父親は子供が生まれたから父親になるのではない。父親になっていくのである。母親は母親なのだ。という、当たり前のことをとても丁寧に描写する。そういう映画が自分は好きです。このころの是枝監督は良かったですよ>>続きを読む
平凡な作品。
彼女は感動していたが、自分は何も感じなかった。
出てる人があまりにも芸能人であり、彼女たちが姉妹に全く見えない。
完全にテレビドラマのそれ。
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生活の匂いがする。
この映画を観てから、窓辺ではためく洗濯物の夢を見てしまいそう。あの部屋なんか心地がいい。
叔父さんの孤独や、主人公の女性の感情の動きがリアルで、嘘がなく、暖かい。
相米慎二やホン・>>続きを読む
どうしようも無い人間がそのまんま生きているのがいい。アンがドイツ人でカタコトの英語なのがいい。感情が言葉に乗らないのがなんかいい。ジェーンとトラヴィスは最後まで直に顔を合わせることはなかった。ジェーン>>続きを読む
美しい音楽と生活の苦しみ。彼の生活には常に困難が付き纏っていた。
この作品は見た目が似ているから、とかで俳優を選んでいるわけではなく、しかも歳をとると俳優が変わるんです(笑)
私は面白い発想だと思>>続きを読む
ドライブマイカーの岡田将生のあのシーンの顔って、この映画の高峰秀子のラストシーンの顔なんですよね。ドライブマイカーはいにしえの日本映画の復権としか思えない。
追記:ドライブマイカーがアカデミー賞で作>>続きを読む
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ラストにお父さんが突然"Go!"って話すところ、すごい胸に残りますよね。
あれはずるい!(笑)
あとお兄さんが主人公に"お前が生まれてから俺たちは不幸になった"と明らかに心にないことを言って追い出すと>>続きを読む
今活躍している日本の映画監督のひとつの源流なのかもしれない。
音楽でいうと、ビートルズというより、ビーチボーイズ的な、形式というよりも、流体のような、本質を捉えにくい、真似が難しい作風のような気がし>>続きを読む
こちらの凝り固まった価値観を壊してくるなかなか良くできたスリラー映画(?)である。
動物の使い方とか、少し抽象的で象徴主義的な場面もあり、見応えがある。
儒教に洗脳されている哀れな日本人にはなかな>>続きを読む
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ビリーホリデイから名付けられた巻き毛の女の子。優しいが酒乱の父親。心優しい弟。
モノクロの16ミリフィルムの映像。人物の顔のクローズアップの多様はイタリアのネオリアリズモ映画のようだ。
時折出てくるビ>>続きを読む
人を撃ち殺す場面に遭遇したことはないが、きっとこんな感じなんだろう
全員がモブみたいな雰囲気が最高
作品が1人の男の美意識に明確にコントロールされているのを感じる
ただですね、私は暴力的な描写が続く>>続きを読む
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マンソンファミリーにとにかくムカついてるのはすごいわかる。怒りの熱量がすごい。爽快(笑)
でもなぜマンソンを殺さなかったんだろう。
殺す価値すらないと思ったのかな?(笑)
俺もチャールズマンソン大>>続きを読む
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ニールが(ある意味において)黒幕なのは開始40分で気づきました。
主人公が主人公(覆面)を撃とうとした時に「こいつは殺さないほうがいい!」って言ってたよね。結構あからさま(笑)
設定ガバガバのB級>>続きを読む
毎年年末年始に観る映画です。
この人たちコンドームにコカインいれてるんですね。
今初めて知った(笑)
ウブな私は公開当初は全然知りませんでした。
スジはありきたりのキラキラ少女漫画路線にも関わらず、>>続きを読む
なんだこれは。
この男女の関係にまったく惹かれない。
女性が不幸になって泣いてる映画に名作はないな(笑)
コロナ禍になる前のアメリカのライブ
アメリカではフィルハーモニーが大人気ですね
私の大好きなhosono houseはそうでもないらしい(笑)
「心の底から惚れないと意味がない」
私はこの物語が心底好き。
司書の男性が終始優しくていい。
でも心底好きになれないのもわかる(笑)
濱口監督の「寝ても覚めても」って日本でこの自由恋愛を描くにはあ>>続きを読む
映画制作の内幕をテーマにしたトリュフォーのアメリカの夜を思い出しました。
後半20分のためにある映画なので、そこまで観ないと良さがわからない仕掛け。
ラストが爽やかで正月にぴったり(笑)
ぱっと>>続きを読む
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やっぱ脚本家が作る映画が好きだなーと思った作品。
事実から脚色しているところもあるそうですが、おおよそ史実に忠実らしい。
この映画のすごいところは、民事・刑事裁判である本件を政治裁判の側面もあった>>続きを読む
違和感をかんじる部分かなりありますが、佐知子の心は手に取るようにわかる。
深夜にやってるB級映画の感じ。
佐知子は最後なんて言うんだろうな。
完全に別れた気でいるだろうし、あそこで言われても...>>続きを読む
タバコを他人から2本もらって勝手にあげちゃう女もやだし、それを平気でもらう男も嫌いだなー。タバコくらい買えよ。あと警察官はあんな風に話しかけないだろ。リアリティがなさすぎる。なぜこんなに絶賛されるか理>>続きを読む
辰巳ヨシヒロの描く物語、陰鬱で救いがないものばかりである。
ただ読んでいてなぜか気持ちが落ち着いてくるのは、作者がそのような人生の落伍者に対して愛情をもって、むしろ憧れてすらいるからなのではないかと>>続きを読む
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ゲイ映画として非常に良く出来てます。
特に後半はドキドキしますね。
フィルは最初横暴で嫌なやつでピーターをただ虐めるだけだと思ったら、途中で主従関係が逆転するのが見事。
旧友の馬具を愛でてるあたり>>続きを読む
村上春樹が1983年に書いた短編小説の映画化である。
監督は完璧に物語を自分のものにしている。
原作は納屋、映画ではビニールハウスになっている。韓国にはビニールハウスがたくさんあるそうだ。
この>>続きを読む
この映画は市民革命が起こらなかった国における衝動に生きる人間の物語だ。恋に殉じる女。神の声を聞いたジャンヌダルクのような唐田えりかが印象的。朝子は後ろを振り向かない。言葉では躊躇いや気遣いのような言葉>>続きを読む
脚本が優れている映画が好きだ。
無駄がなく、テンポが良く、仕掛けが込み入っている。
人間関係が入り組んでいる。こういう話はかなり好きで、複雑な人間関係が物語に奥行きを与えているし、最後の車で海に行くシ>>続きを読む