高木展さんの映画レビュー・感想・評価

高木展

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万引き家族(2018年製作の映画)

3.0

暗めのながら、どこか暖かい雰囲気は好み。

が、主要登場人物にほぼ均等にスポットが当てられていたため、深掘りが足らず、若干消化不良な感じ。

3-4x10月(1990年製作の映画)

4.0

引き算の演出。『映画は見るもの』。飛んだ場面は、こちらで想像する。

想像できるか否かで好みがわかれる作品。

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

リアルな生活感の中に、うまくポケモンが溶け込んでいて、
幼い頃に思い描いた世界と近く、なんだか嬉しかった。

ストーリーは時間の関係なのか、巻きが多かったが、筋は通っていたと思う。

もう少し、主人公
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーではないので、脚色も入っているだろう。

しかし、自分が産まれる前に死んだフレディのリアルを感じた。

本当はニュアンスが少し違うかもしれないけれど、数々の曲や歌詞込められた思いは、こ
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欲望という名の電車(1951年製作の映画)

4.5

独特の言い回しや間の取り方はこの時代の良さなのだと思うが、自分には合わないので、1.5倍速で観てみたらとても面白かった。

人間関係や、心の機微がスッと入ってきて、登場人物が人間くさくて見応えがある、
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

要素がたくさんあって観るものを飽きさせない作品。

良い人も悪い人も、魅力的。
魚人のビジュアルにそこまで嫌悪感はなかったが、猫好きなので、そこはちょっと不満だった。

完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

4.0

羨まれる天才の裏側。

当時熱狂していた人、利用しようとしていた国は、主人公の内面など微塵も気にしなかったのだろう。

それは、現代の事象でも同じかもしれない。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

4.0

原作が好きで映画も拝見。
可愛らしく、それでいて浅すぎず深すぎず、ちょうど良い作品。

無駄に悩むこともないし、退屈なところもない、見終わって素直に朗らかな気持ちになれました。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.0

地元を離れた人には刺さる部分は多いのではないだろうか。

詩を映画化したと知っているか知らないかで見方が変わる作品

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

いつだって気付くのは遅い。

でも遅くなかったと思えた時、自分らしさが見つかるのかもしれない。

外的の影響で、内的に壊し、新しいものがわかる

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

何も無駄がない映画だった。脚本も、キャラクターも演出も。

過去の嫌な記憶は、葛藤を乗り越えて、成長するために必要なものにできる、という命題は沢山あって、取って付けたような辛い過去がある映画は乱発され
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

4.0

素晴らしいダイアローグ。

言葉と感情、そして余白があれば物語は面白くなる。

セーラー服と機関銃 卒業(2016年製作の映画)

2.0

家で友達と見たが、友達は途中で帰った。

橋本環奈、可愛いね。

スナッチ(2000年製作の映画)

5.0

お洒落で格好良くて面白い。

三回見て、三回飽きなかった。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.5

想像力の美しさと残酷さ。

現実を元に素晴らしい世界を形作る力であり、現実から逃げる手段でもある。

救いもするし、堕としもする。

ただ、想像することだけが幸せならば、それはとても切ないことだ。

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.5

おそらく、原作を先に読んでいれば嫌いであっただろう。

良くも悪くも、現代的だった。
世の鬱屈は50年経っても変わらなかったようだ。

後半も楽しみに。

二流小説家 シリアリスト(2013年製作の映画)

2.5


話は好きだが、演技は嫌い。

シリアルキラーやサイコパスの話を日本人ですると、どうも滑稽になることが多い。

自己主張が激しい役を演じるのは日本人じゃ難しいのだろうし、できる人は本当に上手い役者なの
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.0

他人になりたい、という欲は少しでも自信が欠けたことがある人なら思うもの。

皆んながみんなマルコヴィッチのことが大好き、なところが面白い。

さんかく(2010年製作の映画)

3.5

展開が予想外だった。

恋愛とホラーと純文学の合いの子かね。

トッツィー(1982年製作の映画)

4.0

人からの見られ方、それへの対応の仕方の大切さがわかる映画。

野太い声のヘイタクシー!

チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.5

素敵な没入感。

時代も国も違うのに、主人公と一緒に自分もその場で謎解きに参加している感覚。

過剰なBGMがなく生活音が殆どなのも一役。

ラストで遣る瀬無さを十分に感じたならば、それはもう自らもあ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

演出と構成が素敵。

こういう人いるいる、とか
こういう事あるある、とか
こういう事したい、とか
こんなもんだよなぁ、とか
思う映画。

モンスターズクラブ(2011年製作の映画)

3.0

人の潜在的なところを突いて来る台詞たち。

孤独や破壊衝動をあぶり出すが、この話の中でそれらは解決しない。

そのもやもやが自分にとってどうであるか。
私は、解決してほしかった。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

思春期の人を馬鹿にする、見下す気持ちがリアルに描かれている。

共感、懐かしさ、痛々しさ。

20代には多く刺さりそう

ゴーストスープ(1992年製作の映画)

3.5

ふわふわとした優しい話。

昔作られたものだが、
岩井俊二監督作品としては新鮮だった。

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

男性女性、子供がいるか、結婚しているかなど、それぞれの立場で感じ方は変わるのでないか。

『子育ては男の免罪符』の解釈がキーだと思った。

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