RIkutoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

RIkuto

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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.2

深海作品の中でも一番好きな作品です。
今まで何回見たかなあ。

最新作「すずめの戸締まり」に比べれば、画もシンプルなのだが、冬の中央線のホーム、夏の鹿児島、全てに不思議と懐かしさを感じてしまう。

第9地区(2009年製作の映画)

4.6

あっという間に駆け抜けた2時間弱。
チープそうに見えて、ガチガチ手の込んだCGなのも良かった。

冒頭からのいかにも"ありそう"なモキュメンタリーに弱者として映るエイリアン。
これが新しすぎて心を掴ま
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

SFではなくファンタジーを描いた本作は監督の過去作を見ても際立つ奇怪な世界観。
気持ち悪い。ただただ気持ち悪い。
個人的には前2作の方が好きです。

しかし、女性視点における男性の加害性、それによるト
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.4

「MEN」鑑賞に合わせて。

「エクス・マキナ」しかり、僕はアレックス・ガーランドが好きなんだと思います。
彼の織りなす奇妙な世界観に触れたい、知りたいと思ってしまう。

あと、主演ナタリー・ポートマ
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.5

「MEN」鑑賞に合わせて。

最高のSFスリラーでした。
美しい画の中に広がるスタイリッシュな研究所で繰り広げられる人間とAIの交流。

筋立て自体は正直予想できないこともないのですが、AIの中で徐々
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

「天気の子」がハマらなかった自分にとって不安を持ったままの鑑賞でした。
しかし結論、面白かったです。

宮崎から愛媛、神戸...と展開されるロードムービーは非常に見応えがあったし、深津絵里さんや伊藤沙
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.5

IMAX HFR 3Dで鑑賞。
目の前に広がる全ての景色に大感動。ただそれだけ。
何よりも水中シーンの美しさが異常。美しくて涙が出てしまうという初体験をさせてもらいました。

このとんでもなく美しい映
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.5

90分というコンパクトで最高のスリラー映画でした。
個人的にはジャンプスケアが少ないのも良かったかな。

娘役のキーラ・アレンは本当に車椅子を使用している女優さんと知り、物凄い演技力だと感心しきり。今
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チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

3.7

これ同じ地球での話だよね??と疑わざるを得ないような景色が広がっていた。

改めてロシアというのはこの地球上の中でも極めて悪い意味で異質だと感じさせられた。あんな激ヤバ人間がチェチェンの長となっている
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

理屈なんて関係ねえ!と180分間見せつけられた。
とにかく面白すぎる。

インド映画特有のダンスはもちろん、インドと差別というテーマにも真摯に向き合っていて好印象でした。

どうせ勢いだけだろ?と鑑賞
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

3.5

続編のプロットのアイデアやエイミー・アダムスやパトリック・デンプシーの続投は賞賛に値すると思います。

しかし、配信映画ということを感じさせてしまうチープさが所々あったのが残念でした。

ディズニープ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.1

クリスマスも近づいてきたということで。
本当に素敵な作品です。

主人公を演じた"アメリカの良心"ジェームズ・スチュワートはやっぱり最高にイけてる。
そして人間最後は結局人柄なんだと改めて実感。

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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.4

Netflixで配信されたので、やっと初鑑賞。

ジョーダン・ピール作品では一番好き。(見る順番が違う気がするけど)
彼の伝えたいメッセージがストレートに伝わってくる作品でした。

約1時間30分とい
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.5

最高。
ファンの見たい!を具現化してくれたような映画。

地球に降り立つガーディアンズってIWとEG以外見れてなかったので、ハリウッドにいるのは凄く新鮮だった。

ガーディアンズが3で引退する噂が立っ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.6

すごく好きでした。

故チャドウィック・ボーズマンへの追悼作品としてはもちろん、フェーズ4の締めくくりとしてこれ以上ない役割を果たしていたのではないしょうか。

フェーズ4で繰り返し語られてきたヒーロ
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

「ようこそ映画音響の世界で」で触れられてたので見ました。

ニセ映画で人質脱出っていうさわりだけで惹かれてしまうこの映画。
最後まで欠けない緊迫感でハラハラドキドキさせてもらいました。
しかし、史実に
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

認知症患者目線というすごい映像体験だった。

ずっと変な夢を見てるような感覚。
もうこんなんスリラー映画よ。

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

今泉力哉オリジナル脚本ということで期待大にして見に行ってきました!

とにかく吾郎ちゃん演じる茂巳と自分の悩み、葛藤がリンクしすぎてて異常なほど感情移入してしまいました。

好きなはずなんだけど、好き
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.6

これ劇場で見たら逆に置いてかれてつまらない作品だったかも。家で片手にスマホを持って知らない単語が出るたびに検索するのも楽しかった。
この120分で少し博識になれた気分。

それにしてもアダム・マッケイ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.3

すごく長かったので小分けにして見ました。

何が起きてるのか掴めなかった序盤を経て、ヌードルスたちの子供時代からようやくノれてきました。それにしても子役の配役上手すぎるな。特にジェニファー・コネリー。
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

昨年の公開当時見たかった本作、ようやく鑑賞できました。

めちゃくちゃ良かったです。
私自身も東京在住であるのですが、華子と美紀という二人のキャラクターを通して、「東京」という都市の本質を見ることが出
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.2

クリスチャン・ベイル、ロバート・デ・ニーロや超豪華なスターの共演には胸が躍った。

だけどいかんせんキャストに説明させすぎ。
序盤から中盤にかけて10分ほどウトウトしてたが、物語を理解するのに全く支障
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セッション(2014年製作の映画)

4.6

ただただ面白い映画。
疾走感、迫力どれを取っても最高。

自分もフレッチャーのような指導者に出会いたいような、出会いたくないような。。笑

グッド・ナース(2022年製作の映画)

4.6

傑作。今季ベスト級。

実話をベースにした本作品。
最後の1秒まで途切れない緊張感で正直もう終わったのかという印象。

ジェシカ・チャスティンとエディ・レッドメインの見事な演技力は言わずもがな。
エデ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION(2022年製作の映画)

-

未公開シーンを加えた完全版。
こっちのバージョンは過去2作のテイストを感じることが出来て僕は凄く好きでした。
特にエンドクレジットシーンはジーンと来たなあ。
さらばミッドタウン高校!

耳をすませば(2022年製作の映画)

2.8

残念。ただただ残念。
ジブリ版を敬愛しているだけに、どうにかして好きになろうと頑張ったが無理だった。

前半のほとんどを占めた回想シーン、せっかく10年後の彼らを描くならもっと短く、あわよくば無くても
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ロザライン(2022年製作の映画)

3.8

ロミオとジュリエットにおけるジュリエットの恋敵ロザラインにフォーカスを当てた本作。
主演は「ブックスマート」のケイトリン・デヴァー!彼女は本当にいいなあ。
話としては言ってしまえばwhat ifの話な
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

MCUだということを考慮するかしないかで面白さが180度変わってくる。
考慮するのならば過去作との整合性が見つからず退屈と感じてしまう。
しかし一本の作品として見れば、これ以上ないハロウィンムービーで
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.2

4DXで鑑賞。

今まで本編の長さやキャラクターの造形が気持ち悪かったため敬遠していたが、今回映画館で鑑賞することが出来て本当に良かった。

2009年製作とは思えないパキっとした3D映像で描かれる惑
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ブロンド(2022年製作の映画)

3.3

アナ・デ・アルマスのマリリン・モンローなんて見るしかない!と思い鑑賞。

結論から言って、陰鬱すぎてそれどころじゃなかった。とりあえずきちんと完走した自分を褒めます。それくらい暴力、搾取の繰り返し。フ
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

4.5

もの凄く良かった。とにかく主演二人が最高。

とりあえず松井玲奈をキャスティングした人に最大限の賛美を送りたいんだけど、パンフレットを見たら彼女自身ずっと演じたかったらしい。本当に熱がこもってた。
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