暗めのながら、どこか暖かい雰囲気は好み。
が、主要登場人物にほぼ均等にスポットが当てられていたため、深掘りが足らず、若干消化不良な感じ。
引き算の演出。『映画は見るもの』。飛んだ場面は、こちらで想像する。
想像できるか否かで好みがわかれる作品。
このレビューはネタバレを含みます
リアルな生活感の中に、うまくポケモンが溶け込んでいて、
幼い頃に思い描いた世界と近く、なんだか嬉しかった。
ストーリーは時間の関係なのか、巻きが多かったが、筋は通っていたと思う。
もう少し、主人公>>続きを読む
ドキュメンタリーではないので、脚色も入っているだろう。
しかし、自分が産まれる前に死んだフレディのリアルを感じた。
本当はニュアンスが少し違うかもしれないけれど、数々の曲や歌詞込められた思いは、こ>>続きを読む
独特の言い回しや間の取り方はこの時代の良さなのだと思うが、自分には合わないので、1.5倍速で観てみたらとても面白かった。
人間関係や、心の機微がスッと入ってきて、登場人物が人間くさくて見応えがある、>>続きを読む
要素がたくさんあって観るものを飽きさせない作品。
良い人も悪い人も、魅力的。
魚人のビジュアルにそこまで嫌悪感はなかったが、猫好きなので、そこはちょっと不満だった。
羨まれる天才の裏側。
当時熱狂していた人、利用しようとしていた国は、主人公の内面など微塵も気にしなかったのだろう。
それは、現代の事象でも同じかもしれない。
原作が好きで映画も拝見。
可愛らしく、それでいて浅すぎず深すぎず、ちょうど良い作品。
無駄に悩むこともないし、退屈なところもない、見終わって素直に朗らかな気持ちになれました。
地元を離れた人には刺さる部分は多いのではないだろうか。
詩を映画化したと知っているか知らないかで見方が変わる作品
いつだって気付くのは遅い。
でも遅くなかったと思えた時、自分らしさが見つかるのかもしれない。
外的の影響で、内的に壊し、新しいものがわかる
何も無駄がない映画だった。脚本も、キャラクターも演出も。
過去の嫌な記憶は、葛藤を乗り越えて、成長するために必要なものにできる、という命題は沢山あって、取って付けたような辛い過去がある映画は乱発され>>続きを読む
素晴らしいダイアローグ。
言葉と感情、そして余白があれば物語は面白くなる。
想像力の美しさと残酷さ。
現実を元に素晴らしい世界を形作る力であり、現実から逃げる手段でもある。
救いもするし、堕としもする。
ただ、想像することだけが幸せならば、それはとても切ないことだ。
おそらく、原作を先に読んでいれば嫌いであっただろう。
良くも悪くも、現代的だった。
世の鬱屈は50年経っても変わらなかったようだ。
後半も楽しみに。
話は好きだが、演技は嫌い。
シリアルキラーやサイコパスの話を日本人ですると、どうも滑稽になることが多い。
自己主張が激しい役を演じるのは日本人じゃ難しいのだろうし、できる人は本当に上手い役者なの>>続きを読む
他人になりたい、という欲は少しでも自信が欠けたことがある人なら思うもの。
皆んながみんなマルコヴィッチのことが大好き、なところが面白い。
人からの見られ方、それへの対応の仕方の大切さがわかる映画。
野太い声のヘイタクシー!
素敵な没入感。
時代も国も違うのに、主人公と一緒に自分もその場で謎解きに参加している感覚。
過剰なBGMがなく生活音が殆どなのも一役。
ラストで遣る瀬無さを十分に感じたならば、それはもう自らもあ>>続きを読む
演出と構成が素敵。
こういう人いるいる、とか
こういう事あるある、とか
こういう事したい、とか
こんなもんだよなぁ、とか
思う映画。
人の潜在的なところを突いて来る台詞たち。
孤独や破壊衝動をあぶり出すが、この話の中でそれらは解決しない。
そのもやもやが自分にとってどうであるか。
私は、解決してほしかった。
思春期の人を馬鹿にする、見下す気持ちがリアルに描かれている。
共感、懐かしさ、痛々しさ。
20代には多く刺さりそう
ふわふわとした優しい話。
昔作られたものだが、
岩井俊二監督作品としては新鮮だった。
男性女性、子供がいるか、結婚しているかなど、それぞれの立場で感じ方は変わるのでないか。
『子育ては男の免罪符』の解釈がキーだと思った。