構図、ちょっとキッチュでもあるお洒落なセット、豪華なキャスト、賢い子供たちの活躍、少しシニカルな笑い、安定のウェス・アンダーソン映画と言わざるを得ない。

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

3.0

白黒でスタイリッシュな、劇中劇の入子構造の虚実入り混じった映画。
ただ思いの外、しっかりスパイアクションしていて、そこがとても良かった。
お気に入りは若き諜報員のバイ・ユンシャン!

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.8

今泉監督の作品としては、コミカルさを抑えた、終始不穏な緊張感。
自分自身を含めた人の理解できなさ、ある種の断絶をテーマにしながら、それでも人と交流する事の愛おしさが描かれていて、とても刺さった。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

2.9

スラッシャーホラーの殺人鬼のような主人公が人間的な生活を取り戻していくお話。
イタリアの港町といういかにもな舞台だて含めて、ちょうど良い映画でした。
殺し方はずっとエグいけど。

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.9

全く存じ上げない監督でしたが、予告で良さげだったので鑑賞。
バキバキなファッションに高いヒールで、
アルコールを飲み続けて酩酊していく主人公はずっと美しく、格好良い。
独特な作りではあるが、最高だった
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栗の森のものがたり(2019年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

フェルメールやレンブラントの絵画を意識したという映像は非常に美しいけど、陰鬱な印象。
老いた男性が若い女性にほだされて大金を貢いで贖罪しようとする、端的にパパ活を想起させる話が地味に苦い。
時制が交錯
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.3

ジョン・ウィックの4作目。
もはや何の為に戦うのか、誰が敵で、誰が味方かも分からないが、アクションの密度と映像の切れ味でダレない。
何だか凄すぎるアクションって、突き抜けてコメディ感出ますね。
特に階
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

今敏さんの長編一作目。
ルックはキャッチーで、編集テンポがキレキレで素晴らしい。
馬鹿っぽい言い方だが、全く古びてなく、むしろ今っぽい。
話は胃が痛む、所謂胸くそな点も多かった。
エンディングの切れ味
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(2021年製作の映画)

3.3

オオカミの家の同時上映の短編。
アリ・アスターの名前もあるが、ぽいねってみんな思ったのでは(笑)
その内容含めて、より直球で呪いのビデオ感強い。

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.0

コワすぎの劇場版。
エンタメする為の工夫と話の勢いがすごい!
あと満席の劇場で観れたのはとても良かった。
笑いと多幸感に包まれていた。

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