140字プロレス鶴見辰吾ジラさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.8

【キース・ムーン】

夏の繁忙期の切れ目を狙って職場の友人と「健康的な映画を見る会」として、本作「スーパーコンボ」をレイトショーで見てまいりました。友人は序盤の会話シーンで仕事の疲れから寝てしまったの
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

鶴見辰吾ジラ
30周年記念
お誕生日企画第2段!
【STAY ALIVE】

前作から2作目の法則で物理的にもバリエーション的にもシチュエーション的にも増量された続編。蛇足感も当然感じるしループの種明
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

鶴見辰吾ジラ
30周年
お誕生日企画第1段!
【ゼロから始めるテメェの人生】

「人生において大事な日は生まれた日と、生きる理由を見つけた日だ。」
by 昔の偉い人。

何とも日本人好みに思えるが公開
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よこがお(2019年製作の映画)

4.5

【崖の上の…】

ファーストカットから勝利宣言が伺える。全編に渡って有毒ガスのように纏わり付く不穏感。中盤のある事件と転落開始、そして終盤へは見ている自分としては「もう早く終われ、解放してくれ…」とい
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映画 中二病でも恋がしたい Take On Me(2017年製作の映画)

4.0

【Fuck the world】

「中二病」という軽々しく使われる夢見がちな気持ちを捨てられない衣を纏った浅はかな精神を馬鹿にして描いた者ではない。本作の中二病は過剰な演出があるが、世界を受け入れら
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イーグル・アイ(2008年製作の映画)

3.6

【オペレーションギロチン】

巻き込まれ系サスペンスアクションとAIによる監視社会の恐怖は親和性がある。監視される側の市井の人には都合が悪すぎてノンキにエロ動画で身を清められないよ…

街中いたるとこ
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エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

3.8

【見られすぎた男】

ひょんなことから不幸が舞い込む系サスペンスアクションとウィル・スミスの親和性が合致した一作。カメラワークとともに進行するアクションのキレ味が抜群。監視社会の恐怖と監視システムのカ
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あした世界が終わるとしても(2019年製作の映画)

3.0

【Sucker Punch】

これは…
これは…
邦画版「エンジェルウォーズ」なのか?なのだろうか?いったい何が起きてるというのだ?

世の中、新海汁とか言ってるけど、これはザック・スナイダー汁が噴
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.8

【嫌なヤツばかりでアンディ不安よね、チャッキー動きます】

冒頭の張り付いたような理想を押しつけるドライなCMと家電接続可能な人形玩具の映す未来図から劣悪な労働環境で明るい未来の台座にされるエンジニア
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ポラロイド(2018年製作の映画)

3.7

【スポーツマンシップ】

ポラロイドカメラで撮られたヤツは死ぬ!殺人カメラの呪いがあなたに襲いかかる!とインスタ蠅がうようよ飛び回る時代のアンティークホラー。ホラー文法を丁寧になぞり、また1人また1人
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ブレイド(1998年製作の映画)

3.5

【剣劇&銃撃】

MCUがフェイズ4の作品群を発表した。その中に企画中の作品として「BLADE」があった。主演は「ムーンライト」「グリーンブック」のマハーシャラ・アリ…

おいおい、待てよ!
この映画
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

4.3

【ストレンジャーシングス】

原作およびアニメ未見という最後尾からのスタートとなりましたが、本作が謳う“思春期症候群“というまだ何者でもない不安定で未熟な者たちの“精神性“を特殊能力という形で捉えてミ
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.2

【告発】

冒頭で「僕を産んだこと」で両親を訴える主人公の少年の身分証明がなく年齢判別すら危ういという「何故産まれた?」という存在意義の危機から始まる。空撮で見せるスラム街の精神的空虚が印象的で、ガラ
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天気の子(2019年製作の映画)

4.4

【ライ麦畑でつかまえて】

つないだ手なら離さない
降りしきる雨の中で… 
(B'zの「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」より引用。)

まず始めに。
本作は「君の名は。」
よりも好きです。
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スネーク・アウタ・コンプトン(2018年製作の映画)

2.0

【長編コント】

あの話題の危険な街コンプトンに巨大ヘビが現れたらラッパーたちはどうするのか?を徹底した不真面目にシミュレーションしたモンスターパニック。とにかく映画のパロディを交えて質の低い映像と演
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.0

【凪を忘れた男】

80年代を思わせるざらついた粗い粒子で曇ったフィルムが映すのは、枯れても枯れぬロバートレッドフォード演じるフォレスト・タッカーという男。彼は老練な犯罪者、銀強盗、アウトロー。エドガ
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

4.0

【プレステージ】

ポール・フェイグが手掛けるミステリー?コメディ?シームレスなジャンルに常に気が置けず、ブレイク・ライブリーの虚構的美貌とアナ・ケンドリックの明るさの押しつけのような対称性、そして演
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ANON アノン(2018年製作の映画)

3.5

【知られざる女】

冒頭から静謐な文明批判と行き過ぎたテクノロジーがもたらす逃げ場のなさと対比して、アスファルトのひび割れや車の古臭さが呼応する。「ブレードランナー」の取り調べシーン的なカットと「攻殻
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

【エンドゲーム】
そしてFar From Home

「トイストーリー4」
続編としては蛇足感、同人誌にしては傑作。

「『トイストーリー3』で完結している。」
という意見は間違いなく正解であろうし
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.7

【その男、マ・ドンソク】

韓国のバイオレンスアクションらしいアクションでありながらコメディの手触りを忘れない茶目っ気、そして何よりホラーテイストまで煮込んで皿にぶちまけている。チャイムがなってからド
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.6

【教会】

絵画のような切り取られた冒頭から絵画のように切り取られたラストと美的センスに溜息が出る。ラストの行動まで見てしまうとエモさのある恋愛モノをこのご時世にモノクロで見せます!というあざとさを感
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レッド・ブレイド(2018年製作の映画)

2.5

【心を無に】

冒頭、我らが坂口拓の殺陣が炸裂する。曇りがかった画面から安っぽい幻想性に惑わされぬアクション。ヒロインはリアル峰不二子という場違いな邦題みたいなキャッチコピーのグラビアアイドル。棒読み
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.9

【未来をHUGくむ】

「クワイエットプレイス」の真逆を行く喧騒絶えぬ疑似家族コメディ。里親問題をギャグテイストで浸透させつつ確実に単なる偽善で家族になると地獄を見ると警告を成らす構図も感動による下品
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.2

【By the sea】

度を超してクズ。ギャンブル依存症を香取慎吾が熱演。いや、鬱演。一度きりのジョーカーを切ったかのような香取慎吾のアイドルらしからぬアイドル映画。くまさん体型に寄った香取慎吾が
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.8

【遊戯王】

遂にフィルマークスにて
映画1000レビュー到達!
つまりこのアプリで
1000本の映画のために
時間を浪費し
予告編に操られ
金を垂れ流し
成れるハズない
ヒーローに憧れ
クソみたいな
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.8

【重荷はいらない。】

冒頭のビル・マーレイが列車追いかけ走るスローモーションから主人公でも何でもなかったギャグと3人兄弟の珍道中へ。列車の中の狭い構図ながら窮屈だけどバランスよくカッティングするウェ
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バハールの涙(2018年製作の映画)

4.0

【ピースサイン】

イスラム国に闘いを挑む女兵士とそれに動向する女性戦場ジャーナリスト。女兵士バハールは、性奴隷として捕まりまた息子とも断絶された。バハールを打ちのめす運命に抗う姿は絵画のように美しけ
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玉城ティナは夢想する(2017年製作の映画)

3.6

【ドール】  

玉城ティナ。
個人的には本作の玉城ティナがベストオブ玉城ティナな気がする。山戸結希監督の短編映画においてカットのラッシュに対して玉城ティナのひとり芝居。余白を埋めるようなポートレート
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ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)

2.8

【※本作にジェイク・ギレンホールは出てきません…】

予告で流された「『ワイルドスピード』の制作陣が~」のところで、邦題の適切なテキトー感と、頭が悪い映画なのであることは予測できます。ただひとくちに“
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センコロール コネクト(2019年製作の映画)

3.6

【インディーズ】

本作は「センコロール」シリーズの1と2を接続した中編となっている。1作目は今から10年前ということなので、続編が公開されるという自体の高揚感も作品の付加価値となっている。そして「セ
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.4

【ベストアルバム】

ヒトラー擁護発言で、カンヌから締め出された奇才ラース・フォン・トリアーの最新作。「HOUSE THAT JACK BUILT」。これは何なのか?

これはアーティストの晩年に発表
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

3.8

【天職に才能の方向音痴を添えて】

かつてのベストセラー作家リー・イスラエル。「伝記にするような人生じゃない。」と…冒頭から溢れる老害、我が儘、そして酒浸りに悪態。家賃もろもろ滞納続き、人の意見にも文
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空飛ぶゆうれい船(1969年製作の映画)

4.2

【日米野球】

昨年の日米野球の第1戦にて、我らが日本代表の柳田悠岐のサヨナラホームラン見ました?超最高の格好良さ。フルスイングでボールをシバキ上げて衝撃でズレたヘルメットをクールに直した確信歩き…
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.5

【初恋物語】

ヤバい…
ヤバいっすよ…
こりゃ一種の事件っすよ…

まずこの手の映画はふつうの映画監督がとったら毒にも薬にもならないような吐いては捨てられる恋愛映画の中で代替え性ありきで霞んでいくで
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.7

【異世界モノ】

冒頭の田舎へ移る車内のシーンは「千と千尋の神隠し」と殆ど同じで、不気味なまでのロングショットから出逢う2人、象徴的な鳥居、CGみたいで居心地悪い波。ここで思う山戸結希ヤバい…

小松
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.2

【Don’t think, Feel.】with間違い探し
※最後に鶴見辰吾ジラの上半期TOP10発表。

「エンドゲーム」を経て、フェイズ3の終幕となる本作。何故「ファー・フロム・ホーム」がフェイズ
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