kjmさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.1

穏やかで紳士だった主人公スティーブンの言動がだんだん荒くなっていく感じや、マーティンが増長していく様などヒリヒリした緊張感があったが、結局、マーティンに何でそんなチカラがあるの?というところがクリアに>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

壮大な自然と明るい空、優雅な音楽と牧歌的な空気で脱色されたカルトコミューンの恐怖。

ダニーのキャラクターが他人に騙されたり手玉に取られたりする典型的なタイプなので、最初からそうなるのは予見できたし、
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ボーイ(2010年製作の映画)

3.5

おまえは「卵だ」。
ボーイは弟のロッキーをそう呼び、親父はボーイをそう認識して、そして親父も結局はそうだった。

誰もが何者かになろうとして焦り躓く。でもそこからがスタート。そんな人生訓を軽やかに描く
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

頭から90年代のMV感があったが、最後にそのまんまのをブッこんできてめちゃエモかった。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.6

おっさん版ジョン・ウィックやん!

この人の出自とブチギレた理由がよくわからないままに終わったけど、強いおっさん(そこまで強くない)が家族を守るために暴れ回るというシンプルで短く纏まったストーリーは良
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イーグル vs シャーク(2007年製作の映画)

4.3

癖のある女と癖の強い男のラブストーリー?オタク男の復讐劇?
それにしても、あまりにユルい。が、そこが良い。
ナポレオンダイナマイトのような雰囲気。と言えば伝わるだろう。

特に大きく物語が動くわけでも
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.4

なんだか他の人たちとは意見が逆のようだが、自分は1より面白いと思った。短い時間でテンポよくさくさく進んでよい。
ヴィランの2人(特に女の方)に魅力がないのでどこか盛り上がりに欠けたが、ファニーでアホな
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ノンストップ(2019年製作の映画)

3.3

特筆すべき点はないが、悪い点もなく、短い時間にわかりやすく纏まっていて良かった。

トップガン(1986年製作の映画)

3.1

とにかくイケメンでやることなすことキマってて天才なマーベリック=トム・クルーズのキャラが立ちすぎているからなのか、他のキャラクターが弱い。だから、美人教官と両思いになろうが、親友が死のうが、上司が隠さ>>続きを読む

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.7

うまく言語化できないのだけど、伝えたいメッセージはちゃんと受け取れたと思う。

劇場版 Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産(2021年製作の映画)

3.3

三つ巴、四つ巴で、利害関係によって手を組んだり裏切ったりと転々する感じは良い。

劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター(2019年製作の映画)

3.2

TV版とどこがどう変わったのか比較していないのだが、放映時はよくわからなかったストーリーが今ならすんなりとわかる。
ただそれは、再編集された映画版がわかりやすくなったわけではなく、解説を読んで観ている
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ミス・ギャングスター(2010年製作の映画)

2.6

なんかこう、一本通した筋、軸がなく、ツギハギな印象。

エンド・オブ・ザ・ワールド(2012年製作の映画)

3.3

ラジオから「3週間後に地球滅亡」のニュース、そしてビーチボーイズの「素敵じゃないか」というイントロダクションは珠玉。

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.5

前作のような大どんでん返しを期待していたので肩透かしを食らった、と思ってたら最後に畳み掛けてきて、やっぱたいしたものだ。
ヒューマンドラマとしてもよくできていた。

蛇足ながら、三浦春馬、竹内結子共に
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

3.1

終わった物語の墓を掘り起こして時間伸ばしをしただけの商業作品。ファン向けサービス、同窓会としては悪くはなかったと思う。

コードギアス 亡国のアキト/最終章 愛シキモノタチヘ(2016年製作の映画)

3.3

血生臭い拠点防衛線の描写や、形而上学的展開で、まるで旧劇エヴァのような魅惑があった。
だが、シンの最後やエピローグはベタなところに着地してイマイチだった。
また、自分の読解力が悪いのか、シン(そしてそ
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コードギアス 亡国のアキト/第1章 翼竜は舞い降りた(2012年製作の映画)

3.1

本作ではKMFがCGとなっており、ヌルヌル動くが、いかんせん動きすぎで目が疲れる。

あと、TVシリーズでもその傾向はあったが、さらに輪をかけて女性キャラの胸が異様に大きかったり、大多数が谷間を見せて
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コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道(おうどう)(2017年製作の映画)

3.8

初見者目線に立つと理解不能や混乱も当然だと思うほど端折られている。が、一度テレビシリーズを見ており、復習と割り切っていたからあまり気にならなかった。

完璧な他人(2018年製作の映画)

3.3

久しぶりに集まった幼馴染とその妻たち。
ふとした気まぐれから、自身の携帯電話に送られてくるメール、チャット、電話をすべて公開する、というゲームを始めるーー。

それぞれが隠していた秘密の程度に差がある
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.1

ゲイリーがネタバラシしてエンディングにすればよかったのに、その後のパートが蛇足。脚本がないそれが一番脚本がっぽいご都合主義に終始していてこれまでの流れからしても浮いているし白けてしまってダメだった。>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.5

マ・ドンソクの存在感とアクション以外に良いところがないなと思ってたら、意外な展開になって、さらにああいうラスト。最終的に満足できた。
ただまぁそれもマ・ドンソクなのだから、彼ありきな映画ですよね。

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.3

途中までは良かったけど、後半に外連味を出してきて「う〜ん」となり、ラストにボタン押しちゃった所で大きく評価を下げた。気持ちはわかるが……。

「ひと言謝ることがそんなに難しいのか」という科白は、本作に
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プッシャー3(2005年製作の映画)

3.6

前作、前々作にも登場したミロが主役。
年老いた裏社会のボスの哀愁が溢れるゴッドファーザーpart3的な作品。

物語は主に二つの場所を行き来する形で進む。一方は娘と共に過ごすパーティー会場。こちらでは
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プッシャー2(2004年製作の映画)

3.7

前作でフランクと名バディぷりを見せながら理不尽にボコられて唐突に退場したトニー(マッツ・ミケルセン)が主役。
チンピラなんだけど根はいい奴、思いやりが空回りする迷惑男、バカのジャンキー、を主人公にした
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.4

久しぶりに見たが、ちょうど一周回って今良い感じに聞こえる音楽が散りばめられている。鳴らすタイミングも、いかにもレフン、という感じ。良い。

2や3と違って主役があまりはまらず(キャラクターはいいけど、
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.1

「プッシャー」と「マジカルガール」を足して割ったような印象。
そこまでオシャレでも悲劇的でもないが。

鋼鉄ジーグ要素がうまくハマっていないし、手に入れるスーパーパワーもスーパーって程ではない微妙なパ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.4

ハサウェイがプレイボーイ、ギギがエロい。

こんなにしっかり人視点の市街地でのMS戦を描いたのは今まであったっけ?
テロ/戦争の恐ろしさが伝わってきてよかった。

クスィーの起動やファンネルミサイルぶ
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.6

ありえないことが起きてそれが続く。もろファンタジー。手法としては。

テーマは、ベースボール。家族。大規模農業。自由。夢。古き良きアメリカ。

「来たい人は誰でもここに来れる」と、物語がさらに大きく広
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ブラッド・ファーザー(2016年製作の映画)

3.8

昔ワルやってた親父が愛娘のためにマフィアを相手に大立ち回り。

メル・ギブソンが砂埃舞う中でバイクを駆り銃をぶっ放す様はそれだけでテンション上がったし、愛する(馬鹿)娘のためなら何だってするっていう親
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