RIkutoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

RIkuto

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レスラー(2008年製作の映画)

4.7

いやこういうのが1番カッコいいし胸を打たれるのよ。

ミッキー・ロークは素人目から見ると本物のレスラーにしか見えなかったし、試合の迫力も半端なかった。
正直20代になったばかりの自分としては中年という
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.4

佳作でした。

ブレンダン・フレイザーのオスカーカムバック受賞ということで注目されていますが、本当に胸を打たれるものがありました。
ハムナプトラから本作までの彼のバックストーリーを踏まえると、まるでフ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.1

評判どおり面白かった!
噂に違えずアクションは邦画トップレベルに凄い。

日常パートもめちゃくちゃ笑えるし、これこそ日本人が楽しむべき邦画アクションの金字塔な気がする。

そして主演の髙石あかりさんが
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スマイル(2022年製作の映画)

3.4

予告編で心掴まれたこの作品。
結局劇場公開されなかったため今回U-NEXTで。

結論から言うと予告編のインパクトが強すぎたのかなと。
序盤のタイトルバックまではマジで完璧だった。だけどそこからはジャ
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.4

坂本龍一への追悼の意とデヴィッド・ボウイドキュメンタリー映画の鑑賞のため。

坂本龍一もたけしも基本何いってんのか全然分かんないんだけど、不思議な魅力、美しさに取り込まれる映画。
戦争ダメなんて表面的
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地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

4.3

これはもはや70年代のボウイ自身の映画なのではないか??
宇宙からやってくるのはZiggyを想像させるし、終盤のアルコール中毒は彼を悩ませたコカイン中毒に重なる。
実際、この作品のボウイはコカインガン
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

いいよね、こういう改めて"映画"と向き合える映画は。

毎日毎日映画を見ていると、どうしても作業のようになってしまいがちだけど一つ一つのシーン、カットへの製作陣の情熱を考えると全ての映画を1から全部見
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.1

いいジュブナイル作品。
もっとラブストーリーなのかと思ってた。

"好き"にひたむきなウィリアムの姿は何か成長していくにつれて忘れてしまったものを教えてくれるようで胸を打たれた。

脇役までもしっかり
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

万人にとって全く他人事じゃない。
この映画の魅力はそれに尽きる。

「桐島」という不在のスターを巡って繰り広げられる群像劇。
しかし、実際に桐島の不在に直接的な影響を受けている人物は数えるほどしかいな
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.6

個人的には凄く好きなタイプの映画。(というか、私自身が山田杏奈さんのファンすぎるというだけかもしれないが、、)
劇中のダンスともリンクしてなのか、まるで欅坂の楽曲のような世界観を感じた。

そして、と
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.6

ヨルゴス・ランティモスはどんなつもりでこんな作品作ってんだ?と感じっぱなしの約2時間。
因果関係が不明すぎる不条理な物語なんだけど、バリー・キオガンの存在感だけでグッと物語に説得力が出るの凄い。

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.0

もちろんエブエブから。

ポール・ダノもダニエル・ラドクリフも序盤からラストまで何やってんのよ。
だけど滅茶苦茶笑った。
個人的にはジュラシックパークのテーマの度に爆笑した。

しかし、エブエブもそう
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.2

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
私たち学生世代にとってこの言葉にまずピンとくるのはマカロニえんぴつの楽曲。
実際、この映画にインスパイアされて作っているらしい。

それは置いといて、
ウォン・カーウァ
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.6

セバーグ優勝の一言。

個人的な感覚としてはこの年代の作品の中では最も古さを感じさせない画作りだった。
1950年代後半のパリの街が生きてたというか。

ゴダール入門編、その一歩目にしては最適な一本で
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

IMAXで。

目の前に広がる斬新な光景に脳が喜んでいました。アスペクト比の変化も凝っていて面白く、これは完全にIMAX案件。

巷ではこの作品は人を選ぶと言われるため少し警戒して劇場に足を運びました
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

アカデミー賞対策で。

残念ながらオストルンド監督との相性が合わないだろうなと感じてしまった。
過去作「ザ・スクエア」に比べればわかりやすい皮肉が効いた娯楽作品になっていたけれど、淡白な感じとかがどう
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

試写で鑑賞させていただきました。

スピルバーグの自伝映画として制作された本作。
ノスタルジーに浸るサクセスストーリーに収めず、映画を愛するがゆえの苦悩に向き合っているのが良かったです。

「ウエスト
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.3

評判が高い作品ということは知っていたが初鑑賞。

作品の流れとしてはよくあるジュブナイルサクセスストーリーだと思う。しかし、この映画を平凡なものにしていないのは、ビリーを取り巻く周りの人々の人物像の巧
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

Dolby cinemaにて。

面白い。面白いけど、なんかズルくない?笑

終盤の盛り上がりは熱くなったのだけど、既視感アリアリな構図でまあこれは面白くなるわな、と感じてしまい少し幻滅。

フェーズ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.6

以前、前半数十分だけを見てリタイアして以来敬遠し続けた本作。
デイミアン・チャゼルの「バビロン」を鑑賞したついでに、ついに手を伸ばしました。

謝りたい。凄く良かった。
前半の鮮やかなミュージカル描写
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.2

鑑賞後のエンドロールはただただ呆然。
「一体今自分は何を見たんだ!?」自問したくなるようなラストシーン。

資本主義の行き着く果てを描いた本作。
原作未読のため、PTAの手によってどれだけ脚色が加えら
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バビロン(2021年製作の映画)

4.8

下品&上映時間の長さを凌駕してくる圧倒的な映画愛。
大衆芸術として100年以上君臨してきた"映画"を改めてリスペクトしたくなる映画でした。

セックスやドラッグにまみれたカオスそのもののハリウッドに対
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

5.0

圧倒的傑作。

映画の始まりからエンドロールまでの112分。とにかく容赦なく正面からぶつけて来る恋愛のリアル。
ついついライアン・ゴズリング演じるディーンに肩入れしたくなるが、嫁からしたら出会った頃の
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.4

これは間違いなく日本人だから感じることのできる空気感。
上野樹里が纏ってるファッションや瑛太の髪型も懐かしいそのものだ。

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.4

アマプラで配信されていたので。

まずベネディクト・カンバーバッチが素晴らしい。
ネタバレに抵触するため、直接的な表現は避けるが、後半途中からの彼の役者魂は凄かった。

前情報を全く入れなかったため、
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.9

もうここまで来るとってやつで面白い。
でも20代で小規模でこのクオリティを出せるサム・ライミやっぱり凄い。

昨年公開の「ドクター・ストレンジMOM」を彷彿とさせる要素も随所にあり、監督の一貫性のよう
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マグノリア(1999年製作の映画)

5.0

最高。

3時間全くダレないのが素晴らしい。
オープニングのテンポ感も本当に好み。 

過去や現在において"親子"というものに支配された人間たちの群像劇を、エイミー・マンの楽曲を通してコミカルかつ繊細
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

考えすぎちゃったなあ。
もっとシンプルに見たらもっと面白かったかも。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.6

今年初劇場鑑賞。

社会派作品を世に送り出し続けるブラッド・ピット率いる"PLAN B"。
今回も踏み込んだ素晴らしい作品だったと思います。

暴力シーンは使わず、ハーヴェイ・ワインスタイン自体も登場
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.2

ただただ「恐怖」や「別れ」と直面し続ける2時間30分。

登場人物の精神が戦争によって歪んでいく様は目を瞑りたくなるが、これが実際に起きていた現実。

ひたすら冷たい寒さを感じる戦場と暖かささえ感じる
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