140字プロレス鶴見辰吾ジラさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

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アステロイド/最終衝撃(1997年製作の映画)

3.5

【星降る夜に騒ごう】

「ターミネーター」1作目のマイケル・ビーンのリンダ・ハミルトンとのセックスシーンに感化されて思い出した本作。TV映画として作られているようなので安っぽい特撮がややありますが、隕
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ターミネーター2/特別編(1993年製作の映画)

5.0

【映画体験としての最高峰】

「ターミネーター2」は通常版を過去に投稿してますが、「ニューフェイト」を見たこともあって特別編を投稿。

ターミネーターというコンテンツにおいて圧倒的な体感力のある2作目
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

【嵐が来る】

「ターミネーター」シリーズの第1作目。

低予算であるが、それゆえの禍々しい鉄のイメージと鈍くそして体温のない動きが未来を追い詰めようとする恐怖を目の当たりにすることになる。

機械が
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

【サラ・コナー“サーガ“】

「ターミネーター」 
「ターミネーター2」
「ターミネーター3」
「ターミネーター4」
「ターミネーター/新起動」
「ターミネーター ニューフェイト」

紡がれ続けるター
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

4.5

【ジョーカー】

ジェレミー・ベンサムが提唱した功利主義。「最大多数の最大幸福」。最大値から外された者たちの救済の物語。

トッド・フィリップスの「ジョーカー」は、完成度は高かったがそれは狂気という考
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.3

【黒喜劇】

スタンリー・キューブリックが仕掛けた冷戦下において精神を病んだ軍人が出してしまったソ連への核攻撃命令。何とあり得ないことにソ連も攻撃を受けた際に核を一斉爆発させるドゥームズデイマシーンを
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.5

【Lust of us】

世界の異変に気がついてからの異様な演出とホラー調。アニメ映画史上に残る怪作にして傑作。何度も何度も同じ日を繰り返し、何度幾度試みても抜け出せない今日。文化祭の1日前に見た世
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ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー(1974年製作の映画)

3.8

【一寸先は闇、されど突っ切れ】

アメリカンニューシネマ期における必見のカーアクション。陽気や出だしと向こう見ずな若者。クライムストーリーながら陰鬱さはなく、かといってスタイリッシュにキメるには程遠い
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.6

【クラッシュ】

本作は2つのモノを壊していて、1つ目は真面目さ、2つ目は時間です。マイケル・ベイにグレムリンに水を与えるように大金を渡してしまったことによる物量主義の2作目です。ハイウェイをふんだん
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.8

【真面目に不真面目】

あのマイケル・ベイの初監督作品にしてウィル・スミスのマッチョイズム、マーティン・ローレンスのヘタレイズムが共鳴する黒人刑事コンビアクション。昨今は真剣な眼差しでホワイトボードを
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身代金(1996年製作の映画)

3.6

【破天荒】

航空業界で力技で成り上がった男は息子を誘拐される。犯人から要求される身代金。怒りに満ちた男は予測不能のカードを切る。身代金を懸賞金代わりに犯人に逆要求を叩きつける。息子の命は?父親として
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.5

【コンビ】

冒頭の粗雑な荷物の扱いで期待感が湧いたが車内の男を伝言役にしたデュオのやり取りの日常から浮いた感覚で作品の強度が伝わってしまった。不仲による解散を決めて最後のツアーに臨む女性デュオ“ハル
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ネバー・サレンダー 肉弾烈戦(2015年製作の映画)

2.0

【タフイナフ】

冒頭の演出が強度の低いラノベを見ているようで小っ恥ずかしい。主演はWWEの王者も経験しているザ・ミズ。「アルマゲドン2004」のタフイナフ優勝戦でダニエル・ピューターとのボクシングマ
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12ラウンド/リローデッド(2013年製作の映画)

2.0

【ランディ・オートン】

WWE屈指の間合いと表現力でお馴染みのランディ・オートン主演映画。前作より縮小再生産なイメージでオートンが主役だった以外印象に残りにくい。ラストの展開の揺らぎも作品の強度上の
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12 ラウンド(2009年製作の映画)

3.3

【私刑】

「ダイハード2」のレニー・ハーリン監督で、WWEのスーパースターのジョン・シナ主演のアクション映画が撮られるとは、TV映画っ子でプロレスオタクの私とは感慨深い。ゲーム型のサスペンスアクセス
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

3.8

【豪快】

アーノルド・シュワルツェネッガーとジェームズ・キャメロンの「ターミネーター」コンビが贈る豪快アクションの決定版。今となってはまかり通らないであろう数々のシーン。階段を転げ落ちるマシンガンの
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

4.2

【アクション映画!!】

ジャッキー・チェンは唯一無二なのだと思う。最近ジャッキー映画を投稿してないと思い立ちジャッキー映画を振り返っているのだが、ここまでアクションに生身かつコミカルに挑んだ者は彼以
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ライジング・ドラゴン(2012年製作の映画)

4.0

【レジェンド】

ジャッキー・チェンが最後のアクション映画と銘打って放ったトレジャーハンティングアクション。このときジャッキー・チェンの肉体はあらゆる骨折と挫傷、何度も失明の危機や半身付随の危機を乗り
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WHO AM I?(1999年製作の映画)

3.8

【ワールドミッション】

ジャッキー・チェンが記憶喪失!?「あなたのハートには何が残るでしょうか?」でお馴染みの木曜洋画劇場にて。TV欄にケイン・コスギの名前があってジャッキーとの共演にワクワクしまし
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

3.6

【ラッシュ】

ジャッキー・チェンがロス市警と手を組んで人質の娘を救出だ!しかし相方は口の減らない黒人刑事で、さらに異文化をコント調にアクションはジャッキー流とまさに娯楽のシンプルさとバディモノのハー
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ノック・オフ(1998年製作の映画)

3.5

【無茶苦茶しとる】

木曜洋画劇場の予告にて「ヴァン・ダムが香港で筋肉フィーバー!!」の名言を残したことで有名な本作。歴史の授業より早く香港のイギリスからの独立を学びましたが、本作は独立記念日の花火み
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.8

【変わらないモノ】

時代は令和へと移りゆくもシティハンターは変わらないと胸を張って彼らの世界を貫き通す粋な劇場版。先日「ダーティハリー」を鑑賞したが、ハリー・キャラハンが西部劇の生き残りなら、シティ
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メジャーリーグ(1989年製作の映画)

3.8

【ワイルドシングス】

所詮負け犬、されど負け犬。
世の中の2割は勝ち犬なら
俺たち8割は胸が高鳴る。

弱小球団が弱者らしく立ち振る舞うところを応援するのもスポーツ観戦の醍醐味だったり、癖が強いから
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.6

【集結】

「日本よ、これが映画だ!」と煽られたあのとき。実は映画から遠ざかっていたときで何が凄いかわかってなかった。コミックヒーローが実写化でひとつの作品に集結する?北欧の神とキャプテンアメリカが同
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.8

【西部劇は死んだか?】

マグナム44。世界一強力な拳銃。この言葉を聞いたらダーティハリーの名場面を誰もが想起する。法治国家アメリカに生まれた矛盾に生まれた悪を吹き飛ばす西部劇から迷い込んだヒーロー。
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

【歌は自由主義】

ギャングに命を狙われ逃げ込んだ修道院でクラブ歌手が巻き起こすある種の天命もしくは化学反応をコメディで描いた大人気作。今では「アナ雪」現象で映画における歌のパワーは徹底的に証明された
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シェーン(1953年製作の映画)

4.0

【抑制と解放】

名作「シェーン」を見ました。非常に染み入るような西部劇。流離いの旅にて立ち寄った村でシェーンは、ある家族とそして村のために戦う決意をします。クライマックスは一瞬でラストシーンは長く語
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猿の惑星(1968年製作の映画)

4.0

【世代交代】

小4のとき担任の先生が授業中に「猿の惑星」って映画知ってる?と切り出し、クライマックスの自由の女神のくだりまで全部話してくれた。オチを言うなよとは少しばかり思ったが何か馬鹿馬鹿しい映画
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.3

【海の話と酒とタバコ】

天国ではみんな海の話をする。

“死“というものは生きていればいるほど近くなるもので、真面目でも不真面目でも皆平等で避けられないもの。死を恐怖して信仰にふける人もいるし、未来
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スーパー!(2010年製作の映画)

4.4

【ワイルドカード:クリムゾンボルト】

《大好きだから再レビュー》

我らがジェームズ・ガンが「タクシードライバー」に影響を受けて叩き込んだ一撃。それこそ私のオールタイムベスト級。

トッド・フィリッ
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.0

【物凄くうるさくて、あり得ないほど遠い】

《大好きなので再レビュー》

リドリー・スコットが描く戦争モノ。公開当時は兵士を英雄化していると揶揄されたこともある本作だし、戦争映画ファンにも根強い人気を
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駅馬車(1939年製作の映画)

4.5

【映画!!】

巨匠ジョン・フォード!
名優ジョン・ウェイン!
アクション!!

ある駅馬車に乗り合わせた者たちの群像劇と勇敢な男によるアクション。ときは1939年、映画の美しさや激しさは白黒の世界の
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

【個人的一点モノ】

以前、「イット それが見えたら終わり」にてレビューで書いたのだが、私は吃音症である。小4で突如どもりが始まり、自分の名前も噛んでしまうことが多々あった。国語の朗読の時間なんて勘弁
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.4

【心が叫びたがってるんだ】

イーサン・ホーク主演、監督・脚本は「タクシードライバー」のポール・シュレッダー。そして心惹かれたのはなんと言ってもあらすじ。教会の牧師がある妻の悩みを聞くところから始まり
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デスペラード(1995年製作の映画)

3.6

【大人の階段登る飛び出す絵本】

あれは小学5年生くらい?TVで映画に見入ってた私は予告編が楽しみでもあった。「デスペラード」出逢っちまったよ。予告編でおったまげた。何せギターケースがロケットランチャ
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.8

【低く見積もっても地獄】

「ヘレディタリー/継承」を世に送り出して閉まった“怪物“アリ・アスターの短編映画。どういう人生を歩めばこんな発想、着想で映画を作れるのか?何気ない少年のオナニーから始まる本
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