deiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

2.5

とにかくコテコテ。残念なことに安直過ぎて全て想像通りに進む。視点の切り替わりが多い分それに関しての整理が難しかったとは思うけどさすがに綺麗に作り過ぎてる。

それよりとにかく前作のラストの反旗を翻すこ
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.0

ナレーションと音楽と映像だけということは分かっていたので楽しめはしたんだけど、まぁそれ以上でもそれ以下でも無かった。原作を活かしたっていう作品ではないし想像の域を出なかった。

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.5

演出のやりすぎない渋さに鳥肌。攻撃される瞬間の敵艦を必要以上に映さないところなどは品の良さみたいなのもある。
陸も海も普通の人間じゃ絶対に耐えられないストレスの中にいる状況が克明に伝わってくる。深海の
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インターステラー(2014年製作の映画)

2.5

キャラクターの行動がキャラクターに沿ってないしエモーショナルな部分の演出は古臭い。この監督は「撮りたいもの自体ははっきりしてるけどそれは人間では無い」感じがする。特に女性の描写に関してはTENETも良>>続きを読む

ライト/オフ(2016年製作の映画)

2.0

ホラーにありがちなご都合主義が多すぎる。ホラーを作る上でまず"やむを得ない理由でその状況におちいるにはどうするか"(例えばなぜホラー映画は恐怖しつつ深夜ばかり行動するのかなど)という永遠のテーマを光の>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

2.0

色々と実写映画らしい問題点はありつつ、何が一番まずいかって主演の演技が間延びしててテンポが悪い。映画全体に悪影響。

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

5.0

虚実どころか虚ばかりながら、その生き急ぐような忙しなさや映像の洗練のされ方(虚構)に生きると言うこと自体が"演じる"ということと重なる宿命づけられた不可抗力を感じる。それは映画としての虚実というよりも>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

1.5

スーシェ版のポアロやシドニー・ルメットの映画版、傑作の映像化作品が2つもありながら、そしてなによりこのキャストを使いながらこの出来なのはあまりにも残念…。すっごい撮りたかったんだろうな…

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

1.5

やりたい事は伝わってくる気もするけど設定がよくない。シュライクのエピソードや毒々しい部分など割と好きだったところもありつつ収めるべき枠の中に何も収まり切っていない。やりたい事をやってしまうとシンプルに>>続きを読む

エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

2.0

特に変わらないいつも通りのシリーズ。このくらいの内容であれば80分くらいで十分。あれだけぼろぼろで子供も生まれたばかりの人間にまだ続けさせようとしてそれが美談になってるの、違和感しかなかった。

トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

4.0

根本的に「映画などの文化が大衆に及ぼす影響」を描かれていること、それだけでも現在の文化におけるポリコレに関して考えるきっかけになる。
この映画で描かれている全てのことに頷くわけでは無いにしろ、映画が好
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

2.0

正義とは、国とは、そういったものをヒーロー映画でも追い求める現代において正直スタンスがもうすでに古臭い。
それ以外にも何かと不満が募る映画。銃撃戦のスピード感も撃たれるのを待つようなテンポの悪さがあっ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

まず視覚的にめちゃくちゃ楽しい映画。
こだわった美術が昨今の映画の中でもめちゃくちゃ素晴らしくて一時停止しつつインテリアを見て、の繰り返し。
さらにその中にあれだけの豪華キャストがいるのもヤバい相乗効
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

4.0

「ソンランの響き」これでもかというくらい光と影が美しい。その国によって光というものの色合い、特性に種類がありこんなにも違うのかと思うほど。アジア独特の湿度を感じる色気のある空気もいい。

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

2.5

トムフォードとの相性が悪いのかもしれない。そこまでの内容ではない、という感想。一つ一つのシークエンスが美しくまとまりすぎていて映画の内容よりもトムフォードの完璧主義の神経質さを感じてしまった。くどい。

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.5

このジレンマはトロリー問題の難しさとして、おそらく一生解かれる事はない。それに関しては何も言うことはない。この映画についてはとにかくヘレン・ミレンの良さとシンプルな構成に尽きる。戦う女性を描く際にあり>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

2.5

素朴な疑問なんだけどおもちゃって小さい子に乱暴に扱われるのイヤなんだ…なんかそこからおもちゃの自我が納得いかなくて気持ちが冷めた。遊んで欲しいと思いながらも小さい子に振り回されるのは嫌なんだ。おもちゃ>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

1.5

この映画を見る前にNetflixの「トランスジェンダーとハリウッド」を見ることをおすすめしたい。問題の表現が幾つもあって、しかもそれを指摘されていながらも日本は賞を与えてしまう。まだまだ日本の意識レベ>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

1.5

前の作品はシチュエーションをうまく使ったことやキャラクターの良さがはっきり評価されていただけに、この続編は正直めちゃくちゃ残念。