ICHIさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

2.4

期待外れだった。全編ワンカットが売りなのだろうけどゲームの画面を見ているみたいで、キューブリックの「突撃」の塹壕長回し移動撮影に見られた映画的興奮がこの作品にはない。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

新聞の映画評を読んだら私の好きな「とんでもない共同体に足を踏み入れた悪夢世界映画」で記事の評価も極めて高い。新聞の映画評はアカデミー賞と同じくらい信じてないけど、内容にそそられて劇場へ。「人混みは避け>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.5

緊張感のある映画。フランスにおける移民問題が、如実に描かれている。子供が1番の犠牲者であると同時に子供が1番怖く描かれる。

夜は千の眼を持つ(1947年製作の映画)

2.9

エドワードGロビンソンが予知能力者に扮する。この時代、彼は本当に色々な役を演じているが、何故か不幸な臭いがいつもする。

汚れた顔の天使(1938年製作の映画)

3.5

不良仲間の2人が聖職者とギャングになる、「キッズリターン」みたいな魅力的な設定。ボギーはこの頃は悪役でやたらと出てくる。ラストにギャグニーが不良少年更生のために神父に頼まれ、「死にたくないよー」と惨め>>続きを読む

潜行者(1947年製作の映画)

3.2

ボギーとバコール。顔を変える「フェイスオフ」的な作品。

脅迫者(1951年製作の映画)

2.8

ラオールウオルシュが脚本に参加しているらしいが、あまり印象に残らず。

弾丸か投票か!(1936年製作の映画)

3.1

エドワードGロビンソン扮する元刑事がハンフリーボガード扮するギャングの仲間として潜入操作。香港映画の元ネタテキストな作品。もっとハラハラさせて欲しかった。

歩道の三人女(1932年製作の映画)

3.0

ハンフリーボガードの悪役ぶりが印象的。幼なじみの3人の女性が不幸な大人になる。「ステファニーズ」という舞台劇をちょっと彷彿とさせる。

地獄の市長(1933年製作の映画)

3.1

とんでもない市長が市民を恐怖に落とし入れる話しかと思ったら、元不良の市長が不良少年たちを更生させるという熱血青春TVドラマみたいな内容だった。

赤い家(1947年製作の映画)

3.0

何か訳ありな感じのおじさんをエドワードGロビンソンが演じる。

おとし穴(1948年製作の映画)

4.0

さほど期待せずに観たらかなり面白かった。ディックパウエル扮する真面目な保険マンがふとしたことから若い女性と誤ちを犯してしまい悪夢のような泥沼に。ストーカー的な私立探偵役のレイモンドバーが怖い。この役者>>続きを読む

Gメン(1935年製作の映画)

2.5

ギャング映画としては緊張感と盛り上がりに欠ける。

ハウス・バイ・ザ・リバー(1950年製作の映画)

3.3

オープニングから殺人までの映像とか、水の質感とか、流石はフリッツラングと思うけど、人物像が単純すぎるのと、エンディングがあっけなさすぎるところに不満が残る。フリッツラングは裁判の場面がない作品の方がい>>続きを読む

白熱(1949年製作の映画)

5.0

こんなハイテンションで狂った映画は滅多にない。グイグイ引き込まれてラストの凄まじさに呆然となる。

デッドラインU.S.A.(1952年製作の映画)

3.0

タイトルのイメージからギャング映画かと思ったら新聞者の話しだった。スピルバーグの「ペンタゴンペイパーズ」なんかもこの作品に影響を受けているような気がした。

犯罪王リコ(1930年製作の映画)

2.8

エドワードGロビンソンがギャングスターとして有名になるきっかけとなった作品。ギャング映画としては平凡な出来。

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

3.6

ロッドスタイガーの下品な感じとジェームズコバーンのクールな感じがセルジオレオーネ的で◎。メキシコ革命の挫折感が底流になっていて、イタリア、スペイン、メキシコ的な汗臭さと叙情が漂う。

明日に別れの接吻を(1950年製作の映画)

3.1

山田宏一が高く評価している犯罪映画だけど、「白熱」なんかと比べてジェームズギャクニーの悪役ぶりが物足りない。

影なき殺人(1947年製作の映画)

3.2

エリアカザンらしい社会派犯罪劇。神父殺しの容疑者裁判に政治、選挙、金などが絡む。Jリーコップが頑固な刑事役で出演。

化石の森(1936年製作の映画)

3.2

「風と共に去りぬ」のアシュレー役のレスリーハワードが、「何がジェーンに起きたのか」のベティデービスに夢を与える。砂漠の中の一軒家で繰り広げられる舞台劇っぽい映画。

前科者(1939年製作の映画)

3.0

主人公の弟役でウィリアムホールデンが出ていてびっくり。ジョージラフトとハンフリーボガードの「夜までドライブ」のコンビでやっぱり犯罪に転落する報われない物語。

暗黒への転落(1949年製作の映画)

3.0

ニコラスレイらしい不良少年と不幸な少女との出会い、結婚、悲劇は「夜の人々」を彷彿とさせる。オープニングのスピーディーな演出、クローズアップも見事。だけど、法廷のシーンが退屈なのは、説明に終始しているか>>続きを読む

犯罪博士(1938年製作の映画)

2.5

エドワードGロビンソンが研究のために犯罪を繰り返す博士を演じる。ハンフリーボガードやワードとボンドが出ているが平凡な出来。

女囚さそり 701号怨み節(1973年製作の映画)

3.0

シリーズ第4作。田村正和が学生運動くずれを昭和臭さたっぷりに演じる。敵役は細川俊之。やっぱり2作目が1番いい。

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

1.0

最低の映画。寅さん名場面集をテレビ東京で見たほうが100万倍まし。付け加えられた今のエピソードが何一つ面白くない。

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.9

相変わらずの淡々としたユーモア、絶望感、暖かさ。登場人物との距離感がいい。日本料理屋を巡るエピソードもおかしい。

静かについて来い(1949年製作の映画)

3.7

リチャードフライシャーの異常犯罪もの。雨の質感、ラストの工場の殺伐とした感じが素晴らしい。

不審者(1951年製作の映画)

3.9

学生時代の知り合いの警察官の男と偶然さいかしたラジオアナウンサーの妻の悲劇。ラスト、ラスベガス郊外の砂漠の荒屋まで行き着くうらぶれ感ごすご。

生まれながらの悪女(1950年製作の映画)

2.8

ニコラスレイということでシネマヴェーラまで観に行ったけど、印象の薄い作品だった。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.8

オープニングのファンファーレを聞きたくて観ちゃったけど、いつのもアレの繰り返しでもうご馳走様、これ以上食べられません、という感じ。

刑事マディガン(1967年製作の映画)

3.3

ドンシーゲル➕リチャードウイドマーク。それだけで満足。

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

3.9

サイレン映画的な字幕、動きのギャグ、太った女性、不幸な女性を助ける、従来の作品を踏襲しつつ連続殺人犯という悪役を演じるチャレンジ精神。

魅せられて(1949年製作の映画)

3.8

マックスオフュルスらしい階段の長回しとか、ロバートライアンの転がすビリヤードの球とかピンボールとかが映画的で心地よい。

暗い鏡(1946年製作の映画)

2.2

双子の姉妹の殺人事件、という設定は魅力的なんだけど、なんか話が盛り上がらない。